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あなたからLCVEというものをもらった
なんですか
ときくと
かけちゃった
とあなたはにがわらいした
よくみるとそれはLOVEのOがかけているものだった
どおりであなたがさいきんかえり ....
会ってご飯食べてチューしてそれから
恋人になりたいって
言われても
さらさら流れる感情をどこかでせき止めて
今日から恋人だなんてどこかおかしい
ちゃんちゃらおかしい
自然に恋人になれないの ....
きみに出会ったとき
完全
息
取られた
きみに会って
1542日間
僕は呼吸をしていない
〔3月の風〕
風上に向い口を開ける
口の中を短い鼓動で回流する風は
粘膜を乾かすことをやめようとしない
〔幼少の頃、〕
「この子は他の子より唾液が多いみたいで」
母は決まっ ....
きょう、は
明るめの服を着て
ほのかに染まっていく
午後に立っています
炭酸飲料のはじけるビンの底
向こう側が、揺らいで
私の午後も揺れます
クロール、ビンの中を
眠り ....
昼起きると
荒川線が
がたんごとんと
走っていて
もともと何もないところへ
いれものを置いても
いれるものはないので
からっぽのまま
でもせめていれものを置こうと
必死に壁を破り
ドアをこじ開け
トンネルを掘る
そこになにかがあるのだ ....
この冬 もっと寒くなればいい
私は心をにぎりしめて
せいいっぱい凝縮して
限界まで純度を高めたら
その想いを 一粒の
深く 深く輝く 言葉にして
あなたに届けられた ....
君がふと
だまりこむだけで
私は遠くへとばされる
沈黙という名の遠心力によって
私は遠くへとばされる
空のくちびるのまわりを
たくさんの魚が泳いでいる
曇の奥の曇に染まり
行方は次々とひらいてゆく
涸れ井戸を囲む湖に
金属の破片が降りてきて
細い道のあつまる道に
....
夜中にふと
トイレに行きたくなる
でも起きられない
ほんとはまだわたしは眠ってる
暗闇のなか
いろんなことを思い出す
並列した思い出たち
クリックしたらすぐ次のページに行くよ
かな ....
たったひとつも
あなたを連想させるもの
を
のこさないまま
あなたは
去っていった
流砂にかざす
わたしの左手
の皮膚に
規則正しい、起伏
風、止んでなお
砂は散り
水 ....
月に願いました
星に願いました
天に祈りました
神に祈りました
何を願い
何を祈ったのか
忘れてしまいました
君に出会って
もうどうでも良くなったからでしょう
スプーンに 乗っている
人待ち指
のぞきこんでは
大きな眼ばかり
いたずらに
一周させて
どうしても
のみほしてしまいたい
ポーズは
さっき
はじめた
大粒の涙が
ちんまりと正座して
嗚咽をこらえ
ぽろぽろぽろぽろ
反省している
それを見ていると
ついつい
ついつい
よかよ
もう、よかよ と
ぼろぼろになって
頭をなででしま ....
娘よ
すまない
おまえが初めて空気を吸った時も
おまえが冷えた
つま先抱えて
泣いていた時も
25年間
父さん
おまえにとって
死んでいたのだろう
混んだデパートで ....
苦い
ひかりがやわらかに
そのまま
ゆれるカラダの中
あなたに
ねぼけて
述べるまちがいさえ
ただしさを
からみほどく
そんなことが
あなたのいびき
鼻くすぐる
さ ....
紫さんから見た
僕の瞳は
紫色
黄土くんに聴こえた
僕の声は
黄土色
臙脂ちゃんが読んだ
僕の言葉は
臙脂色
乳白さんが触れた
僕の涙は
乳白色
....
おなかが空いたら
君の笑顔を食べて
満腹なはずなのに
どうしてだか口が淋しい
たまに、
一番聞きたい事が
一番聞けない事だったりする。
たまに、
一番したい事が
一番出来ない事だったりする。
たまに、
一番大切な事が、
一番足りない物だったりする。
....
僕 鬼はやらないよ
僕 隠れている方がいい
僕 呼ばれても返事しないし
僕 うまく隠れるもん
「君!お尻が見えてるよ!」
「えっ!ほんと!?」
「みーつけた・・・」
....
私の小指は、
外側にすこし反れている。
あなたの小指は、
内側にすこし反れている。
くっつけると
ピタッとはまる。
私たちは
照れて笑う。
こうこう みお とぎり
かけ め まゆ しぶき
こくうり くち つむり
ほされる ゆび のさき
きりなみ ほほ さすり
もえいる くさ わだち
くちぶえがきこえた
まだうまくはしれない
こいぬのよこで
のんびりはしれ
ってうたってた
くちぶえがきこえた
やくそくをわすれた
おもいでのかいだんで ....
君への思いを
100個以上の言葉にして
僕の伝えられるだけの気持ちを
精一杯の言葉にして
言葉で足りない部分は
文字にその思いを込めて
手紙にしたよ
バカみたいに大口を開けている ....
あなたは遠くを見てるから
わたしは何を見てるのか
あなたの横で当ててみる
「空」
「・・・(無言。恐らく、ブッブーの意味)」
「鳥」
「・・・(無言。恐らく、ブッブーの意味)」
....
月の左側半分を一晩預かるから
朝になったら返そう
お日様におはようを言い
お月様におやすみを言い
半分を返したら
僕の拡散を繋ぎ止めておいて
夜の
世界が
暗転し
空の
....
星砂の夕べ
ファクスからでてきた
きみが
あんまりうすっぺらで
それはそれは
過日の約束ほどに
ぺらぺらだったので
ぼくは
受信エラー。
とだけ 書いて
南の窓から ....
ボクのこころに
君をしのばせ
月夜の草原を
駈けていこうか
カンガルー・ポシェット
君が
さむいよ、
なんて言わないように
幾重にも
大事に抱きしめて
君がさむくなかったら ....
逢いたさは
距離に比例する
忙しさの倍数である
ひとりの夜には
二乗される
愛情という
未知の定数を持つ
この方程式を解きなさい
飛行機も
新幹線も使わずに
....
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