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真っ赤な帽子をかぶって 
自転車に乗って
川沿いを走る
そのあとには
くちづけだけが残る
彼女は 詩だから

彼女は 詩だから
窓辺にアリスとかハートのクイーンを飾る
 ....
グスターフは 静かに 時を 待って いた

湾口の 砂州は 彼の ふるさと で

きょうは どうしてか

鼓笛隊が 空を 横断 して ゆくよう だった





お ....
古い家の
納戸の隅とか仏壇とかに
小さな暗やみがいっぱいあったけれど
おばあさんがいつも座っていた
土間につづく台所にも
深い暗やみがあった

その暗がりに何があったのか
覗いたことも ....
「あれ、あれあれあえ!?あれ、モモンガーじゃね?」

「あ、ホントダー、モモンガーラ!フゲー!モモンハーフゲ!」

「ちょちょちょ、ちょっと、オコーネル、向こうから廻って、
     ....
戦争に行ったら
兄は変わってしまいます

精神がガクっと
音を立てて

おい、大丈夫だから来い

なんていう力強い言葉を跳ね除けてしまう


幼くして病を戦った
そんな ....
一筋の夢
指で先を足していく
空には届かない
私の背伸びでは届かない
そのまま
ぷつん と途絶えた
音信

首元がさむざむするから
結っていた髪を切った
ただそれだけのこと
今朝 ....
私がここで
見上げた魂は
小麦色の女の子に

吸い取られちゃう
くらいに軽いんだけど
だけどそれで
ピュアにもどる

この道が
続くなら 
泣いた子供が母親を 呼ぶ声で

 ....
バイクを買って一年が経って
初めて後ろに乗せるのは彼女がいいとかなんとか
妄想していたのに結局
バイト先の28歳のおんなのこを乗せている
今日も一号線は真夜中です

28歳のおんなのこはし ....
毒薬のような願望を散りばめた、
陰茎の夕暮れが、
いちじく色の電灯のなかで燃え尽きると、
ようやく、わたしの夜が訪れる。

静寂をうたう障子は、わたしのふるえる呼気で、
固く閉ざしてある。 ....
な ぐ り...

名栗村 そして 澤

やみ夜を 求めずとも えられる

その 名まえを 記す ことは

もはや うたの なかの 出来事

うたに 遊ぶとき それは  ....
コップに水を満たす


ごくり
夜のなかにひろがる
水域


遠い水を飲みこんでは吐き出す
夢のそとへ
背泳ぎで渡る


水が満ちる
遠くまで水が満ちる
とう ....
ポーチの中には大切なものがいっぱい
チャックが壊れたのを人のせいにするのはもう嫌
その澄んだ目には青がお似合い
君に光を そう誓うよ

小さい頃の思い出はどうしても消えない
あの星を君のた ....
かばんを一つだけ持って
やって来たのはさびれたバー
水を恵んでもらおうと
立ち寄ってからもう7日

クツはとっくに無くなったし
国もとっくに無くなった
埃が風で集まるように
なぜかこの ....
こんなことがあってね
あんなことがあってね
生活がどうにもならなくてね
愛した人と別れてね

こんなことができなくてね
あんなことが叶わなくて
考えに来たんだ ....
結局ここまで21人の女の子と付き合い同じだけ別れた
俺は気にいった赤ワインを何本か手にしていた
皆、個性的でチャーミングだった
どの子も自分の人生を目一杯に楽しんでいるように見えた
残念 ....
動きが止まりそうで 怖い
僕はまだまだ動いているうちにやらなければならない、
そんなものしか抱えていないのに
止まったら駄目だ

止まっては駄目だ


初夏の日々
夜に溺れそうな ....
半ば くらい世界を 見たよ... と

おもい あがった 少年

トマは 12歳

素もぐりで もぐっては

金の さかなや 銀の 貝を すなどった

伸び あがった  ....
シオリちゃんは わたしを見つけるといつも
はじめまして、と言う
わたしも はじめまして、と言う

たくさんいっしょに遊んでも
次の日には わたしのことを覚えていない
でもシオリち ....
埒もない想いに身を委ねてしまうのは
この季節特有の気紛れと

触れて欲しい

昨日までのわたしを脱ぎ捨てた
わたしのこころに
この瞬間に生まれ変わった
わたしの素肌に

季節は夏
 ....
その日 あなたの放った絶望が
初めて 少年院へ 向かった

薬を噛んで 拘束具をはずす
それは超能力のようなもので

さすがに信じるか信じないかは自由なんてそんなこと言ってる奴だよ ....
僕達は歩いてやってきた。
今日、この瞬間を共有するために。
ラジオからは素敵な音楽が流れていた。
ジョンレノンが歌ってる。imaginだ。
小さなポータブルラジオを囲んで、みんな泣いていた。
 ....
足元の道をたどればそのうちどこかに行き着くのだろう
歩け
雑音に音楽を見出すのなら偶然は必然になる

トリートメント

手のひらに香油を摺りこんで神託を授かる
祭司階級に生まれたる者の宿 ....
まどろみを さめたり もぐったり

白日の 季節の かいなの なか

体力は うばわれ

けだるさに 眠って

窓を 吹いて くる

れもんの 風との トランスファー  ....
六月の湿度が肩に降りつもる
いつかの唇のように柔らかくあたたかく
黒髪にからみついた結晶
はじけて香る 夕立

銀色の坂の向こう
ちいさな教会の鐘の音がする
ふいに横切る上りの急行
 ....
今日は、スタジオにモモンガーさんを御呼びしています

伝説のモモンガーさん、こんにちわ

「うぅぉふ」

さて、今日は色々聞いていきたいと思っているんですが、、
さっそく、視聴者 ....
ほとんどの人は、もう
溺れているの
誰も気づいていないだけ

澄んだ指さきが
アルカディア、と答えて
空の一角をさす
新しい風景、新しい秩序
それは
見たことのない宇宙

(行け ....
晴れた休日の朝
シャベルで宙を掻いている男に出会った
都会の街中の少しだけ開けた場所
陽光は空気中の水分に乱反射し
景色に鮮やかな色を落としていた
平和すぎる風景の中
男はシャ ....
ぎんいろの折り紙で
鶴を折る

ぎんいろ
それは
わたし自身を惑わす窓辺の色合い

ぎんいろの街で
あなたとの足跡を探してしまう
例え人違いだったとしても
あなたに良く似た後姿に
 ....
地下道で出会ったあの子は
身体の周りに薄赤い魚を
泳がせていた

着ていたのは薄い綿のシャツで
ローリングストーンズの唇 臆面もなく舌を
突き出していた

タンゴのリズムで十まで数 ....
サチ子先生は
理科室でメダカを飼っている
先生の白くて細い指が水槽に触れると
メダカは狂喜して泳ぐ


メダカは十六ぴきいる
一ぴきずつに名前をつけたいの
クラスのみんなの
と先生は ....
たちばなまことさんの自由詩おすすめリスト(1351)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
くちづけ- 水在らあ ...自由詩30*07-7-8
空中の_地上の_ものたち- モーヌ。自由詩19*07-7-6
夏は、山の水が澄みわたるので- yo-yo自由詩16*07-7-6
モモンガーの唄_第6回- 那津自由詩407-7-5
その名は馬の名で突撃隊だ- 那津自由詩3*07-7-5
音信- ku-mi自由詩16*07-7-4
優しい人よ_愛を歩め- 那津自由詩507-6-30
タンデム- haniwa自由詩207-6-30
停泊する夏- 前田ふむ ...自由詩23*07-6-29
誘われし澤の奥で- モーヌ。自由詩17*07-6-29
水域- yo-yo自由詩9*07-6-29
child- cass自由詩2*07-6-28
バックドロップ・カフェ- 自由詩307-6-28
そんな世界- 水在らあ ...自由詩32*07-6-27
妄想世界朗読旅行・ニース〜フランス編(南フランス鉄道)- 馬野ミキ自由詩907-6-27
トライアル- 那津自由詩407-6-26
海の児のうた- モーヌ。自由詩16*07-6-22
シオリちゃん- 藤丘 香 ...自由詩58+*07-6-22
- 恋月 ぴ ...自由詩43*07-6-21
ペガサス_1- 那津自由詩607-6-20
あらゆる方向に無限大- rabbitfighte ...自由詩10*07-6-17
即興情熱- rabbitfighte ...自由詩5*07-6-17
ランドサット- モーヌ。自由詩21*07-6-15
六月の湿度- ku-mi自由詩17*07-6-13
モモンガーの唄- 那津自由詩307-6-12
アルカディア- 佐野権太自由詩27*07-6-11
空を掘る- 朝原 凪 ...自由詩5*07-6-10
ぎんいろ- 恋月 ぴ ...自由詩59+*07-6-9
ピアソラ- Utakata自由詩507-6-9
メダカ- yo-yo自由詩13*07-6-8

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