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髪を 切った 襟足の ひみつ から

娘たちは 飛んで ゆくと いう

純朴な 神話が 解かれて いる

風祭を 孕んだ {ルビ帆用飛行艇=はんようひこうてい}の 陶酔は

 ....
わたしたち
流れて
真夜中の水になる
あなたの喉をやさしく潤して
そっと
夢の中にしのび込む


水は落ちてゆく
あなたの肩から腕をなぞり
そして
温かな水の中へと
導かれて
 ....
無音なんて瞬間はない
なんていったのは4分33秒のジョン・ケージか


見上げる路線図に刻まれた黄の疵は
痺れ絶えた僕の海馬を流す距離の苦厄紋様だ


ほら
見てみろよ
さ ....
新宿を追い越して夜が廻る
整頓された宇宙

小麦色のウサギを探すが
大抵は気の強いものに護られている

バッティングセンターからチンピラの声が聞こえる

宝石売りが乞食に餌をや ....
アンドロイドになるのは容易い




くだらねえ、というなら
くだる人間になれよ馬鹿だな
愚かとかももー安っぽくて
足りない
足りないから100万回くらい言うよ

でもそ ....
ロッキングチェアーにもたれた
揺れて、揺られながらも
パパに貰った上手い生き方
が、出口を求めている

夜の内、網戸の向こう側
君の描いた闇、に似た闇が
すそを広げていく
 ....
ずっと向こうの
そのまた ずっと向こうの
背中の海で
泳ぐひとがいる


しずかな潮がつぶやいている


わたしたち
泡ぶくだったのね
小さな水とたわむれて
いつか
生まれた ....
アンドロイドになるのは容易い


右足から、脱却

酸素すらも、
身体を通れば純粋でなど
いれないのだから
僕らがプラトニック、で
在り続けられるはずはない

ので、 ....
銀の鱗たちの抱擁に
十重二十重に被覆されたまま
世界の深奥に 沈むもの



嵐 過ぎて後
マンホールの隙間より聞こえる
ゆるやかに 鼓動するもの



いつか伊太利亜 ....
アンドロイドになるのは容易い

毎朝 世界にいざ、入獄
反復する彼の言葉だけ持参

雨ざらしの秘密
振りながら縺れる水、を笑う


時に大きくうねる
波、それからプラト ....
僕は生まれつき両足があります

歩くことを簡単だと感じていた

僕には生まれつき両手があります

名前を書き

ウタを描きます

何も持っていなくても良い

風に

遠くの ....
無知は孤独を理解できない

彼は言った

私にはただ、昨日のキスのように思える
暖かい気がして、いいえ、それは確かに暖かいのに
温もりは消された

振り返って、それからまた ....
午後、1時からの洗濯
洗剤のにおい、
太陽が働く時間めいいっぱい
を、使って
潤い逃がす 洗濯物、たち

普段聞かない洋楽を
選んで轟音、飛ばすのは意識
心が帰ってこないまま
 ....
日常の破片が 通り過ぎる車を眺めている
日常の破片が 四角い空を見上げている
日常の破片が アスファルトの憂鬱を凝視している
日常の破片が 街路樹の根元で焦点を見失っている


 ....
君の言葉はまちがいなく真実なんだけれど
僕が目にした現実が全てを否定する



確実にこの想いは存在しているはずなのに
否めないありのままの宇宙の真理は 
梅雨空に本来の姿を映し ....
その本を開くと
ガラス玉のような星がこぼれました
しみだらけの古い本です


星を見失わないために
すべての星に名前が付いていました
本にはページがなかったけれど


ページをめく ....
5小節へ と

ベースラインの はずむ 弧線が

988 ヘクトパスカル で 吹いて

フィールドの 天半球と かさなって ゆく...

らぶ ばらっど

( 風乗り  ....
プラグマティズムを
食人種に与える
もぐもぐ、
益々、世界を成敗


有象無象、
思ひ解いて
改めて人口を計算

もぐもぐ、

人は浄土を前にしても
衝突銀河 ....
昨日の夜、ナポリタンを食べた

それは嘘です


本当はお豆腐を一丁食べて
日本酒を飲んだ

豆腐にライムとハーモニーを併せる

ギターに味噌汁とめざしで米を食う


 ....
兄弟達が助けを呼んでいる
僕は駆け出す
金持ちのようなダンスを踊る
止めて欲しい
この街でいつも孤独なアゲハチョウは風を浴びて天使を待つ僕の懐にいつも突然に
飛び込んでくるような錯覚 ....
まあるい泡を
ぷくりと吐いて
そっと寝床を抜け出す
水の流れは
暗いぶん少し冷たい
おびれとむなびれ
ぷるぷる舞わし
水草の間から
夜の空を見上げた

真昼の水面を
きらきら照ら ....
夜が放つ神聖さを模倣しただけの
薄っぺらな言葉に、
どうしてこんなにも
心を掻き乱されて、しまうのだろう


持て余している
誰かの足になりたい思い、と
震えてそっぽを向く頑な ....
 自我像を絵にして生きている
 ゴッホの生まれたオランダ南部のズンデルトで豊かな自然に囲まれて
 元々風景画を専門として描いていたが
 信頼していた精神科医の女性が死んでから
 精神医学を勉強 ....
耳に雨音
瞳に滴
触れるたび
肌はやわくなってゆく
身じろぎもしないで
硝子一枚に隔てられて
雨に囚われているのだろう

雨を除ける力など
もってはいないから
ここでじっとしている ....
濡れた緑で
夜空を見上げる
数秒後にこの星空が崩れてくるのを知っている
そんな目で
おまえは言う

なんて きれい

薄い唇は街の光を捉えて
俺はその前に沈黙して ....
「はい、みんな〜集まってください」

にゃ〜 にゃ〜
み〜
に〜に〜

「はい、みんな、そこに座ってね」

にゃ〜

「さて、では第二次水飲み場奪還作戦の布陣を発表します」

 ....
そこはかとなく

カオス から はじまる

巣箱の なかで 羽音が する

複数が 単数を 響きあう

羽音が する

とおく 草陰に 一軒の 廃屋...

誰かの ....
雨が降ると いつも
あまだれをじっと見ている
子どものままで
いまも


樋の下でふくらんで
まっすぐ地面に落ちてくる
あまだれ 一ぴき死んだ
あまだれ 二ひき死んだ
あまだれ い ....
俺はここでマネばかりをしているやつらに中指を立てた

紙に墨で文字を書いていくと
真夜中にどんどん溢れ出ていって
覚醒し始める
気付くと消耗が激しくてまいるよ、オコーネル


戦争地帯 ....
その日僕は水溜りを歩いた
誰かの言葉でもう世界を見上げたり
水分を求めたりするのは止めようとしたんだけど
やっぱり僕は水溜りを歩いた
兄の居る戦争地帯へと
手紙を携えて

詩人よ戦う事が ....
たちばなまことさんの自由詩おすすめリスト(1351)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ライトニン- モーヌ。自由詩22*07-8-3
流れる- yo-yo自由詩8*07-8-3
氷点下15度の灼熱- ムラコシ ...自由詩607-8-1
メモ- 那津自由詩507-8-1
ライフ- うわの空 ...自由詩3*07-7-31
あまのじゃく。- うわの空 ...自由詩5*07-7-31
背中の海- yo-yo自由詩9*07-7-27
ライフ- うわの空 ...自由詩4*07-7-26
千のベーゼ- ムラコシ ...自由詩7+*07-7-25
ライフ- うわの空 ...自由詩7*07-7-24
練習作- 那津自由詩407-7-24
前兆で泳ぐ魚- 那津自由詩707-7-24
アダージョ。- うわの空 ...自由詩3*07-7-22
日常の破片- ムラコシ ...自由詩4*07-7-22
現(うつつ)- ムラコシ ...自由詩7*07-7-22
星の本- yo-yo自由詩13*07-7-20
ぴえろ・ぎゃろっぷ- モーヌ。自由詩13*07-7-20
ごちそうさま- うわの空 ...自由詩5*07-7-20
ケダモノが隠れている- 那津自由詩4*07-7-19
僕は目を覚ます時にリズムをライムに乗せる日の龍だ- 那津自由詩6*07-7-17
碧い魚- LEO自由詩30*07-7-17
神経痛。- うわの空 ...自由詩6*07-7-16
自我像- 円谷一自由詩5*07-7-16
紅い魚- LEO自由詩34*07-7-15
賛美歌- 水在らあ ...自由詩31*07-7-15
台風の夜- 那津自由詩5*07-7-14
くちぶえ- モーヌ。自由詩18*07-7-13
あまだれ- yo-yo自由詩12*07-7-13
残像として- 那津自由詩3*07-7-11
オコーネルの唄- 那津自由詩3*07-7-8

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