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キスをしたい。どんな。夜の水滴のような。
短い呼吸と音楽。それは部屋かな。
きっと部屋だろう。個人的で親密な部屋。
わたしはきみと初めてだ。初めての夜。


窓は薄く部屋の明かりを消したら ....
もう幾日窓は閉じられたままなのか、もうどれだけ同じ回想と妄想を繰り返したのか、日付はかろうじて把握してはいたが、それが現実として自分の中で機能しているのかどうかについてはまるでわからなかった、思考 .... ギターが欲しい
自分の詩をお気に入りのコードにのせて
大衆の前で歌えたなら
どんなに気分がいいだろう

好きなことが何か
教えてくれた
いつか君と一緒に歌いたい

どうして空が青いの ....
突然の電話で私の詩を褒めちぎる
たまたま同人誌への掲載作品を読んで
ここがこう素晴らしくて感動しましたと

その批評は見事で褒められて嬉しくて
こちらもデレッとしてしたところで
この詩を多 ....
つたのお家は さびしいね
 枯れ葉が ほろほろ はだかんぼう


秋のお庭は さびしいね
 のこったアサガオ ひとりぼっち


月夜のデッキは さびしいね
 子猫が 母猫おも ....
リベラルだ保守だと何もできないまま一度しかない青春を
犠牲にして良い意味での自己主張をしてきた60代70代の方々は
すでに老害のフィルタに入っているにしても、
経験と財力によりAIを使いまだ変化 ....
とても静かな夜だから
閉じ込めた想いを少しだけ開いて
小さな声で歌おう
伸びやかに広がっていくアルトは
小鳥が囀ずるようなソプラノではない
ヴィオラの音色に合わせて

傷を負った白鳥は
 ....
崩壊し構築しまた崩壊し
渦巻く意識の視界の
奥深く沈み込みながら
より明るみ明るまされ
照らされ浮き出す光道の
明日にだけ向かい伸び拡がり
この肉身の今にも崩壊し構築され
何れ完璧に滅び ....
白くて水をたっぷり含んだような手

節の見えない長めの指

綺麗な淡色のマニキュア

カウンターに置かれたそれは
何か美しい生き物のように魅惑的で

コツコツ ....
右、心房に届く
夜明けの海を
寄せては返す
ブランコたち
知らない
光の
所在なんて

笑う唇の端に
救急車のサイレン
初めてキャベツを
買った日の静けさ
何も無い
 ....
あの頃はよかったって 
昔大人が言ってた

昔はよかったって
今は俺が言っている

便利さや手軽さは手に入れた
それでどうした どうなった

飾ることも隠すことも出来なかったも ....
かたい窓の桟に生えていた
新芽がやわく唸っている
幸福の一つも知らない
夕日の一端を浴びている

美しいものは無礼にも
わたしの瞳に棲みついた
それが滴って根をたぎらせて
舌を痺らせて ....
いったいどれくらいあたしを見失えばいい?
いったいどれくらい許せばいい?

あたしは自分を受け入れられない
でもそんなの嫌だ

今ではなく
過去のあたしを
護りたくて
今生きている
 ....
朝に外に臨めば
草木達の揺れ
ゆらゆらら
歩き進む足
ずんずんずん
吹き抜ける涼風
さやさやや
囀る鳥の声
ぴゅるぴゅるぴぃ

薄っすら陽が射すなか落ち葉が舞い始め
あれほど豊潤 ....
○「落毛」
ワイフがいう
毛があちこちに落ちている
トイレ 洗面所 浴室
黒毛はあたしで
白毛はあなた!
という
そこで一句
「上の毛も下の毛も
黒白入り交じりて
落ちゆく秋となり ....
小さな僕は僕だけの為に祈ります
「皆が僕の名前を忘れますように…」

小さな僕は他人の不幸の為に祈ります
「乱立する同じ名前のビルが壊れますように…」

人間はそんなに簡単に変わらないもの ....
わたしたちがfeedされているうちに
すべての季節が終わり
逆剥けの夜がやってきた
両面が【YES】のカード

何もやっていない、とあなたは言う
自然

 
僕は自然と一緒にいたかった

高層ビルの合間からみる
空は小さなピースだから

都会詩人は詩人になれない

 
 
銀座に触れる、と
わたしの戸締りは終わった
暮れていく週刊誌を
めくり続ける侍の姿が
何よりも美しかった
誰かにそのことを
伝えたかったのに
みんなサーカス小屋に
入ってしまっ ....
思考活動の絶えることなく
たてまわりよこまわり
鈴の音鳴らし続けて
脳髄に絶えず足音残し
次第に頭の周りを廻りいき
浜辺に打ち寄せる波の周期か
私の覚醒意識に感じ取れるもの

くるくる ....
ぎっくり腰は正式には

急性腰痛症という

背中に杭を打ち込まれたか

どうやって立つのか分からなくなった

東司へ行く恐怖

行かねばならぬのに 

近くて果てしなく遠い ....
焚いて雫を崩していた。
たいてしずくをくずしていた


捨て子、残らない名に心。此処に無いならこの子です。
すてごのこらないなにこころここにないならこのこです


「さいなら」「この虹 ....
数年前に流行った
うろ覚えの歌が
頭の中で
鳴り続けている

同じフレーズを
何度も繰り返す

しかし、俺は
否応なしに
別のことを考えている

少し先の未来は
いつも嫌な予 ....
鞄の紐が千切れた
それは長財布と数珠を入れたら
もう手一杯になるくらいの
小さな黒い鞄
仕方ないので
それを胸に抱えて歩く

ごめんね
ごめんね
人波に逆らって
死んだ仔猫を胸に抱 ....
 心の跳ねとぶような白に
 目を見張る
 おおよそ神秘な所で
 香り咲いた月下美人
 
 一夜、月の輝きのなかへ
 身をなげだし
 実もつけない花の
 湧きあがる純白は何故
 そんな ....
  〇


トウモロコシ畑が黄金色にキラキラと輝いている。一粒一粒の実から潜望鏡がのぞいている。死んだ者たちが小人の幽霊となって、一粒一粒の実のなかから潜望鏡でのぞいているのだ。百億と千億の ....
推理してはいけない
かんがえごとはいけない
私には向いていない

言葉
手紙、でんわ、会話、メモ
余韻が大切
つめこみ過ぎではよくない

あくびして弥生私は入院中    高野 ....
明日は家出予定

ライブの帰り道

坂の下がまるで海

バイクごと突っ込んでいった


後にも先にも

街があんな水浸しになったのは知らない

大嵐の夜

腰まで浸か ....
どうしようもなかった
そう言われたらそうだ
それでも見殺しだろう
どのように死んだのか
膨らむ想像が胸に重く
良心が掻きむしられる
後ろめたさも心を乱す
忘れていたことも確か
それでも ....
細い月は
つややかにしろくひかる
両端はするどく研がれて
夜を切り裂く
しずかに
きれぎれてふってくる
夜の
はぎれ

地上の犬たちは
それらを
おもいおもいに選んで
てんでに ....
エヴァル-ジュさんの自由詩おすすめリスト(160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わたしはきみとキスをする。- ねことら自由詩725-10-25
生き続けるほど運命は奇異なものだとわかる- ホロウ・ ...自由詩2*25-10-25
いつか君と- 自由詩9*25-10-25
食物連鎖の同人誌- イオン自由詩9*25-10-25
みすゞ- 月乃 猫自由詩16+*25-10-25
立体的なピザが食べ尽くされる前に- 足立らど ...自由詩2*25-10-25
夜想曲- りつ自由詩5*25-10-24
ディープ・キス- ひだかた ...自由詩625-10-24
あわいの手- 花野誉自由詩12*25-10-24
所在- たもつ自由詩11*25-10-24
愛が言わなかったこと- 自画自計自由詩325-10-22
苗床- みぎめ  ...自由詩425-10-14
あたしに- 自由詩525-10-14
結ばれる想い- ひだかた ...自由詩625-10-14
独り言10.14- zenyama太 ...自由詩7*25-10-14
小さな僕の祈り- 泡沫の僕自由詩2*25-10-14
両面がYESのカード- はるな自由詩425-9-30
自然- 足立らど ...自由詩5*25-9-30
フルーツサンド- たもつ自由詩16*25-8-23
詩想、私なるもの- ひだかた ...自由詩10*25-8-22
ぎっくり腰日記- 花野誉自由詩16*25-8-21
捨て子です(回文)- 水宮うみ自由詩525-8-21
白日- 花形新次自由詩525-8-21
- そらの珊 ...自由詩20*25-8-21
This_Night_- リリー自由詩22*25-8-20
COME_TOGETHER。- 田中宏輔自由詩14*25-8-18
すみれ日記2022.4.22________________ ...- 梅昆布茶 ...自由詩925-5-31
家出前日- 花野誉自由詩325-5-3
どうしようもなかった- 自由詩12*25-5-2
はぎれ- そらの珊 ...自由詩10*25-5-2

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