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十月だというのに夏のなごりの暑さは
公園に夕暮れが訪れても続いていた
娘とふたり
野外フェスティバルに来ている
紙に書かれた手書きの進行プログラム通りに
何人かの歌手が次々と登場しては演奏し ....
夢のなかで喋りすぎて
目覚めた朝の喉は
砂漠の楽器
おはようの声は
なににも震わせず
深い秋の空気に溶けていくだけ
あたりまえのような朝が(声が)
あたりまえに訪れるわけではない ....
鞄の紐が千切れた
それは長財布と数珠を入れたら
もう手一杯になるくらいの
小さな黒い鞄
仕方ないので
それを胸に抱えて歩く
ごめんね
ごめんね
人波に逆らって
死んだ仔猫を胸に抱 ....
細い月は
つややかにしろくひかる
両端はするどく研がれて
夜を切り裂く
しずかに
きれぎれてふってくる
夜の
はぎれ
地上の犬たちは
それらを
おもいおもいに選んで
てんでに ....
エヴァル-ジュさんのそらの珊瑚さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
豆花
-
そらの珊 ...
自由詩
12*
25-11-15
満月
-
そらの珊 ...
自由詩
12*
25-11-7
鞄
-
そらの珊 ...
自由詩
20*
25-8-21
はぎれ
-
そらの珊 ...
自由詩
10*
25-5-2
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