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僕の思う 街は
そこに街路樹の並んだ記憶にある
自転車で走った 道の
やけに 空の白かった 手に


雨の降っていた ワイパー
差した 傘を 僕は
僕のスポティファイで続けた契約を
 ....
私が死んだら
母は 私のことばかり話したりしないかしら
兄はその様をみて 困ったりしないかしら
父は 笑ってくれるかしら

私が死んだら
世界を巡れるように 骨を撒いてほしい
深層海流に ....
素直ちゃんは疑うということを知りません 

小さい頃 両親がいつも互いを罵りあっていて 
次の朝にはいっつも 
お父さんとお母さんは仲が悪いわけじゃないんだと 
何もなかったかのごとく  ....
あんたはあたしの命
あたしの愛
たったひとりのあたしの好いひと
あんた以上に愛するひとは
現れないわ

     *

こころ変わり
もう愛してないの
気安くあたしに触れないで
 ....
新聞という情報ツールに
改めて、心底感心させられる

新聞配達をしていた十代の頃
それは重くて辛い紙束
それはただの新聞紙

日曜日の午後、夫の髪を染める
風呂場へ行く夫を見送り
足 ....
しばれた
しぐれ煮
かじかんで
つかめない箸
きざはしのくま

どんぐりあけびさるなしこけもも
ハチミツたべたいなあ、
くりすとふぁー
わたしが願う物語は
永遠の詩情に満ちた
風と雲と空と草木山川と動物と人が
みな自然に穏やかに
調和しながら
陽の光の中で安らぐことが
ずっと続くような物語

それぞれの役割があり
そ ....
しっとりと濡れ開いて
桔梗の花の紫、いよいよ艶めき濃密に

しょぼんと萎び項垂れて
桔梗の花の蒼白、いよいよ掠れ薄れいき

秋、冬、春、夏、
秋、冬 そうして春へと

円環を閉じては ....
今のお米は汚れてないから
研ぎすぎると旨味が流れる
昔は精米技術が未熟で
糠が米に残っているから
水が澄むまで研がないといけなかった

米を研ぐように
感覚を研ぐ
お腹が空いてない時は ....
めいめい

そんなちんけな捉え方を
こぎつねな甘さでどうしろと
意味をもらったよ

走り疲れたあんた
まだわかりまへんの

不器用ですから
いや、不気味ですから



司法 ....
サンサンな太陽の下で

キラキラと輝くワタシ

ポカポカの愛を抱き

ピカピカに輝く毎日
ファミレスの順番待ち
呼ばれたと思ったら
また中で待たされた
厨房は戦場
カチャカチャカチャカチャ
席に案内されても落ち着かない
ドリンクバーはグラスもカップも無い

押し寄せた俺たち ....
忘れていたことを
突然想い出すとき
生きてることが恥ずかしくなる
ほどの恥ずかしいことばかり
脳裏に浮かび
浮かびつづける連鎖に
家路への夕暮れの道で
いきなりちいさな笑いを
笑っ ....
○「駐車場」
スーパーの駐車場は
僕の田舎の高齢化が
よくあらわれている
ふらふらしながら前屈みに
歩いている年寄り
買い物カートに寄りかかりながら
歩いている年寄り
こすりキズつき車 ....
木は生えた 風景の中に
訪れた 公園に 色は
焦げ茶なのだとこの目には見えた その
僕の持つ この 知識によって
そして 今日も生きている肉体で
一本の 立つ 空の下で
今日も 一人 歩い ....
朝、西の港にちかい道路で白いセンターラインから少しだけずれて、一羽のカモメがその羽を閉じながら蹲っている。前方に何台か続いている自動車がほんのすこしだけハンドルを切りながらそれを避けてゆく。寿命なのか .... 道を間違えて迷い込んだ学生街
近隣でもっともお安かったから入ったのだ
その店の名は「クマリマー」
大きな窓辺にガネーシャが並ぶ
とてもすいているカレー屋さんだ
最近の学生は裕福なのだろうか( ....
泣いている君に、僕は優しい声をかけた。
背中をそっと擦り、優しさを装った。
君が泣きながら並べる意味不明な理由に、
「僕と同じだ…」と嘯いてみせた。
「分かるよ」そう言って、僕は一粒だけの涙を ....
自称詩人の口から尻に
鉄串を刺して
炭火の上でグルグル回転させていると
自称詩人は最後の足掻きとばかりに
自称詩を口にした

回る回るよ
私は回る
表面こんがり焼かれながら
昨日は無 ....
忘れられた
未来を
予感する
思い出の
果実は
見守っている
どの道終わる歩みを
一歩一歩
大丈夫だよと
終りまで 終りまで。ああ

人類は
何万年もの大昔から
争いをやめな ....
色づき色あせて
歌うように踊るように
散る 桜の葉
どの葉も負けじと
秋風に身をまかせ
散って 散りつもる

もうすぐ雪が降る
降って 降って
降りつもる
こどもらの歓声も
臨終 ....
全ての果ての全ての果てを
物凄い速度で追い越し
光の街路を遡り
取り囲む風のチューニング
避けようもなく吸い込まれつつ

意識の奥の奥に自ら敢えて入り込む

  ★

いつしか此処 ....
自分の弱さを隠したくない夜がある
誰かのせいにして誰かを求めている

そうやって明日のパズルを組み立てながら
崩れそうな不安を積み上げている

ガードレール越しで携帯を覗く子
 ....
巨大なるもの暴走する
わたしの頭のなか
知らない私の真っ白な視界 

廻り巡り廻り巡り
次第唐突
つぅうと垂直
舞い落ち流出する

萎びつつ在る物抉り出し

もう用済みだと 、
 ....
キスをしたい。どんな。夜の水滴のような。
短い呼吸と音楽。それは部屋かな。
きっと部屋だろう。個人的で親密な部屋。
わたしはきみと初めてだ。初めての夜。


窓は薄く部屋の明かりを消したら ....
もう幾日窓は閉じられたままなのか、もうどれだけ同じ回想と妄想を繰り返したのか、日付はかろうじて把握してはいたが、それが現実として自分の中で機能しているのかどうかについてはまるでわからなかった、思考 .... 突然の電話で私の詩を褒めちぎる
たまたま同人誌への掲載作品を読んで
ここがこう素晴らしくて感動しましたと

その批評は見事で褒められて嬉しくて
こちらもデレッとしてしたところで
この詩を多 ....
リベラルだ保守だと何もできないまま一度しかない青春を
犠牲にして良い意味での自己主張をしてきた60代70代の方々は
すでに老害のフィルタに入っているにしても、
経験と財力によりAIを使いまだ変化 ....
とても静かな夜だから
閉じ込めた想いを少しだけ開いて
小さな声で歌おう
伸びやかに広がっていくアルトは
小鳥が囀ずるようなソプラノではない
ヴィオラの音色に合わせて

傷を負った白鳥は
 ....
崩壊し構築しまた崩壊し
渦巻く意識の視界の
奥深く沈み込みながら
より明るみ明るまされ
照らされ浮き出す光道の
明日にだけ向かい伸び拡がり
この肉身の今にも崩壊し構築され
何れ完璧に滅び ....
エヴァル-ジュさんの自由詩おすすめリスト(61)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
CD、スポティファイとそれから- 番田 自由詩125-10-28
私が死んだら- 短角牛自由詩125-10-28
疑いようもないわたしたち(悩み多き感情たちの詩_その5)- 涙(ルイ ...自由詩225-10-27
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足元の新聞- 花野誉自由詩9*25-10-27
収穫- wc自由詩325-10-27
時間の中の自由- 杉原詠二 ...自由詩125-10-27
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研ぐ- りつ自由詩4*25-10-27
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サンサンな太陽- 多賀良ヒ ...自由詩125-10-27
盲目- 自由詩6*25-10-27
- 秋葉竹自由詩225-10-27
独り言10.27- zenyama太 ...自由詩3*25-10-27
何の変哲もない休日- 番田 自由詩525-10-27
無常戦争2- 本田憲嵩自由詩925-10-26
学生街のカレー屋さん- 松岡宮自由詩1025-10-26
空っぽの悲哀- 泡沫の僕自由詩125-10-26
自称詩人の串焼き- 花形新次自由詩425-10-26
思い出の果実_※(曲付き)- こしごえ自由詩7*25-10-26
色づき色あせて- ただのみ ...自由詩525-10-26
はい!VISION_- ひだかた ...自由詩7*25-10-26
ガードレール- 自画自計自由詩725-10-26
点火- ひだかた ...自由詩725-10-25
わたしはきみとキスをする。- ねことら自由詩625-10-25
生き続けるほど運命は奇異なものだとわかる- ホロウ・ ...自由詩225-10-25
食物連鎖の同人誌- イオン自由詩725-10-25
立体的なピザが食べ尽くされる前に- 足立らど ...自由詩2*25-10-25
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