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チリリンチリリン
響きの音の
風吹き抜けながら
脳髄震わせ
チリリンチリリン
うねり始める
風が思考を呼んでいる
思考が風を呼んでいる
風が思考を
思考を風がと
呼び交わす ....
滑落していくエゴ、
地滑りし続け
疼く私なしの一日に
打ち下ろされる一撃
もはや何の計画も無く
内に秘める純粋な怒り、
この混沌の世に夜に
闇に病み犯され
沈み込む重心
尚 ....
朝に行き交う人々の
一人一人の顔を見定めて
誰一人からも救い手のない
自分自身を改めて見定めて
ふっと安堵しすっこ抜け
東京の新年の日々は快晴続き
透空澄み渡り青い明るみの
只々 ....
血塗れの肉を食み我欲を振り絞りて
この剥き出しの白き骨格の響き 、
生存と絶滅の狭間に生かされ
漲り溢れる力の滾々と沸き
昇り続け挫折し尚も更に
内なる普き光の大洋
光を纏う愛の
う ....
この私であることの孤独
毅然と脈打ち残響する
光放たれ 一刻み 、
あの赦しの輝き
金の星、
焦がれ憧れ
じわり滲み出し
瞬時にして巡り来る
懐かしき夕暮れの訪れに
努め ....
自らの生存の終わりの接近を
衰弱のうちに安堵しながら
先ず微動だにせぬよう
曖昧模糊としたこのわたし 、
割れた腹筋 盛り上がる胸筋
イカの舌にカエルの尻抱え、
森林の向こうに ....
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