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心の中に、ぽっかり穴がある。

それを、なにかで埋める。


或いはそこに雨が降って、 ....
さくばんは狂い気味だった
綿のシャツにノミを一匹見つけたものでね
ノミの視座に立ち
世界が広過ぎて困った
六畳も宇宙


軍隊式の睡眠法で眠り
起きたら午前四時だった
午後七 ....
タマキン代表は
グラビアアイドルの
バスト103cmの壁に
跳ね返されることなく
果敢にパイズリに挑んで欲しい
そして
タマキンが空っぽになったら
奥さんのもとに帰ればいい

たった ....
僕は背が低い
けれど小回りが効く
シュートが上手い
僕の良いところを見てください
バスケ部のレギュラーにしてください
監督

懇願し続けてもう何度目か

スリー・ポイント・フィールド ....
まあ
じっさいに、熊の被害に遭われた方には
申し訳ないのだけれど

熊のフリー・ハグに注意!

きょう
きゃしゃな感じの三人組の青年たちが
フリー・ハグのプラカードを胸にぶら下げて
 ....
無意識に吸い込んだ息が吐き出されるとき
秋は深まっている、と感じる
淡々と掃除をくり返し、残った塵をさらいこむように
物語は終焉へと向かいはじめる

夢は廃田の草のように思いついたように揺れ ....
ゆっくり流れ動く蒼天の冷気の
響き輝雲の純白に染め抜かれながら
この地球大地との正しき協和音を形造り
寝そべる牛の駆け抜ける獅子の飛翔する鷲の
人と共に進化する途の高ぶりを鎮め掃き清める

 ....
温かい土のなかで眠り続け
眩しい光に導かれて
初めて外の世界を知った
希望と期待を抱きながら

何も知らなかった私
たくさんの愛と夢が
私を守ってくれると信じていた
たくさんの裏切りと ....
って
どうよ!
下痢をしているわたしの部屋に
ジミーちゃんがたずねてきて
唐突に言ったの
最近
猫を尊敬するの
だって
猫って
あんなに小さくて命が短いのに
気にもとめない様子で
 ....
面白いことが浮かばないので
もうダメだな何の価値もないな
ちんぽこも立たないし
楽しいことがないんだよ
食欲もないし
音楽聴いても本を読んでも映画を観ても
つまんないしさ
自称詩人はいつ ....
横になればすぐにわかる
どうして今まで立っていたのだ
眠るために必要なものは、
とりあえず枕と寝床があればよい

悔しかったことや腹が立つこと
悲しいことや傷ついたこと
虫歯の痛みや腹ぺ ....
この街にあるのはマックだけで
あとは ロータリーと木と
坂道があるだけだった
冬はイルミネーションが灯った
駅を出た人は家に帰る
人の列をなして
バスも走った
その割と長い坂を登った
 ....
祖母の誕生日
母からこっそり
祖母が大好きなお花を聞き出しておいて
仕事帰りに買いにいく
水仙にフリージア
祖母がこよなく愛する花ばな

ねぇ、どこにあるの?
花屋を探し回っても
近 ....
晴れ渡る空に茶色い靄がかかり
澄んだ蒼が穢く濁る空気はまるで
突き刺さるかのように喉を刺激し
噎せかえる異物感と圧迫感に思わず咳き込む

瞳の奥は砂と化合物で詰まり
止めどなく溢れる涙すら ....
チャコールグレーの小さな蛾
狂ったように暴れてた
冷たいアスファルト背に
おしみなくしぶとく力なく
さかしまの日差しに浮かれ
うなされて
生死の境を針と糸
縫うように縫うように
浮いて ....
 

やさしい世界のそとで
ひとつの雲が青空に浮かぶ

その雲に向かって
泳ぐ金魚の色は黒い

悲しげな陽射しがいつまでも綺麗で
僕は首が痛くなっても雲を眺めていた

青空を ....
 閉じたビニール傘から飛び散る
 雨滴
 会社の広大な敷地内を車と自転車が往来する
 東の正門で守衛室に社員証を提示しても
 配属先の建屋へは延々と
 アーケードの歩道を歩き続ける
 
 ....
目の落ち窪んだ梟が窓際でエコー&ザ・バニーメンを口ずさんでいた、フレージングはイアン・マッカロクよりも古臭くて俺好みだった、冬の始まりの骨が凍るような晴れた午後、心境はブルースに制圧されていて、も ....  

白い風が吹いて
今朝

ライトブルーの空から
なにかの声が聴こえた

空に窓ガラスがあるなら
かすかに震える声だった

昨夜の夢を忘れてしまえる
涼しくすき透る声だっ ....
さくばんの眠りの残り滓
吐ききって 吐ききって 吐ききって
今朝はつとめて寒いなぁ
凝集した感性を冷やします


僕は真白い一頁
一体ここに何を書こうか


この朝は妻と和 ....
時は残酷で波に揺られて流れ去る
血を流した痛みも愛も
死んだように忘れられて無機質な笑いに還る
涙は乾き
深刻な真実は意味なき嘘になる

あぁ、掃き溜めに脱ぎ捨てられた私の脱け殻
くしゃ ....
木枯らしの渦巻く中庭で本を読んでいた
まだ蒼い銀杏の葉がページに挟まり{ルビ栞=しおり}となって
ぼくはそのまま本を閉じた
階段を昇りきると
磨かれた長い廊下は光り輝き
影を失くした透明な人 ....
あおい青い大空がひろやか広がり
ふとよろりお爺さんが眼前を過る

あんれ、まあ 不思議なこと、
外出したとたん待ち合わせた様に

連日二日見た禿頭痩身の背の高いお爺さんが
眼前を歩むのだ ....
足許の明かりを響かせたなら
独りの私が新たな家に還るだろうか

あゝこの天空を仰ぎ見ればただただ青 、
貴女たちの住処は真ん中に
まぁるく黄金に輝き燃え盛り
地上の生も死もあまねく照らし出 ....
上手く書こうとするから
嘘ばかりを書いてしまうのだ
詩が書けないのじゃなくて、
それが本当の理由なのさ

嘘なら嘘を吐き通せば良いだろうし、
ことばを飾るのが嫌なら下手でもかまわない
ど ....
「お父さんが自称詩人のせいで
私の人生めちゃくちゃよ!」

その言葉を残して
娘は死にました
まだ23歳になったばかりでした
私は早速そのことを
自称詩にして
自称詩投稿サイトに投稿し ....
外界で異性の手を握った時
前頭葉の司令塔が崩壊した
要員たちは酒を飲んでいたから
司令塔の修復に向かったが
足取りは怪しく手元も覚束ない
司令塔は瓦礫と化したままだ
外界で唇が唇を塞いだ
 ....
小さな引き出しがたくさんあり
ひとつひとつ開けてみると
よく知ってるものが入っている
探しているものはそのどれでもない
どこへしまったのだっけ
そもそもしまったのかどうかも怪しい
引き出し ....
なんせすべてが朽ちてしまうのに、(――手をあげて。)柔らかいまばたきが 非情な拍手を熾していた。とぷんとくれた凪に、過ぎた谷間の火蓋も日当たりは欲、痩せた風もなく、あらゆる臭い そして、揃えた色もなく .... 腹水が溜まって
入退院を繰り返してためぐちゃん
北方派五分楽団の
解散さよならコンサートにも
参加できなかったから
五日前に会いに行って
初めてご両親とも会えたのに

今朝早く亡くなり ....
室町 礼さんの自由詩おすすめリスト(209)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
穴について語る時に、我々の語ること/作:レイモンド・クレージ ...- 鏡文志自由詩3*24-11-14
インプロヴィゼーション- 田中教平 ...自由詩324-11-14
タマキン代表- 花形新次自由詩124-11-13
トライアウト- 自由詩6*24-11-13
熊のフリー・ハグ。- 田中宏輔自由詩14*24-11-13
立冬- 山人自由詩5*24-11-13
詩想、一つの途- ひだかた ...自由詩6*24-11-12
毒華~HANA~- 栗栖真理 ...自由詩4*24-11-11
存在の下痢。- 田中宏輔自由詩10*24-11-11
つまらない- 花形新次自由詩124-11-11
微睡の草原- atsuchan69自由詩14*24-11-11
M市- 番田 自由詩524-11-11
祖母の好きな花- 栗栖真理 ...自由詩524-11-10
地獄の使徒- 栗栖真理 ...自由詩1*24-11-10
泥と灰の聖遺物- ただのみ ...自由詩3*24-11-10
雲と金魚- 秋葉竹自由詩324-11-10
赦されて__- リリー自由詩10*24-11-9
シング・ア・ソング- ホロウ・ ...自由詩2*24-11-9
信じる声- 秋葉竹自由詩524-11-9
空白- 田中教平 ...自由詩724-11-9
打ち棄てられて- 栗栖真理 ...自由詩2*24-11-9
病棟- レタス自由詩11*24-11-7
木枯らしの顔- ひだかた ...自由詩5*24-11-7
帰郷- ひだかた ...自由詩5*24-11-3
魔術師- atsuchan69自由詩13+*24-11-3
自称詩人の喜び- 花形新次自由詩224-11-2
inside- 自由詩5*24-11-2
meta- 自由詩7*24-11-1
ノイズになりたい- あらい自由詩2*24-11-1
対象喪失体験を乗り越える為に- 板谷みき ...自由詩2*24-11-1

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