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○「梅の花」
だらだら長生きするよりも
たとえ短くても美しく死にたい
いや、だらだらでもいい
この世にはまだ未練がある
まだやり残したことがある
いやいや手塩にかけて育てた息子 ....
春風よ はるかぜよ
この子の香りはおいてゆけ
春風よ はるかぜよ
この子のピンク色を乗せてゆけ
○「青春の回想4」
僕にもあった
若い頃
僕にもあった
それなりの恋
今は見る影もないが
青春の思い出は
記憶のアルバムに残してある
アルバムを開けば
一瞬のうちに青春の思いがわ ....
○「生きている質」
長生きが
めでたい
とはかぎらない
大事なことは
質である
生きがいは何か
目標はあるか
趣味はあるか
友だちはいるか
夫婦仲や親子仲はいいか
お金はあるか
....
ああ
夜中に腹が減って
もうどうしようもなくて
パンがあったのでパンを食べた
ああ
僕はパンがあまり好きではない
なのにパンしか食べるものがなくて
なんで、こんななのかな、と嘆いた
○「情報過剰」
インターネット上にたくさんの情報が
あふれているが
あたりまえのことや基礎基本が
何か
わからなくなっている
○「楽しさモットー」
何をやるにしても
楽しくやら ....
肌と肌
擦れ合い
デコルテに
爪痕を残す
なんてことのない
ここは魂の坩堝
外は風が冷たい
冬の終わりに
また交われた歓び、哀しみ
背中にまとわりつく
不快な重み
正体は知ら ....
○「小遣い稼ぎ」
僕のまわりの年金生活者で
週2、3日ぐらい働いて
小遣いぐらいは稼ぎたいという人が少なくない
ところが我が田舎はそういう働き場所がなかなかない
県都にいる従兄は
今度 ....
不定形の想いの
崩れるその先には
俺にはまだ解らぬ
謎だらけの轍が
埃を被っていた
誰にも知られぬまま
涙枯れ果てて
叫んでみたって
誰も追いつけぬ
肋を急くだけ
何故だろ ....
○「登山」
登山は
登りが花である
下りは
空気が抜けた風船のようになる
○「心のグローバル化」
自分のことだけ考えていると
行き詰まる
世界は繋がっているから
○「仏道」
....
○「シラガ」
シラガは
頭から始まって
陰部に移り
眉毛で終わる
陰部のシラガほど
せつないものはない
○「年寄りの会話」
今日も
入院話で
盛り上がる
○「機械化」
....
伝えてしまったら
何をしたらいい?
愛したら次に
何をしたらいい?
受け止められたら
どうしたらいい?
魚は三枚におろして
下ごしらえして
お醤油とみりん
天日に干して
好きはただ ....
○「何探してんの?」
何探してんの?
眼鏡
今かけてんの、眼鏡じゃないの!
何探してんの?
カギ
首にかけてんのカギじゃないの!
何探してんの?
薬
さっき飲んだでしょ! ....
○「男と女」
男は
笑ってくれる女を求めているが
女は
笑わせてくれる男を求めている
○「少子化」
欧米人の
お尻とおっぱいには
いつも驚かされる
われわれとは繁殖力が違うような ....
○「財布が見つからない」
ワイフが犬と散歩に出かける時に
居間の椅子の上の座布団の下に財布を置いたのに
帰ってきたら、ないという
念のため部屋中を何回も探したけど
ないという
外から侵 ....
総理、以上ご説明した通り
将来貰えるか判らないのに
払えというから未納者が多いのです
だから逆年金にするのです
高校卒業後の19歳から24歳までの5年間
安い給料の補填や高校以降の進学費 ....
○「性欲」
頭はごまかすが
心はごまかすが
体は正直
今朝は一丁前に勃起している
○「性欲」
僕は下半身の弱さを
下ネタで補っている
○「同性婚時代」
これからは
男が男を ....
柘榴をお目当てにやってくるヒタキは
ながら、の達人
羽ばたきながら実をついばむ
秋を経て
冬へと持ち越され
艶を無くし
死んだようになったその実は
つつかれて
したたるようなルビー色の ....
輝きを忘れない
太陽のよう
圧倒的な魅力がある
焦がしてしまうほどに
底なしに優しい眼差し
私にとって
無くてはならない
ビタミンのよう
何かに負けそうなとき
その輝きが ....
○「同性婚時代」
俺は若い頃は
女よりも男に
もてたんだけどなあ!
○「年齢制限」
バレンタインデーって
年齢制限
あるんだろうな?
○「終活」
失ったものは
すべて
か ....
たびの途中で
途中乗車してきた旅人を
見つめる乗組員たちよ
肩にのしかかる荷は
降ろしなさいつて
旅人と会話を
したいなら
たびの
途中
で
先の夢/机の上に/長い間そのまま/
雲の隙間/照る光に沿っている
せんのゆめ
つくえのうえに
ながいあいだそのまま
くものすきま
てるひかりに ....
売春を
援助交際と書き
今度はパパ活と書く
政府の通貨発行を
赤字国債と書く
亡国の記者たち
○「ふつうが一番」
ふつうが一番
一番でなくても
ふつうが一番
有名でなくても
ふつうが一番
一流でなくても
ふつうが一番
ふつうこそ
俺にしっくりくる服
ふつうこそ
いつまでも ....
冬の滑り台は
凍ってしまって
子どもたちの
渋滞が起きている
春になると
一斉に放流されるチャイムで
淀みなく帰路に着く
足がたくさん生えてくる
(きみがいいと言うのなら
(もう ....
○「熟睡」
友人との会話である
「俺は今寝るときは12時間ぐらい寝ている
夕べも10時に寝て10時に起きた
トイレにも行かないで」
「よく寝れるね
俺は2,3時間おきに目が覚める
トイレ ....
○「青春の回想3」
県都一の繁華街で飲みまくって
終電に乗り遅れ、タクシー代も高くつくなあ!
と思っていたら
ふと近くの友人のアパートを思い出した
歩いていくと二階建てのアパート全体が
....
ねぇ あなた
私、まだ元気にやってます
しんどい時に 吐き出すような何かを投稿した私に
元気な言葉をくれたあなた
粋にいこうぜ!と
でもね、そんな一行に私は感激していた
ちょっ ....
○「悩みのもと」
登山は己の弱さを知らしめる
坐禅もそうである
結局悩みのもとは
己にあるのである
己の弱さにあるのである
○「悩み」
何を悩んでいるかで
己がわかる
ほんとに贅 ....
○「地方荒廃」
地方破れて山河あり
住民年老いて鳥獣生き盛ん
米価は下がる一方
石油、肥料農薬代等は上がる一方
高齢者の迫田まで借りてくれて米を作っている農夫は
嘆く
「あと五年した ....
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