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冬が街をすっぽりおおったら
この心も凍りついて
何も感じなくなれるかな?
君の心はすでに
凍りついているようだけど

バス停にたたずんで
はるかに見わたせる
せわしい時を
待っている ....
受験生 {ルビ参考書=ほん}のしおりに ぽち袋

サンタさん 届けてほしい 合格証

笑いあう 心うらはら ヒバナ散る

数学の ノートは赤く 染まりけり

教室は {ルビ学級閉鎖=へ ....
いつまでも
笑っていて下さい
たとえ離れていても
同じ空の下ですから
冷たい雨に打たれて
どこかサビてしまったようだ
水漏れが止まらない
この{ルビ記憶装置=メモリー}は
誰のもの?

デスクトップも雨
スクリーンセイバーも雨
水漏れは止まらない
ショ ....
紺色の空
今宵の月
雲の{ルビ山脈=やまなみ}
今宵の月
メープルシロップかけて
食べてしまいたい
まぁるい まぁるい
今宵の月
おつきさまの笑みは
かつてのヒトに似ている
硝子のようで
わた菓子のようで
かつてのヒトに似ている

君はおつきさまになりたいと
一度だって言ったことはなかったけど
ずぅっとこうして
 ....
青空よ
無垢な雲よ
森よ 海よ
遠くをめざせ
心のみ知る目的地へ

鳥よ
忘れないで
空に果てる その日まで
清く果てなき飛翔を
清く果てなき飛翔を
……
グラジオラスには
夏が咲き
雲なく晴れて
風もなし
夢はほのかに
午后の空

盆ちょうちんの
夏かがり
遠き耳に
海は果て
夢はさかりに
夕の風

青きトマトに
古き恋
 ....
真昼の空に白い月
青い空の白い月
それはみえないけれど
そこにある幸せ
天の川まで
こぎ出でてみよう
この街が
世の中が
どういうふうに見えてるのか

あなたの願いが叶うように
流れ星を連れに行こう
海の香りに目をさまし
ふと見れば 波

誰を待っているのか
どんな言葉を待っているのか


不思議な涙は
いくつも流れて空に消えた

君の香りがした
君は希望の香りがした

 ....
風はいつでも強いかな?
空はいつでも暗いかな?

ちがうよね

やさしい風も
あかるい空も
あるじゃない

不幸ばかりは続かない
素直になろうよ
私たち!
心のわだかまり
な ....
夢のような色合いの
からっぽの貝がら

心のような色合いの
砕けてしまった貝がら

チクリと指に花を咲かす


害のない言葉など
ないと知りながら
きれいな言葉を
使いたかった ....
音符のように揺れる花は
ビロードの四面ソ歌
色と音とがマチアワセ
白い夢を真っ赤に染めて
花になれなかった
けれど似てしまった
ゆえに{ルビ永遠=とわ}をゆく
四面ソ歌
声にならなかった
すぐそこにいたのに
あの一言は
時の彼方へ行ってしまった

ただ「あいたい」と思える人がいるだけで
幸せなのかもしれない
だから 君がうらやましい

六月は蒼く煙っ ....
泣いていたのは
誰だったろう
涙はコロコロ
微笑みにかわり
たんぽぽに
揺れている
おひさまに似た黄色に
揺れている
立ち尽くす
波のしずくは
指からこぼれて
あの人の命
永い別れを
私に告げる

見えなかった
思い出
聞こえなかった

けれど消えない
指先の感覚

窓の外
首をかしげ ....
あした
また あした

雲 流れて
あの空は春の中
風 流れて
波立つ 森の音

風はあるけど
帆をたたもう
船出の朝は
まだ遠い

あした
また あした
そら 一番星
痛みだけが
今も私をここにつないで
逃げ出すことも
かなわない

夜の闇の中
月にさえ見放されて
口ずさむ
思い出の歌
でも もう届かない

消さないで 記憶
消さないで 傷
 ....

びい玉は ころころ転がり
車にひかれて 粉々になってしまった
大切なびい玉だった
キラキラしてて
でも どこか光は優しくて
本当に大切にしてたのに

だから今
風船を見つけたから ....
気がついて ふり返れば
桜はもうなく
最後の花びら {ルビ一枚=ひとひら}
ひらり ひらり
風に流れてく

春がいってしまう
つかまえようとした
この手をすり抜けて
春はいってしまう
鳥のように生きたいと言っても
鳥の悲しみなど
知らないで

薔薇の花のようになりたいと言っても
薔薇の苦しみなど
知らないで

知らず 知らず
ひどい仕打ちをしていることを思って
 ....
木の芽吹く 枝の指さし 春の雲 気がついて ここはどこだと ふきのとう きらめく空に 大きくのびして 菜の花の黄色に
あたたかさを感じた

芽吹いた緑に
優しさを覚えた

暮れゆく紫に
せつなさを知って

どこまでもある青に
強さを学んだ


心のゆとりは 恵まれていたから
冴え返り 愛用毛布 手放せず 風が強くて
笑うほどはためく
せんたくものたち
私のからだも
飛べたらいいのに
空寒み ぽっぽとこぼれる 白い息 春への汽車が 出発進行 そっと想うのは
君の幸せ
私は少しでも
顔を出せているのかな

たとえば
本のしおり
サンドイッチのパセリ
寒い日のマフラー

日常の何気ないところに
そっとでも
顔を出せてい ....
淋しいときには思い出してほしい
悲しいときには思い出してほしい
あなたの苦しみを
共に苦しむことはできないかもしれないけれど
あなたをまだ知らなくて
何の力にもなれないかもしれないけれど
 ....
ツクヨミさんの春日野佐秀さんおすすめリスト(193)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
北風- 春日野佐 ...自由詩304-11-17
受験哀歌- 春日野佐 ...俳句204-11-11
この空の下- 春日野佐 ...自由詩304-11-11
壊れたパソコン- 春日野佐 ...自由詩204-11-11
今宵の月- 春日野佐 ...自由詩404-10-27
おつきさまは君?- 春日野佐 ...自由詩204-10-27
飛翔- 春日野佐 ...自由詩204-8-28
夢夏(ムゲ)- 春日野佐 ...自由詩9*04-8-28
Noon*Moon- 春日野佐 ...自由詩404-8-11
天の川まで- 春日野佐 ...自由詩4*04-8-10
とまどい- 春日野佐 ...自由詩404-8-10
涙のち虹- 春日野佐 ...自由詩3*04-8-4
海に花- 春日野佐 ...自由詩7*04-8-4
造花- 春日野佐 ...自由詩7*04-6-19
蒼月- 春日野佐 ...自由詩304-6-3
たんぽぽ丘にて- 春日野佐 ...自由詩504-5-27
宵闇幻燈- 春日野佐 ...自由詩504-4-29
また_あした- 春日野佐 ...自由詩4*04-4-24
Pateticheskaya- 春日野佐 ...自由詩5*04-4-14
大切なモノの扱い方は- 春日野佐 ...自由詩6*04-4-12
春のいく時- 春日野佐 ...自由詩9*04-4-10
優しい人など- 春日野佐 ...自由詩8*04-3-13
春句- 春日野佐 ...俳句404-3-13
ふきのとう- 春日野佐 ...短歌9*04-3-2
恵みを知るとき- 春日野佐 ...自由詩404-3-2
愛用毛布- 春日野佐 ...俳句304-2-24
強風・晴天- 春日野佐 ...自由詩3*04-2-22
出発進行- 春日野佐 ...短歌8*04-2-20
君の幸せ、私の幸せ- 春日野佐 ...自由詩304-2-13
願い- 春日野佐 ...自由詩304-2-13

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