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この地球もろとも
人間も人間以外も滅びてしまえ
なんてさ
願ったりしたのは
絶望に打ちひしがれたからさ

欲しいものは何も手に入らなくて
いらないものばかり投げつけられてさ
受け止めき ....
田んぼの土手には篠竹をが生い茂り雑草も入り混じって、その先に見えるのは連なる山並みの内の立ちそびえる山の肌でした。
でも山と土手の間には川が流れて、その手前には川原が有る筈でした。
だからでしょう ....
朝、車で通勤の途中の細い道端に咲いていた白い秋桜の花が何本か根本から倒れてました。
そこは大東宅建の集合住宅の駐車場の前でした。
倒れている秋桜の花の姿を見て、倒れている人の姿を想ってしまった私は ....
俺の父親が危篤になって病院にみんな集まったから
懐かしい顔が見られたよ

集中治療室じゃなかったな
大部屋だったよ
ベッドの周りにいくつか医療機器があって
父ちゃん、口に酸素マスクあてられ ....
死んだ父ちゃん
死んだ母ちゃん
死んだ上から二番目のお姉ちゃん
死んだすぐ上のお姉ちゃん
死んでないけど
植物にみたいになっちまった兄貴

いまさらだけど
人一人にはたった一つしか命が ....
時計はいつもいつまでも時間の言いなり
朝からテレビの音声と映像垂れ流しにさせて気にならないのは
その実時間が気になって仕方ないから

水道の垂れ流しは放っておかないし、血の吹き出しに至っては救 ....
子供の頃から夢だった
階段のある家に棲んでいる。

夫婦の寝室は二階にあった。
ある日
娘に言われた、
 お父さんとお母さん夜中にウルサイよ
 二人共いい年してさキモいよ
最初、何の事 ....
時給900円
一日八時間
週五日
一日当たり150円のガソリン代
その他に何もなし
あるのは

半年ごとの契約更新

以上から年金健康保険等など引かれる

私の年収は幾ら何だろう ....
いずれ俺もたつヒトになる
から
ならざる得ないから

それまでに人生の収支を零にしてから
尚かつ足し算をして
遺したいと家族に宣言したのは
つい昨夜の事だった

先月無事に住宅ローン ....
この世界には
見えるものと
見えないものとに分かれている。

授業と授業の間の休み時間
便所に小便を垂れに行ったら
偶然隣りの便器に立った上級生は札付きの悪だった。
いきなり声をかけてき ....
餓鬼の時に
投げた筈の石ころがいきなり飛んで来た

 痛い!
俺の頬をかすめて皮膚が切れた感覚があった

果たして血が垂れたか垂れなかったかは
それを確かめる鏡がこの世界の何処にもない代 ....
家庭を持って
家族が二人から四人になって

家を持って
車に乗って
可愛い猫を飼って

それでも
それでも
それでも

しあわせを100%迄
感じる事のない私は
何かが何かが ....
同じ人間なのに
平気で約束破る人がいる

同じ人間だから
必ずきっと
約束守る人はいる

同じ人間だけど
約束交わす相手さえいない

同じ人間なのに
平気で殺す人がいる

同 ....
詩を書けなくて困ってる
詩を書けなくて焦ってる

なのに
頭の中の宇宙には
相変わらず詩の埃が立ち上り
降り積もっていく

詩はけして無毒じゃない
毒を持っている

詩人はその毒 ....
私には
過去の記録と記憶を自由に塗り変えて
新たなストリーを嵌め込み
捏造してしまう癖がある

私は1955年2月17日に生年月日が設定されていた
これについて私は納得していない
なぜな ....
スナックねね。
その店名から彼は豊臣秀吉の正妻の名前を連想した。それは特別な歴史認識じゃなくて普通だった。
千葉に近くて東京のはずれにあった街。だったが地方出身で山間の土地から上京し就職して一年余 ....
頭でしか書けない詩人と
やたら命を叫ぶ詩人とが
一緒に荒野に佇んで
灰色に濁った空を見上げても

世界は何も変らない
世界は何も変らない
世界は何も変らない
世界は何も変らない

 ....
心に愛がなくても
美しい言葉をたらたらと吐ける

心に愛がなくても
たとえ嘘でも言葉が温かいなら
冷たくなってしまった心を溶かすだろ

心に愛がなくても
怪我した指に包帯を巻いてあげら ....
便箋一枚惚れた女の名前書き綴る
封筒に入れて封をして切って貼って
郵便ポストに投函した

惚れた女の住所と名前を表に書いて
裏側の差出人の住所も名前も書かなかった

俺はなんて意気地なし ....
本気で文学をしたくて書いてそれをネットに投稿してるんだろうか
だとしたら私は底なしの阿呆だろ

全く生産性のない行為だ

別にプロをめざしている訳じゃない

娘には訊かれた
幾らかでも ....
若くて血気盛んな頃
私の作品のテーマは
反戦と平和だった

だけどね
本当はさ
すべては中身のない嘘っぱち

空回りばかりの
風車

何だか
カッコよくて
見栄えが良かったか ....
天気予報通り空は晴れ上がっていた。
夜。一人でアパートの部屋に帰ったら間もなく入口と出口を兼ねるドアがノックされた。
彼は独身で孤独感満載な毎日を生活している三十代半ばだった。彼女はいない。出来た ....
初めて好きになってしまった異性の事
その名前は確かに覚えている
でもその顔立ち 身長 体型、そして性格に至ってはほとんど思い出せない

その人のどこに惹かれ何が好きになったかなんて、すっかり記 ....
高嶺の花は高値なのです
どんなに品が良くて奇麗に咲いていても
貧しい若者には
貧しい若者でなくても
離れた所から眺めるしかありません

そんな場合でも
涎を垂らしたり
唾を飲んだりして ....
私は役人になれませんでした

私は銀行員になれませんでした

私は学校の先生になれませんでした

私は大企業の経営者になれませんでした

私は犯罪者にもなれませんでした

私は路上 ....
選ばれる事に挑戦するのは苦手
ずっと子供の頃から何にも選ばれなかったから

のど自慢にたとえるならいっつも鐘一つしか貰えない人
鐘一つと鐘二つの計り知れない差異の大きさを悩みになやんでいた青春 ....
下手くそ野郎
と、内心思っていても 女は嘘付く
演技するんだよね

女はその体の構造上
男には受け身だからさ

男の気持ちを思いやって、傷付けまいとしてさ

だけどさ
女の気持ちが ....
人波に飲まれたら、人塵に流れ着く

首都東京
その四文字に魅入られて最寄りの駅からJR線の電車に乗った

地方に産まれて、地方に育ち、最終学歴は地方だった

卒業すると地元に居場所を失っ ....
インターネットに文章を投稿する事に嵌っている
依存性と呼ばれる病気かも知れない

精神を蝕まれる領域に至ってしまったから
心療内科を受診するべきかな

もしだけどさ
受診したとして受け付 ....
人間の顔にも必ず付いている口

口は呼吸する為に
口は飲食する為に
口は言語を話す為に
主に有る

この世界の
全ての人の口
私の口はその内の一個

一日の24時間の間に
口は ....
道草次郎さんのこたきひろしさんおすすめリスト(159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
欲しいものを欲しいだけ- こたきひ ...自由詩420-10-26
わたしはまだ子供でした。- こたきひ ...自由詩220-10-25
美しくも輝きもないのに- こたきひ ...自由詩620-10-25
臨終- こたきひ ...自由詩120-10-24
死んだら幽霊になって- こたきひ ...自由詩420-10-24
晴れ曇り雨そして嵐- こたきひ ...自由詩320-10-23
その内全て- こたきひ ...自由詩320-10-22
キスも抱擁もない歴史- こたきひ ...自由詩620-10-20
たつヒトも後を濁さない- こたきひ ...自由詩420-10-18
遺伝子- こたきひ ...自由詩420-10-18
石ころ飛んで来る- こたきひ ...自由詩120-10-17
幸福のリスクとデメリット- こたきひ ...自由詩420-10-16
約束におは付けないで- こたきひ ...自由詩320-10-13
詩を書けなくて- こたきひ ...自由詩420-10-13
鉄棒と希望と絶望を振り分ける- こたきひ ...自由詩120-10-11
不完全に燃焼する罠- こたきひ ...散文(批評 ...220-10-11
薄紅の寂しさに- こたきひ ...自由詩220-10-10
心に愛がなくても- こたきひ ...自由詩720-10-8
愚かこそ生きる肥やし- こたきひ ...自由詩820-10-7
やさしさ一欠片ください- こたきひ ...自由詩1+20-10-7
足踏まれたら倍返し- こたきひ ...自由詩220-10-4
何となく日々は過ぎていく- こたきひ ...散文(批評 ...320-10-3
初めての- こたきひ ...自由詩220-10-2
高嶺の果実- こたきひ ...自由詩120-9-29
私は- こたきひ ...自由詩220-9-29
初めての夜に- こたきひ ...自由詩6+20-9-27
下手くそ野郎- こたきひ ...自由詩220-9-26
喪失- こたきひ ...自由詩420-9-26
台風- こたきひ ...自由詩320-9-24
降り積もる日常- こたきひ ...自由詩220-9-20

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