すべてのおすすめ
じっとしてたらこの体もこころも氷結されて凍りの柱にされそうな
冷たい雨が降ってやがる
よりによって嫌いな蟷螂がどっかから飛んで来て俺の華奢な肩にとまったじゃないかよ
俺は咄嗟にそれを濡れた軍手で ....
ラブホテルとモーテルの違いわからない。なのでネットで検索した。
ラブホテルはリッチな室内。愛し合う男女、もしくは愛情はさておいて性愛だけの関係の男女がゆったりと
一夜を過ごす宿泊施設。
対してモ ....
足の指先 手の指先 脳みそのなかまでも
俺の体内を駆け巡るすべての血管が
もし止まってしまったら
俺は間違いなく粉々になるって
表現おかしいかも知れないが
生きているって
簡単な仕掛け ....
一日一つかふたつインターネットに書き物を投稿している
それを家族は知っている
だけどね
何の関心も示さない
だってさ
それは幾ら掘っても何も見つからない宝物探しのようなものだから
家族 ....
先日
うっかり忘れてマスクし忘れスーパーの店内に入ってしまったら周囲からの凄い視線を感じて慌ててポケットから取り出したマスクで口を覆った
申し訳ない、これでいい
とココロで謝罪しながら買い物を ....
美しい川に美しい水が流れていた
美しい川岸には美しい花が咲いてる
美しい村を美しい山並みが囲み
美しい家々には美しい人々が棲んでいるに違いなかった
景色の全てが美しいと
何だか辛くなった ....
おんなはおとこの子を身籠る
おとこはおんなを孕ませる
子はおんなの胎内で
その養分で育ちながら産まれるときを待つ
零から始まる何ものもない
生命もまた
零から始まってなどいない
....
サヨクではなかった
かと言ってウヨクにもなれなかった
左でも右でもないなら
真ん中か?と
聞かれても
解答にに窮した
あっちでもなければ
こっちでもなく
そっちでもなかったから
....
産まれた日の事覚えてるか?
母親の窮屈な産道通り抜けてその股間からこの世界に
コンニチワしたときの事さ
産声あげてへその緒切られて湯で羊水洗い落とされたときの事さ
そんなの覚えて ....
ズキズキとココロが痛みだして
ハラハラとナミダがこぼれだしたら
あたりかまわず泣きだしてしまえばいい。
その日は祝日
新規開店間もないイオンモールに家族と一緒に車で出掛けた
五月。ゴ ....
魂迄ずぶ濡れにされてしまうくらいの雨があがった
のっけから魂なんて書いてしまうなんて
我ながら恥ずかしい
天上では死者たちの霊魂が集まり
火を燃やし始めた
濡れた衣を乾かすためらしい ....
天国へは階段を昇る
人によってはらくらくと天国に辿りつけるが
人によっては途中階段を踏み外すらしい
地獄ヘ真っ逆さまに堕ちる
最初から突き落とされるよりはましかもしれないが
わざわざいっ ....
日々はたんたんと過ぎていく
何も変わらない
何も変えられない
他人の眼には
一見健康な生活に見えているだろう
おだやかな暮らしに思われているかも知れない
私は私の余命を知らない
....
柿の木には柿の実がなる
栗の木には栗の実が
畑には麦や蕎麦が
田んぼには稲が米を実らした
貧困を絵にしたような暮らしの家は
藁葺きの古くて粗末な佇まい
それでも庭はそれなりにあった
....
夜がすぐそこにきたから
寝床に入り眠ってしまう迄の間
肉の欲望と葛藤するのさ
まだ若かったから
すぐに負けたよ
酒は飲まない
煙草なんてもってのほかだ
賭け事なんか手を出したら
身 ....
旅の人は足を止める
道は遥か地平迄伸びていく
旅の人は休息を必要とする
身も心もつかれ果てて埃にまみれていた
旅の人は道端の叢に倒れ込む
仰向けにねて見上げた空を鳥の群れが飛んでいく ....
駅
早朝
辺りはまだ暗い
耳たぶが凍りついてしまうくらい寒い
ホームで電車を待っていた
十九歳
半年振りに帰郷する
一人だった
彼は落ち着かない
気分が高揚している
昨 ....
日向の中を歩いていても人は多かれ少なかれ誰でも闇をかかえている
んだと思います
表面と内面の食い違いから起こり得る軋轢に人は苦しみ悩むに違いないでしょう
普段から親切でやさしい人
でも ....
普通に生きているつもりでも
普通の領域が曖昧だから
普通じゃないのかも知れない
あんた普通じゃないよオッサン。知ってるか、この世の中普通じゃないんだから、オッサンだって普通で
ある訳な ....
どんなに辛い目にあっても
どんなに悲しい思いをさせられても
そこは大人だから
人前に弱音をはいたり
涙滲ませたり
できない
そんな事したら
見せかけの同情と裏に隠された
嘲笑を ....
左右の手足の指は五本ずつ
合わせたら十本
それはいつ何度数えてもかわらない
勿論例外は存在するでしょう
だけど申し訳ありません
例外は外します
人は利き手の指を使い
数を ....
冴えない身なりをして
うらぶれた街を歩きたい
擦り切れた靴を履いて
ボサボサの髪で
この世の終わりの方角を見るような眼をしながら
行くあてもなく
彷徨い歩きたい
うす汚い帽子は
....
彼は十代が終わりに差し掛かる頃に
初めて
お酒と女性が売りの店に入った
入口の重たげな扉は引いて開けると鈴が鳴る仕掛けになっていた
照明が落とされて暗くなってる店内には
酒の匂いと酒を呑 ....
産んでくれなんて一度も頼まなかったのに
よけいな真似をしてくれた
母さん
何言ってるの
母さんだってあんたみたいな子供に育つと分かっていたら
死ぬほど痛い思いして産んでいなかったわよ
....
繁華街の雑踏で背後から呼び止められた
気がして
思わず立ち止まってふり返ると
自分ではなかった
と女は落胆した
知らない誰かが知らない誰かと
そこで偶然再会した様子だった
ただそ ....
未だに不老と不死の薬は開発されていない
絶対的な幸福を欲しがってはいけない
生命は
死の尊厳が優先されている
自由と平和を愛していても
いつなんどき
平凡な日常が壊され押し潰さ ....
ネェ、あたしの事愛してる?
彼女が聞いてくる
何だよいきなり、愛してるに決まってるだろ
と彼氏が即座に答える
本当に本当に愛してる?
と彼女が聞き返す
本当に愛してるに決まってるだ ....
あれは忘年会だったか新年会だったか忘れたけど
職場の宴会の夜
俺はまだ若かったんだ
酒を飲んでもしらふでも
俺は他人と打ち解けられない
性格がどうにもならなかった
いつものように俺 ....
途中で無性にカップヌードル食べたくなった。
コンビニの駐車場に車停めて店に入ると一個だけ買った。
店内で直ぐに開封し蓋を開けて備え付けのポットからお湯を注ぐ。
熱いそれを持って寒い外に出 ....
触れるものと
触れられないもの
この世界には二つある
この世界には二つしかなかった
真実の
私の気持ちは
私にしか解らない
本当の
君の気持ちは
君にしか
解らない
....
道草次郎さんのこたきひろしさんおすすめリスト
(159)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
可能なら雨上がりの空には理想的な美しい虹がかかって欲しい
-
こたきひ ...
自由詩
3
20-12-13
題名を持たない詩編
-
こたきひ ...
自由詩
2
20-12-13
俺の体の毛細血管もそれ以外の血管も
-
こたきひ ...
自由詩
4
20-12-12
私と言う物語には
-
こたきひ ...
自由詩
5
20-12-11
明るい未来_暗いトンネルの先に
-
こたきひ ...
自由詩
3
20-12-9
美しい景色
-
こたきひ ...
短歌
4
20-12-7
零から始まる何ものもない
-
こたきひ ...
自由詩
5
20-12-6
帰る所を失った者は
-
こたきひ ...
自由詩
5
20-12-1
さらばさよならグッバイ
-
こたきひ ...
自由詩
4
20-11-29
ズキズキとココロが痛んで
-
こたきひ ...
自由詩
4
20-11-28
カラカラと風に回ってる
-
こたきひ ...
自由詩
6
20-11-26
全能じゃない
-
こたきひ ...
自由詩
2
20-11-26
何も変わらない_何も変えられない
-
こたきひ ...
自由詩
7
20-11-25
無花果の木に無花果の実がなる頃に
-
こたきひ ...
自由詩
13
20-11-22
夜がすぐそこにきたから
-
こたきひ ...
自由詩
4
20-11-21
旅の人は
-
こたきひ ...
自由詩
6
20-11-20
人混みのざわめき
-
こたきひ ...
自由詩
3
20-11-19
日向の中にいても
-
こたきひ ...
自由詩
3
20-11-18
階段の有る家に
-
こたきひ ...
自由詩
3
20-11-17
極力、眼を現実から反らしたい
-
こたきひ ...
自由詩
4
20-11-15
指がさす方角には
-
こたきひ ...
自由詩
2
20-11-14
うらぶれた街が好き
-
こたきひ ...
自由詩
7
20-11-13
彼は十代が終わりに差し掛かる頃に
-
こたきひ ...
自由詩
4
20-11-8
産んでくれとは
-
こたきひ ...
自由詩
4
20-11-5
止めどなく零れ落ちる
-
こたきひ ...
自由詩
3
20-11-4
未だに
-
こたきひ ...
自由詩
4
20-11-3
太陽がおっかなくて
-
こたきひ ...
自由詩
1
20-10-31
無性にしたくなって
-
こたきひ ...
自由詩
2
20-10-31
_無性にしたくなる事
-
こたきひ ...
自由詩
6
20-10-31
人間嫌い
-
こたきひ ...
自由詩
2
20-10-28
1
2
3
4
5
6
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する