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32歳になるまで、
ひとを愛するということが
どういうことなのか、解らなかった。

32歳のとき、
運命の出会いがあった。

出会ったひとは、とても哀しくとても孤独なひとだった。
当時 ....
初鰹 猫に取られて食いはぐれ 飛行機の夏空横切る今日も晴れ 世界は


とても残酷で
とても冷酷で
とても醜悪で
とても我儘で
とても薄情で
とても無慈悲で
とても極悪非道で

とてもおぞましい


世界は


とても優しさ満 ....
   《薊など などか忘れ賜ひしか
         君に問ふらむ こころのゆくえ》


あなたはもう
私という毒草を忘れてしまったの?

何年でも何十年でも待つと言って下さった
その ....
死者のあしおと散るこえの
花息吹だき{ルビ御霊=みたま}ふる
{ルビ永久=とわ}をかぎりと{ルビ去年=こぞ}を問う
晴れるや明日は靴飛ばし
あまどい伝うなみだかな
寂しさを埋めることばを持たずして
        初めて「こどく」の意味や知るらむ
空に灰が降り積もってゆく。

透明な青を閉ざし
憂鬱と呼ぶには白すぎる山梔子の死化粧よ。
そうやって黙ったまま強く薫る秘密の甘さを
蜘蛛の巣みたいに絡み付かせ
左の中指だけで
僅かに藻掻 ....
飛ぶ鳥を“俺のものだ”とをのこ言う
          鳥はもはや還る気もなし
春嵐 吹く風のなほ 荒ふるや 夕闇と夜を愛して
太陽を
忘れてしまったの。

明るく眩しい世界では
光の霊が踊ってて
私の不器用な手足は軽やかではなく
無様に翔んで転んでは無邪気に笑った。
風の精は疾く優しく通り過 ....
月明かり
   その灯りのもと
               読み耽りたいのは
      ラブレター
大町綾音さんのリつさんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛するということ- リつ散文(批評 ...2*25-4-24
初鰹- リつ俳句3*25-4-22
飛行機- リつ俳句2*25-4-22
In__The__World_- リつ自由詩4*25-4-21
- リつ自由詩3*25-4-21
花息吹- リつ自由詩5*25-4-13
こどく- リつ短歌3*25-4-12
骨粉- リつ自由詩4*25-4-11
飛ぶ鳥- リつ短歌5*25-4-10
春嵐- リつ俳句4*25-4-9
帰還- リつ自由詩4*25-4-8
ラブレター- リつ自由詩7*25-4-4

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