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哀しみの野獣、叫んでいる
巨大に赤く染まった富士山に

ひらひら はらはら 舞う想い
貴女はあの日、遠い坂道を落ちていった

深まる夜に 肉は冷え切り苦痛、波打ち

哀しみの野獣、鋭利 ....
あなたの空に
雨は降り
震えながら
明日はない
と、
今宵だけ
あなたの胸から
流れ出る、
遡る時間
失われた記憶

寝台列車が発車する
カンカン鳴る踏切警報機、
幾つも幾つ ....
夕焼け朝焼け、
重なるように空を領し
今、朝なのか暮れなのか
分からなくなる、 
一時の眠りから目覚め

夕暮れに
感覚の光、
遠い思い出のように
余韻を響かせ
心、理念に充たされ ....
生、次々溢れ
死、粛々と席譲る

いずれ、
私の肉体は破壊され
鉱物界に還る

この清澄な空の青に
苦痛を逃れ清明な意識、保ち

たましい、次なる過程をタドル

こと想い、
 ....
夜が更けると
くしゃみする、
わたしが居る
満ち足りて

今夜は降誕祭、
クリスマス
キリストの受肉を
祝う時、
光の神霊が語りかける

)残り少ない人生の時間を
)わたしに賭 ....
艶めき照り輝く
黒髪、
街角に立つ少女の

光溢れる朝の美しさ、

わたしの意識、限りなく開き
街に少女に世界に浸透し

しずかな至福に出逢う、
この瞬間、瞬間の 光景

時間 ....
雲ながれ
雲うごく
次々と次々と

雲、生きて
意志持ち
水の青
その透明、
背景に
不動

不思議な
不可思議な
感触、残り  

眺めるわたし、

からっぽ
カ ....
ちっちゃいな
ちっちゃいね

小さな子供たち、
姉妹
手を繋いで
コンビニのATMの前に
お金引き出す母親を待ち
キョロキョロしながら
立っている

マシンがコーヒーを抽出する間 ....
病んだ肉身に訪れる
この一日の夜、
燃え尽き
色褪せ哀し
千の耳鳴り

星月夜、
向かいの家は
灯り、橙
白々渦巻く
時に、何想う

イルカのように泳げたら
ボウイの声歌う、 ....
朝に歩き進む街の道、
東京は今日も青に包まれ

眉間に皺寄せ、歩き過ぎる人
落ち窪んだ目をギョロつかせ、歩き過ぎる人
目を細め忙しく、歩き過ぎる人

突然、目が合った

澄んだ瞳が僕 ....
味覚、湧き溢れる土星に

熱、滾り流れ

原初の宇宙を思考し遡る、

己、病に相貌窶れながら

未知の音色 無限に広がる、

静かさ夜底に

日々営み努め待つ、貴女の示唆

 ....
雪崩れ落ちる未知、
揺れ動く音像、
誰も知らない

誰か知らないか?

野性の風が吹き荒れ
夜闇が濃密に深まり

離れた梢は既に裸木、
舞い上がる葉っぱ
宙空に、ひたすら
宙空 ....
ピーナッツ食い散らし
焼酎ちびちび飲んでたら
いつのまにか
肉体の熱、戻り
でも何かが変、
脳髄痺れたまま
意識、鮮明に

向かいの家の橙の灯り、点り

今夜、音楽に浸らず
自ら ....
川辺にて
女達の洗濯する
波紋が広がり
空の青に
染まる、 
 
輪っか輪っか

ただ楽しげに眺めている、
神様が いる。
夜底のしずかさ、感じた昨夜
解体していく雨、冬の冷え
降ったり止んだり、繰り返し

脳髄の苦痛は朝から、鋭く
引き摺られる意識、この肉の体
耐えては努める、今日一日


夜底のしずか ....
木星、輝いて
夜の冷気に

橙色の灯り
向かいの家

スッとする、すっとするんだ
わたし

またピーナッツ頬張りながら

夜の深まりを
感じ 静まり

未知の明日を 請い願 ....
天空の青
熱失う肉

輝く太陽、
ひかり
ひかり

東の空、

なんにもない
なんでもない

うっすら白い月、
巨大な輪郭 
現し浮かぶ

西の空、

横断歩道を渡 ....
外は一面の雨跡、うっすら
わたしの脳髄、拘束され
記憶の光景、次々再生する

なんだろう?

ピーナッツを頬張りながら
無限の広大に震えしずまり

夜、概観

心音の響きに 耳、 ....
なにもない
だれもいない
凍結した
大雪原の
真ん中で

まわりの山々の雪崩レル
脳髄貫く 巨大な響キ、

どぉんどぉん どぉんどぉん 


立ち尽くす
少年、

雪降る ....
漆黒の
闇の静かさに
潜むもの
余白、一拍
風吹き抜け

傘がない
貴女に逢いに行かなくちゃ*
街はイルミネーション
降りしきる
雨、冬の

開ける海
初めてみた
その広漠 ....
午前八時、
朝の散歩に出る
アパート二階の戸口にて、

冷気、顔面を刺し
意識、ハッと
覚醒し
見上げる
空、

あおくあおく
ただ青く

ふぅと息吐き
この世界の一角、
 ....
あけるよる
べろんとかがやくたいようの
まなざしにとけ
のまれゆく
ししゃふるししゃふるひかりのうみ
およいでおぼれてすっぽんぽん
むきみでうちゅうをわたっていく
さいはてのちにていみう ....
冷える肉にて開けた朝、
青い空はまた初々しく

哀し、

雨降り夕に待ち続けた人
今最果ての地にて生きる
肉の苦痛に、薬飲み続け
意識の乱れに、酒呑み続け

ええい、ええい!

すべては消え去っていく
すべては過ぎていく

無常を貫く一本の矢、
それだけを掴みたいのだ
そのための日々の ....
意味が剥離して
淫靡な亀裂、
多淫な破裂、
花咲く陽光の丘に
記憶の忘れ物
じぶん、行方不明

深い眠りに
意識は跳躍し
眠りのなかに
覚醒する
聖なる次元、
巌の輝き、
直 ....
熱、奪われ
肉身冷え切り
日は暮れて
行を重ね
狂うを正す

荒い息
日々続く
静と乱
合間を縫って
己を観る

ひょっこりと
内から現れる
その像を
今一つの
現と感 ....
光の朝に天高く
突き抜けた青をトンビが舞う

東京郊外にトンビ、飛ぶ!

あの、
高々と大きくのんびりと
旋回しながら舞い飛ぶ姿、
記憶の底から間違いなく

朝の輝きを光源を
よ ....
冷たい風、
心を吹き抜ける

ミッキーマウス、
笑ってら

過ぎ去る時の感傷と苦痛、
年の瀬に乗せ

今夜は暖ったまるんだ、
あなたの声に包まれ

優しく激しく、
熱は肉を抱 ....
おじいさんの毛糸帽子、
先っちょの球が揺れ
寒さに震える頭が傾ぎ
白い髭に霜降り模様
時の最中を彷徨って

十二月の一日、

青く瞬く街の電飾、

帰郷するには早すぎる
哀悼する ....
夕べに小雨、
待ち人あらわれず

肉は冷え切り
床に伏し

深い眠りに
底は抜け

聖なる宇宙の
内よりぽっかり

今宵限りと
銀河をわたり

輝く恒星のうた
耳澄まし ....
朧月夜さんのひだかたけしさんおすすめリスト(1000)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜想4・吉井和哉/『VOLT_』より- ひだかた ...自由詩422-12-28
かさ- ひだかた ...自由詩7*22-12-28
五行歌、響きの時- ひだかた ...自由詩522-12-26
包む空の青に- ひだかた ...自由詩622-12-26
夜想3- ひだかた ...自由詩422-12-25
朝の光景- ひだかた ...自由詩4*22-12-24
雲、水の青に- ひだかた ...自由詩522-12-23
いのち在る- ひだかた ...自由詩4*22-12-20
五行歌、星月夜- ひだかた ...自由詩5*22-12-19
朝にしずまる- ひだかた ...自由詩422-12-19
夜底の誘い- ひだかた ...自由詩422-12-18
更けゆくこの夜に- ひだかた ...自由詩4*22-12-18
瞬間の裂け目に、澄む。(改訂)- ひだかた ...自由詩4*22-12-16
神様が_いる- ひだかた ...自由詩5*22-12-16
解体する朝- ひだかた ...自由詩4*22-12-13
こいねがう- ひだかた ...自由詩5*22-12-12
光の青に包まれる- ひだかた ...自由詩422-12-12
夜、概観- ひだかた ...自由詩5*22-12-11
宇宙の心音- ひだかた ...自由詩4*22-12-11
五行歌、五感の未知- ひだかた ...自由詩6*22-12-10
青、この世に訪れ- ひだかた ...自由詩322-12-10
えいち〇叡智- ひだかた ...自由詩422-12-9
最果ての朝- ひだかた ...自由詩322-12-8
在ることの夜- ひだかた ...自由詩322-12-7
裂開宇宙- ひだかた ...自由詩422-12-5
五行歌、未知なる深淵- ひだかた ...自由詩5*22-12-4
トンビと俺と光の朝と(改訂)- ひだかた ...自由詩5*22-12-2
到来したこの夜に(改訂)- ひだかた ...自由詩422-12-1
十二月の一日- ひだかた ...自由詩522-12-1
待ち人- ひだかた ...自由詩522-11-30

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