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「生活習慣の改善」
捨てたのだ。躰を
鳴き声に眼が覚めて、土の魚は焼かれた。
そして人間は泡から生まれたと水はいう
それは泡に生まれ変わるのだともいう
気になるのは置いてきた框の景色
 ....
裏山の湧き水でできた小さな池に
動物たちの残していった
木の実が沈んでる

私は薬罐に水を汲んで
庭でとれた渋柿を置く

いつか絵が届いたら
匂いをかいでみて

今年もここで枯れ葉 ....
私たちは夜道を歩いてる
月明かりを頼りに

遠い世界から雷雨がやってきて
私の両耳をあなたが両手で塞いでくれる

夜中に目が覚める
部屋の中で風が吹いてる

私の髪はまだ濡れていて
 ....
雪平鍋に鍛金職人の金づちの跡、沢山。
雪平鍋という雪原に彼らの足跡、沢山。
 落ちていった……ビルの底に。光は星から降り注ぐ、気泡のように溶けていく月を後に残して。……星から光は降り注ぐ、見上げる目に刺さる、一つの痛みとして。落ちていったのは、ビルの底に、人の形としてある影と .... 少年のやわらかく
細い指先に宿るのは
老獪で強豪な指し手

不釣合いなやさしい眼で
駒を狩る

序盤は研究で速く指し
中盤は一時間余の長考に
沈むこともある長考派

質駒はもちろ ....
  I

そよかぜがふく

冬のちいさなすきま

まわりでは雨がふっている

かさをわすれたわという


  II

4色のセレナード

1つめはレモンいろの雲

2 ....
あのころゲーテを読み返しては
死んだように眠った
いまではゲーテも読めないから
枕をたかくして眠る
癒されたのはわたしではなく
夢にみた彼、誰かしらの人物
朧気な影と薄茶のレース
そ ....
 青菜摘みの乙女の墓は、ただの土くれの土饅頭で、その骨さえも焼かれなかったかもしれない。青菜摘みの乙女の墓は、ただの透明な空隙で、訪れる者さえもやがていなくなった。青菜摘みの乙女は、霊に囚われたまま死 .... 季節のない島には誰もかれもがやって来て、そして鳥のように消えていく
島の中央には工場らしき姿勢で大きく聳え立つ、この施設は時穴(ジーナ)とも呼ばれていた
それは単純に施設の内部が空洞化され、暗 ....
知らないうちに僕も大人になっていた。
絵柄を見ずにコアラのマーチを食べていた。
夜は暗い

暗いから
星が眺められる

僕の声の金属的なノイズでは
星を表現することなどできない
無残な



ふと新しい湖の夢を見る


その湖畔に咲いた
可愛い ....
 落ち葉を探して、歩いて行こう。落ち葉は桜が良い。桜の落ち葉は、花よりも美しい。落ち葉を探して歩いて行きましょう。希望は常に彼方にある。遠くにある虹が大きく、近くにある虹は小さいように、希望はいつでも .... 時が少女に恋をした


そのあまりの美しさに

流れをとめて数世紀



まるでブラックホールの

なかのように

とまってしまった時の流れ


カーン・ダンヴェール家 ....
もう立ち直れないね



水没した家から出てきて

アナウンサーに話しかける


一見元気そうな

初老の婦人の


派手な花柄もようの

ワンピースが


な ....
あたしの祈りを
占うにつけて
星占いなどあてにならないと
言いたくなるんだ

知らされる
思いどおりにならない街だと

蜂の巣をかつて駆除しようとして
美しく透きとおるハネに ....
或るひとのことが心から離れない
胸がときめき締め付けられる
そのひとを思うと切なくなり
夜が一気に長くなり眠れなくなる
それはいつかとまた同じ

きっときみは笑うだろう
いい歳をして何を ....
陽はすぐに暮れる。
晴れた日には外へ駐車しないか。
デパートの屋上。
隣は同じ背丈の介護施設。
山は夕焼けに染まり、
、まるで絵のようだ。
眺めてみろよ。
もったいないじゃないか、今 ....
ぼくが一番きれいにみえる
秋がきたよ

と月が夜に胸をはる

中秋の名月というけど
ぼくには迷惑だ
 
と夜が月に
言いがかりをつける

まあまあ

と雲が仲裁にはいってきて ....
たいがいの人は
生きている為の良好な条件が損なわれてしまうと
生きている事に嫌悪感を覚えてしまう傾向が表れてしまうようだ

もちろん例外はあって
逆境にこそ生きる闘志を燃やして前向きに突き進 ....
     じてんしゃのペダルを
    1かいてんさせたら、
   はんどるをクルっとまわすの。
  かてぽんとおとをたてて、
 すたんどをけったら、
みなとにむかってこぎだして。
たとえ詩が書けなくなっても
たしかに生きていくのには
困らない

だけど詩を書きたいと言う思いは
私の切なる欲求

時に心に石ころが詰まっても
叶えたい欲求

たとえば
公園の花 ....
都市のすきまかぜ
 吹きこんだはざまから
 
 顔をだすのは、
あなたと小鳥。
あらゆるものが

ゴミと化した時


ぼう然として

ただ涙だけが

こみあげてくる


大切な思い出が詰まったものを

助ける事ができなかったくやしさが

涙となって ....
また、一つのことが終わり
また、一つのことが始まる

終わらない人生のように、それは終わらない
また、くりかえす……

命をつなぐ糸のように
私のつかんでいる一本の想い。

そこから ....
知っている

世界で一番きれいな
この街の
うす青いそら

庭の金木犀が咲いている
この春
大きくなりすぎてしまって
邪魔になってしまった
枝を切ってしまったのだけど
私 ....
樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶を辿りいく

)何があったか
)細かいことは忘れちまったが
)ただ喜びと懐かしさだけ
 ....
三日月のブランコから靴飛ばす。
履き潰したオールスター、流れ星となれ。
本当に心底悲しい時
ひとは涙を流さない
花園は雨に憂えている。その{ルビ間=なか}を、
 ミツバチが叫びつつ、跳ねめぐっている。
幾百もの花が、その実をちらしている。
 地は、しゃがれ声とともに水をながす。

湖は{ルビ水煙=けむ ....
日比津 開さんの自由詩おすすめリスト(71)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
覚醒家- アラガイ ...自由詩13*19-11-16
どうぞのいす- mizunomadoka自由詩16+19-11-12
距離とベル- mizunomadoka自由詩1119-11-12
雪平鍋- クーヘン自由詩4*19-11-12
夜警- 朧月夜自由詩3*19-11-12
四百年に一人の少年- st自由詩219-11-10
solfege- 朧月夜自由詩7*19-11-9
この頃「自称詩人」- アラガイ ...自由詩5*19-11-9
青菜摘みの乙女- 朧月夜自由詩3*19-11-7
無人島「梟石」- アラガイ ...自由詩5*19-11-6
コアラ- クーヘン自由詩10*19-11-5
夜の優しさ- 秋葉竹自由詩919-11-2
落ち葉- 朧月夜自由詩10*19-11-2
可愛いイレーヌ- st自由詩219-11-2
もう立ち直れない- st自由詩319-10-31
そしてしあわせな夜へ- 秋葉竹自由詩819-10-30
落とし穴- HAL自由詩11*19-10-29
秋の- アラガイ ...自由詩5*19-10-29
月と夜 (改訂)- st自由詩3*19-10-28
人はたいがい- こたきひ ...自由詩619-10-28
behaviour- 朧月夜自由詩6*19-10-26
たとえ詩が書けなくなっても- こたきひ ...自由詩1019-10-26
behaviour- 朧月夜自由詩6*19-10-25
ドロに埋もれた毎日- st自由詩519-10-25
無題- 朧月夜自由詩4*19-10-24
金木犀の花咲く庭- 秋葉竹自由詩819-10-24
残響- ひだかた ...自由詩13*19-10-23
オールスター- クーヘン自由詩2*19-10-23
悲嘆- HAL自由詩7*19-10-23
sonnet(雨の日)- 朧月夜自由詩5*19-10-21

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