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足の指先 手の指先 脳みそのなかまでも
俺の体内を駆け巡るすべての血管が
もし止まってしまったら
俺は間違いなく粉々になるって

表現おかしいかも知れないが
生きているって
簡単な仕掛け ....
サヨクではなかった
かと言ってウヨクにもなれなかった
左でも右でもないなら
真ん中か?と
聞かれても
解答にに窮した

あっちでもなければ
こっちでもなく
そっちでもなかったから
 ....
前兆を後から気づいて何になる湯船にプカプカ遺体浮かんだ

酔いどれて歩いたらしい電車道轢かれた人が妻の叔母とは

叔母さんの一人暮らしの家整理郵便受けには不幸の手紙

俺の嫁従兄弟自ら命絶 ....
かたくなに抱かれる事は拒むのに

熟れた柿熟れない柿に枝垂れる

学童らのマスクの列も季節なく

ハイウェイ掛かる橋から身は投げぬ

かたくなにマスクをしない人がいて

性を買う行 ....
 産まれた日の事覚えてるか?
 母親の窮屈な産道通り抜けてその股間からこの世界に
 コンニチワしたときの事さ
 産声あげてへその緒切られて湯で羊水洗い落とされたときの事さ

 そんなの覚えて ....
日々はたんたんと過ぎていく
何も変わらない
何も変えられない

他人の眼には
一見健康な生活に見えているだろう
おだやかな暮らしに思われているかも知れない

私は私の余命を知らない
 ....
柿の木には柿の実がなる
栗の木には栗の実が
畑には麦や蕎麦が
田んぼには稲が米を実らした

貧困を絵にしたような暮らしの家は
藁葺きの古くて粗末な佇まい
それでも庭はそれなりにあった
 ....
彼は十代が終わりに差し掛かる頃に
初めて
お酒と女性が売りの店に入った

入口の重たげな扉は引いて開けると鈴が鳴る仕掛けになっていた
照明が落とされて暗くなってる店内には
酒の匂いと酒を呑 ....
死ぬのを怖がるのは生きているあかし
だけど生に執着するのは
ただ死を恐れるからだとばかりは
限らないと思います

永遠には眠れない
死ぬ事は
眠りの延長じゃないから

命の終わりは
 ....
人には顔色が有りまして
その三原色は
泣く
笑う
怒る
でしょうか

他人の顔色の変化はたいがいは判断が付きますが
自分となるとどうでしょう
いちいち鏡見てたら、たとえ泣いたり怒って ....
家庭を持って
家族が二人から四人になって

家を持って
車に乗って
可愛い猫を飼って

それでも
それでも
それでも

しあわせを100%迄
感じる事のない私は
何かが何かが ....
仕事終わって家に帰れたら
明日の仕事に差し支えないつもりで呑み始めたが
つい酒の量が度を超えた

それでも呑みたりなくて
呑み続けたら
酒が切れた

切れたら繋ぐしかない 
 ビール ....
同じ人間なのに
平気で約束破る人がいる

同じ人間だから
必ずきっと
約束守る人はいる

同じ人間だけど
約束交わす相手さえいない

同じ人間なのに
平気で殺す人がいる

同 ....
便箋一枚惚れた女の名前書き綴る
封筒に入れて封をして切って貼って
郵便ポストに投函した

惚れた女の住所と名前を表に書いて
裏側の差出人の住所も名前も書かなかった

俺はなんて意気地なし ....
本当はね
詩なんてどうでもよかったんだ

だけどね
私は私なりに
どうしても自己表現出来る方法が欲しかったんだ

でもね
私にはこれと言って何も持っていなかった

絵は上手に描けな ....
詩は底無しの沼だ

一度足をとられると
一夜が眠れない夜も来る

私の心の何処かに
掘られた運河

水が溢れて
堤防が決壊した

私の知らない街が
洪水に飲まれても

私の ....
河原に散らばった流木を広い集めた
干からびたそれに火を付けた

それは少年の日ノ一人遊び

あんたはなんにでも
本気になれないんだよね
いつも冷たくて覚めているんだよ

あんたの考え ....
もしインターネットに出会ってなかったら
詩を書いてなかった

私はそう思う

私はけして詩を愛してなんかいないと思う
ただ強く自分にこだわっていたいだけ

私は有名と呼ばれる詩人の有 ....
剃刀よりも切れるかみそりあれば
この腐った縁も切り裂けるかな
人間よりも人間らしい人間
それは人間じゃないかもしれないけれどさ

家のそばの立ち木に落ちた雷
父親の怒りを買った拳骨
母親 ....
西洋の暦もそろそろ元年に

口移し餅までするか新婚は

愛と性もてあましてる冬ラブホ

蜘蛛の子も寝室の陰巣をつくる

毒消し屋紙風船と置き薬

鬼灯の実が紅くなる庭の隅

結 ....
切り分けた林檎が赤く錆びていく

季語は冬午前の雨にやぶれ傘

転んだよ雨の泥濘寒い空

転んでも直ぐ立ち上がる道師走

新年が来ても無口はかわれない

餅喰って喉に詰まらすお年頃 ....
極めて良質で純度の高いLOVEと
そうでもないLOVEの度合いを計測する有向なキカイがあらわれたら
世界は大きく揺らぐだろう

もし
そんなキカイがあらわれたら
相当
世界は混乱するだろ ....
ゼロから始まるモノは何もない
と言う定説

一から始めなくてはならない

一夜の夢にあらわれた少女は
一糸纏わぬその身体を
幻想の寝台に横たえている

その乳房
その乳首
股間に ....
ちまたには暗いニュースばかりが続いているから
明るい話題が欲しくなる

そんな思いを数にたとえるなら
きっと算数だよね
数学じゃなくて

悪い噂は
それがたとえデマでも
一度立つと
 ....
あぶない橋を渡りきれば
その先には安全な場所が約束されているのかな

人生の至るところには落とし穴が隠れていて
それを無意識に避けて通り過ぎているのかも
わからない

だけど
急な坂道 ....
あなたのもとに嫁いだ日に
鳥籠ひとつ持ってきました

ずっとずっと女になってからも
大切に飼っていた鳥だから

これまでに
一度だって逃げようなんてしたことなかったのに

あなたのも ....
美しい言葉を綺麗に並べたら
弓にして
誰かの心に矢を放ちたい

それが誰かがわからない
靄に飲まれて
わからない

美しい言葉を綺麗に並べて
風景画を描きたい

気に入る絵の具が ....
遥か遠くでまた台風が発生した
一週間かけてこっちに向かってくるらしい

海水の温度が高いから勢力まして
来るらしい

何でもそうなるかは
理解出来てない

それはテレビの構造を全く知 ....
もし
太陽が燃え尽きてしまったら
月が代わってくれるのかな

いい加減
夜ばかりの照明役には厭きているだろう
ここは昼に回って精一杯輝いてくれないかな

たとえ
太陽が燃え尽きてしま ....
何が欲しいの
何を求めているの

それより
何が要らなくなったの
何を棄てたいの

自分が見えないの
それとも
自分から
眼を反らしたいの
それは
現実から眼をそむけたいから
 ....
空丸さんのこたきひろしさんおすすめリスト(213)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
俺の体の毛細血管もそれ以外の血管も- こたきひ ...自由詩420-12-12
帰る所を失った者は- こたきひ ...自由詩520-12-1
暇潰し- こたきひ ...短歌320-11-29
謎に充ちている- こたきひ ...俳句220-11-29
さらばさよならグッバイ- こたきひ ...自由詩420-11-29
何も変わらない_何も変えられない- こたきひ ...自由詩720-11-25
無花果の木に無花果の実がなる頃に- こたきひ ...自由詩1320-11-22
彼は十代が終わりに差し掛かる頃に- こたきひ ...自由詩420-11-8
死ぬのが怖くて- こたきひ ...自由詩120-11-6
人には顔が有りまして- こたきひ ...自由詩220-10-17
幸福のリスクとデメリット- こたきひ ...自由詩420-10-16
若気の至りとは言わない- こたきひ ...自由詩220-10-13
約束におは付けないで- こたきひ ...自由詩320-10-13
愚かこそ生きる肥やし- こたきひ ...自由詩820-10-7
インターネットに出会ってなかったら- こたきひ ...自由詩520-8-31
即興曲- こたきひ ...自由詩120-8-13
燃えてたぎれない- こたきひ ...自由詩320-7-30
もしインターネットに出会ってなかったら- こたきひ ...自由詩220-6-11
比較すると- こたきひ ...自由詩320-6-6
レイワ二年- こたきひ ...俳句220-1-1
十二月に十七文字- こたきひ ...俳句5+19-12-29
LOVEらぶラブ- こたきひ ...自由詩119-11-29
ゼロから始まるモノは- こたきひ ...自由詩419-11-19
誤算だらけのラブソング- こたきひ ...自由詩719-11-4
あぶない橋を渡ると- こたきひ ...自由詩419-10-26
籠のなかの鳥- こたきひ ...自由詩519-10-20
美しい言葉を- こたきひ ...自由詩619-10-20
ふたたび台風がゆるせない- こたきひ ...自由詩319-10-9
太陽が眩しすぎて- こたきひ ...自由詩3+19-10-5
欲望と欲求の- こたきひ ...自由詩319-9-26

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