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汽水域でしかいきられない乱反射は
椅子に座っても安らぎにはほど遠く
手から手と瓶のなか追いかけていた

 わたしの、わたし達の心は縛られることはない
 そんな風に真っ向から歌う事を忘れてしま ....
詩のとき 心は旅をする
命からとおくはなれて
あるものの全てにこまかくなってよりそう

愛などは 手に負えなくて
途方にくれた
炎はもう あかるすぎて
いられなかった
はじめて ....
流浪の果てに出會う


濱邊にて、十月の焚火


ああ何だかオレにそっくりだね


だからと云って


互いに寄り添う氣など、ない


わかりあえないから一緖にいる、
 ....
45歳定年制には、大賛成である。
人生、元気で動けるのが、
多めに見立てて、80歳までだとする。
そうすれば、
30歳で就職して、
45歳で定年ならば、
人生のうち、特定の企業に勤めるのは ....
{引用=犬も食わぬ だとしても ただ己の生前供養として
またも雑多な感傷を一つの籠に盛り合わせてみる
秋を想わざるを得ない日 繰り返される儀式として}


{引用=ひとつの面差し}
睦まじ ....
縁側で
ぷっと
西瓜の種飛ばし
放物線の先を
追っている
幼い子供が
独り居て

遠い夏の日
夏の午後
その日を生きる
幼子が

風に吹かれて
風に吹かれて

名無しで ....
ひろびろ青がひろがって
鳥の群れが行き過ぎる
街は熱波に曝されて
子らの午睡を浅くする

  *

ちから抜けちから抜け
胸にわだかまる不安感を
呑み込みおれは街を行く
こんなにひ ....
{引用=少女アデリーの失くした人形のために}
暑い日にはアスファルトに足をとられてしまう
あえぐ憐れなペンギン
目標を喪失した花鋏
放置されたまま錆びて行く殺意
間の抜けた 横顔の
驚きで ....
ざあざあと傘が泣いてる
交差点に人はまばら
忘れ物をしたようで振り向いたら
世界はどこにも無かった

息苦しさがどこから来るか
白く塗りつぶされる前に
見つけられたらいいのに
ぼくは錠 ....
{引用=焼香}
{ルビ鶫=つぐみ}を威嚇する
{ルビ鵯=ひよどり}の
声は形より
広々とこまやかに
震えた
春の微粒子
住宅地の雪解け水を
長靴で測り
黒いコートに受ける
日差しを ....
あなたが嫌いだから
あなたとは距離を取りたい
あなたといると
私が私じゃなくなる
あなたと一緒にいたら
耳が聴こえなくなった

あなたは私を支配する
あなたのために微笑むことはもうない ....
「大地」

大地がぼくを落とさないでおくのは
それはやはり
大地がやさしいからだ
そうかんがえないと
「今」にいられない


「ゆきがふる」

あの子
ゆきにさわりたいから
 ....
ガラス越し
ひとつの思い出が横切る午後
指をのばしてももう届かない影よ
その横顔はいつか見たシネマ
唇が動いて――と言った

    
    蒼いカモメの夢を見た
    夜明けの波 ....
眠りに落ちるまでの
時間を持て余す
今夜はどんな夢を見よう
眠れない夜は更けていく
不眠と過眠を繰り返し
私の日々は過ぎていく
王子さまのキスでは目覚めない
目が溶けるまで眠っていたい
 ....
伊達の喫茶店で唄った後に
店主に紹介されて
火山灰を釉薬にしている陶芸家の居る
洞爺湖に向かった

あの時
何か手土産を持って行ったと思うが
何だったのかは覚えてない
けれど
当時は ....
{引用=逆説的}
ルイス・キャロルが実在のアリスを愛し物語を捧げたように
わたしも捧げたかった

わたしも溺れたかった
ボードレールがジャンヌ・デュバルの肉体に溺れたように

高村光太郎 ....
黄白い
月が
宙に浮かんでいる
この夜は
脈動静か
気は鮮明
揺れる
草葉の陰に居て
絶えざる街のザワメキを
浴びて浴びる
わたくしが
視界に飛び込む
孤独の実を
むしゃむし ....
夜、寝る前になって
やっと止まる原因不明の嘔吐感
医者はばんばん薬を処方し
私はばんばんそれを飲み
そうして実は気付いている

吐き出したいのはこの魂だ
上手く吐き出せない現状に
吐き ....
死にたいとか
もう投稿やめて完全に詩を捨てますとか
すべてはむなしいとか
疲れたとか
そんなことを白紙の紙に書いては消しまた書くそんな自分に嫌気がさして外に出てみた

そこには大きな月があ ....
何処か遠く彼方から
子供たちの声響く夕暮れに
缶カラからから転がっていく

風もない 人もいない のに
からからからから転がって
グシャリひしゃげる 銀の乱反射
無数の記憶の断片が
ぱ ....
気がつくと
またちんちんをさわっているよ
さみしいからだろうよ
何がさみしいかというと
あらゆる人の記憶から
おのれを消し去ってしまいたいから


あらゆる人の記憶から
消え去ったあ ....
素晴らしい夜のかけ算。

雑魚寝の朝。

名前も知らない彼らと踊った数時間。

大事なことは何一つ解決しないけど、そこには音楽があった。


見たくないから目を閉じたのに浮かんでくる ....
薄墨の夜更けを濡らす雨
花と霞
歩道の影は浚われる
手向けられた明日をやわらに拒む
けぶたい描線の重なりあいに
コインランドリーは自転する
憂鬱の底に溜まった
うろを洗い
心臓の襞に詰 ....
八月が
アスファルトを割り
自らの骨を
苗床に咲く
一輪のうつくしさを
知ることはない

はてない野を
踏み出した一歩
素足に残る感触

燃え、骨になり
芽吹く
秘密基地の
 ....
細かな砂利と一緒に寄せ
滑り落ちてゆく
向こう側へ
くるぶしまで濡らしては
かえすゆらぎ

見上げれば
三角形の
それぞれの頂点が
数万年の誤差で
瞬いている
私は今日も相変わらず
わかりやすい罠にはまって
人がいいと思われている

湿度に混入された優しさを
享受できない自分は
永遠の独りぼっち

苔むした墓石の
インフレーション

雨 ....
誰も見やしねえこんなの
自嘲と過ごす舞台袖
出番の声は目覚まし時計
無理やり自分で幕をあけて

才能の一人芝居
最低の一人舞台
くだらないナイトショー
演者なんてコミュ障

そっと ....
あの人に先立たれてから
ふとぼんやりすることが多くなったが
なんということはない
あれは 祈りと思えばいい
捧げるものも今更ないから
全霊の無礼を捧げているのだ
そう思えばいい
僕は晴れ男にはなれないけど、晴れ間男くらいにならなれるかも。
君が悲しんで泣いてたら、ほんの一瞬くらいなら笑顔に出来るかも。
心は
少し麻痺したぐらいが
ちょうどいい
心無いことを言える
心無い人たちがうらやましい
誰かのために
あなたのためにって
頑張っていると
溢れ出る涙を見て
こんなものいらない
と ....
◇レキさんの自由詩おすすめリスト(209)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
舗装路- 帆場蔵人自由詩821-10-28
詩のとき- はるな自由詩921-10-28
長袖- 墨晶自由詩1*21-10-28
45歳定年制- はだいろ自由詩121-9-13
傷んだ果実の盛り合わせ- ただのみ ...自由詩3*21-9-11
童夢- ひだかた ...自由詩821-7-18
青い街を行く- ひだかた ...自由詩14*21-7-16
嵐と晴天- ただのみ ...自由詩6*21-6-6
雨に沈む- あまね自由詩1121-5-13
反省なんかしない- ただのみ ...自由詩7*21-3-14
私の嫌いなあなたへ- 無限上昇 ...自由詩521-3-12
ついーと小詩集2- 道草次郎自由詩10*21-3-7
冬のシネマ- 石瀬琳々自由詩11*20-12-12
眠り姫- 無限上昇 ...自由詩320-11-19
一宿一飯の恩義- 板谷みき ...自由詩4*20-10-25
恋人と爆弾- ただのみ ...自由詩5*20-10-24
月に祈る(改訂)- ひだかた ...自由詩420-10-23
詩の言葉で魂を- ひだかた ...自由詩1020-10-12
月見草のはなびらのようになります- 道草次郎自由詩5*20-9-22
夕景- ひだかた ...自由詩520-9-20
またちんちんをさわっているよ- はだいろ自由詩920-8-14
UNDONE- 福原冠自由詩220-8-14
報復- 飯沼ふる ...自由詩120-8-14
八月- wc自由詩220-8-1
- wc自由詩1920-7-14
梅雨明け- TwoRivers自由詩4*20-7-7
夜の空回り- 天竺葵自由詩120-6-30
教典- ぽりせつ自由詩320-6-30
晴れ間男- クーヘン自由詩6+*20-6-11
こころ- ガト自由詩3*20-5-20

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