彼女が住む耳をふさぐ 意味あり気にゆっくり沈む
巨大で感傷的なひかり
あれは詩ですか?
いいえ、
夕暮れです
毎日違う角度で訪れる夕暮れです。

公園の隅で地面に寝ている
赤や黄色
あれは詩ですか?
い ....
三年前、秋田に帰ることを決めた日にも、父は空に現れた。
辰年生まれの、亡くなったはずの父が、夏の空に浮かぶ、龍の形をした雲になって。
それから三年後の今日も、父は空に現れた。
一度だけ、雷の音が ....
世界最短の詩が何であるか、皆さんはご存知だろうか。

恐らく誰もご存知あるまい、と筆者は思料する。したがって、この文の最後にもういちど、皆さんに同じ質問を投げかけるので、以下の記述を読んだ上で、あ ....
 
 
今日は昼過ぎ、らーめん萬亀まで散歩に行ったら、いつもは行列なのに余裕で座れた。もしかしたら、昨日の夜、土崎のつけ麺店がテレビで紹介されていたので、そちらに流れたのかもしれない。
それはそ ....
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西の空に 夕日が溶けてしまう前に
愛するあなたを 包みこむ

銀色の粒が 凍えさせてしまう前に
愛するあなたを 包みこむ

愛するあなたが ....
ミツバチの午後 井坂洋子

恋人に会いにいくときは
緑樹の濃い反射がほしい
幾重にも層をつくる
日射しのプールの水面下
顔をあげると
ミツバチの唸りが耳もとをかすめる

肉体(からだ ....
ゆるやかなかたちをした盆の夜に
引き離された電信柱は
ふるえる蝉の叫びを聞きつつ
ただひとり
とーん
と、立っているのであります。

向こうの小路の小さな光は
いったいどいつのあかりで ....
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世界が今日より早くて

欺瞞に満ちた世界に落ちるなら

夢を切り売りし

希望を消費して暮らそう


排他的な言葉を並べては
 ....
苦しみとニアリーイコールな感情

友部正人と森山直太朗により
溶けた脳みそ

不安定で眠れない
不安定で眠れない

愛して
愛をして
愛でいて

それでいて

もう ....
ありのままの
星空よりも
ふんわりと雲のかかった空を見上げ
満天の星空を
想像する方がきれいかもしれない
ありきたりなことだけれども
わたしたちの想像力は
ある種の創造力よりもずっとずっ ....
            万物が一つの花ならば
            誰が愛でてくれようか
            蕾のままに枯れて逝く
            誰が涙を流すのだろう
     ....
 
真っ白な紙をひろげて 地図を書き込んでください

夢を失くしたなら 素直になってください

さまようのなら 立ち止まってください

誰かが泣きたいなら 私は真っ白な紙になりますか ....
例えば、君の楽観的な物の捉え方が
誰かを傷付けたとしよう
だからといって悲観的になる必要はない
君は目の前にある壁をぶち破ればいい

落ち着いた生活がいいか
変化に富んだ生活かいいか
ど ....
あなたという詩集を読む
ページをめくるごとに
あなたは姿を変える
それは紛れもなくあなただ

湖面に張った氷の下で
微かにあなたの体温を感じている
あなたはぼくをぎりぎりまで追い詰める
 ....
あったかいコーヒーが飲みたい。
あたたかいコーヒーは偉大なのです。ほかほかでいい匂いがして、マグカップをもっているだけでふにゃあとなってしまいます。
飲んだらほうっと言葉にならないためいきがでて、 ....
とても とても 小さな町から
とても とても 遠くの町へと
列車は少年を連れ去った

絵に描いた景色が
車窓に飾られてく度に
少女の声はひび割れていった

小麦色の雲の間で  見えない ....
誰もいない荒れ野に わたしはひとりぼっち
月の表に立っている 今わたしはひとりぼっち

重力のないところで計られた ひさかたの光
空気も水も 温もりもない わたしがひとりぼっち

辛い ....
ピリオドを
よぞらにうっていく

ひとつ、またひとつ
つぶやきながら

せかいがこどくで
みたされていく

ごらん
あれがあまのがわだ
I君は言った

貴方の右目は本当だが
左の目は嘘をついている


 I君 君は正しい
 私が語ったことは
 心底そう思っていることで
 私が喋ったことは
 受け売りだった


 ....
よるのそこ すいぎんにおぼれ キスをした
(どうか、あいしすぎませんように。)


草原に降り立つ迷子のくじら雲
海にも空にも居場所がなかった


青、 青、 青、
過呼吸のような信 ....
窓ガラスにくちづけを
吐息がこぼれたら
やさしいあのひとの時間
ミルク色の月に
紅茶をこぼして
頬を寄せて眠るひざまくら
好きといって
嫌いといって
憎むといって
どうか
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
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