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豆腐くらいの冷たさの風

味噌汁ほどの温かさのこころ

まっすぐなこの気持ち

浮かんで浮かんで消えて浮かんで


肩のちから

抜く

飛び降りた


それでもぐちゃ ....
むずむず

胸が

むずむず

傷ついているのか

もやもやしているのか

イライラしているのか

むずむず

胸が

むずむず


ただまあはっきりしていること ....
ぼくはあのときに逝く

過去のあのときに

あなたが轢かれるそこに

ぼくはあなたを護りに逝く


あなたがいなくなる世界と

いまもあなたがいる世界は

あの日生じたパラレ ....
ダイナミックな荒々しさや悲しみは

フランス喜劇に鑿ふるわれて

ひとや自然や建物は小景に繊細に描かれていく

口からこぼれる呻きや

木々が風に鳴る音や

建物がたてる静けさは
 ....
詩ならZER◎みたいな奴を書きたい

あのニュース番組の

ZER◎〜

みたいな奴をだ

一日の疲れを

うきうきしたものに代えてくれるような

ZER◎〜

みたいなそ ....
富士は日本をしたがえて

フルスイングする屹立だ

ぼくは涙をしたがえて

外灯もゴッホの星月夜

富士は地球をしたがえて

フルスイングする精密だ


ぼくらは今夜宇宙の片 ....
ふくよかな大気あり

清新な波動あり

まじめな車たち

街道の電飾

町には外灯がなかった

ライトを消せば黒

闇ではなくて黒

そこにもふくよかな大気

清新な波 ....
たのしいな

たのしいな

ごめんな、俺なんかで

いとしいな

いとしいな

お茶も、唐揚げも、な


なみだがとまらない

きずつけたくないから

あくびがとまら ....
さよなら

こんにちは

さよなら

こんにちは

時よ、さらば

録音など出来ない

時よ、さらば

まことを込めよう


時よ、さらば、

時よ、さらば

 ....
あの方が生きておられたら今年80歳だ

おなくなりになられたのが御歳15の時だから

あれから65年

昭和30年代があり

40年代があり、50年代、60年代、

平成になり、平 ....
焦りや落胆や失望は

いろいろなことを教えてくれる

ぼくには祈りがあるのだ

澄みわたる世界があるのだ

それが有難い

親切されたり誉めてもらえば

だれでも感謝ぐらいでき ....
いのちを使ってるか

時代や場所にも負けないほどの

それはいのちなのか

いのちを使ってるか

そのうえをだれかが歩くほどの

それはいのちなのか


春夏秋冬に感じている ....
だれにもなんにもみとめてもらえない

そんなことをがんばるのは

がんらいごりやくしんこうのつよいわがかけいには

あまりないめずらしいにんげんにちがいなかった


雪が降る

 ....
夜を歩いていると

町が優しく見えるようなことがある

いま抱えていることも忘れて

風や足音や

ひかりや匂いにこころを放つ

さらさら揺られながら

すべてを失いながら
 ....
行方不明の小学生3人が見つかった

そういうニュースのテロップが流れていた

冒険したかったのだという

公園で見つかったそうだ

騒ぎすぎだ、なんかへんだ、この違和感は


正 ....
1977年

話しがピーマン

ことばの悲しみ

ぱりん


水溜まりが凍っている

それを指でもちあげる

変なスジがついている

透明だけど透明でない

鳩がなく ....
名古屋が白く煙っていた

空に面したすべては雪を

素直なぐらい被っていた

冷たい車窓に手を当てる

ごろごろって手を当てる

我慢する温かさが欲しい

吐き出したら傷つくか ....
寺からオレンジいろの灯

今宵晴れたムーンライト

ひとりたそがれ繰り返す

こんなにも月があかるい

ちぎれ雲が水墨みたいだ


しあわせだ

冬枯れの森林公園

夜空 ....
優しさと痛みをくっつけてくれるのは

あたたかさだった

優しさと痛みだけなら傷つけるだけだった

冬の光のような

さわやかな絶望と楽しげなかなしみ

太陽と地球の距離、そのあた ....
昭和13年の正月にタイムスリップしていたのだ

女は着物か着物っぽい洋装をしていた

喫茶店では皆姿勢が良かった

会話の声はさ行が強調されて聞こえた

新聞はどれも昭和13年の正月の ....
愛が溢れ出す

それはほんとうの話

切なさの正しさを調べ出す

もう受け入れて貰えなくて

干からびた脳が暴きたてる

あなたの愛の

それはほんとうの話


最愛が旅 ....
私自身、ともすると自信を失っている。

いや、自信がない訳ではない、自信が限定的になっている。

年を重ねると経験値が上がる。

その経験には当然、プラスもマイナスもある。これが私の自信を ....
SMAPの解散が勇気をくれる

当たり前のことを教えてくれる

世の中そんなことがほとんどだ


永遠なんてないし

陳腐なことは多い

いちいち傷つくな


SMAPの解 ....
月が未明に

ひだりしたにだけ

亀裂を走らせ

音もなく

ざわつき

かがやき

それとは関係なく

オリオンは南天から北の裏側に


(天体とはそういうものだ) ....
年寄が熱狂することに

希望を探したりしている

年を重ねるうちに希望は

希薄な望みになってしまうようだから

年寄がいまだ熱狂していることに

切実を探してしまうのだ


 ....
息が落ち着かない

頭痛がする

もう2週間ぐらい続いている

真夜中頭痛で目をさました

病院へと車を走らせることにした

居住エリアを入れて脳神経外科、急患、夜間で検索し

 ....
エンターテイメントなんて所詮

人間がやっていることだから

夢や切実はもう遠いおとぎ話

若者はどう傷ついたのだろう

老人はどう消化したのだろう

エンターテイメントなんて所詮 ....
ひどいことされて

それを正当化されて

お金や時間や尊厳をうばわれて

泣かされて

うらまず

なやまず

うれいを持たず

生きていくには奇蹟が必要だ


ぼく ....
街角にはロボット

ロボットのつぎは鹿

さいごにセンサーを外した俺たち

ブドウ畑が青白いひかりを浴びている

モーティブから落ちて怪我しようが

まるでかまわない

まだ春 ....
いいこと考えた、が

その合図

砂漠に水をまく

借金十三億、未回収金三億、不良在庫八千万、

みんな切実になって

仕方ないことだと

本気で開き直っていた


うら ....
ひだかたけしさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(161)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼくの哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩1017-2-16
むずむず- 吉岡ペペ ...自由詩117-2-14
あのときに逝く- 吉岡ペペ ...自由詩317-2-14
はじめての手紙たち- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-12
ZER◎- 吉岡ペペ ...自由詩217-2-10
宇宙×フルスイング- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-7
山口の夜- 吉岡ペペ ...自由詩717-2-5
お茶も、唐揚げも- 吉岡ペペ ...自由詩317-2-4
時よ、さらば- 吉岡ペペ ...自由詩217-1-29
仁王の胸- 吉岡ペペ ...自由詩217-1-28
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩1317-1-28
いのちの唄- 吉岡ペペ ...自由詩517-1-24
ごりやく- 吉岡ペペ ...自由詩417-1-22
不死鳥のような夜- 吉岡ペペ ...自由詩517-1-21
身から出たモノサシ- 吉岡ペペ ...自由詩517-1-20
1977年- 吉岡ペペ ...自由詩517-1-18
車輪が雪を掻くように- 吉岡ペペ ...自由詩317-1-14
少年時代- 吉岡ペペ ...自由詩1317-1-14
工場とららぽーと- 吉岡ペペ ...自由詩817-1-9
水溜まり- 吉岡ペペ ...自由詩417-1-8
あなたの愛の- 吉岡ペペ ...自由詩417-1-8
自信- 吉岡ペペ ...自由詩417-1-7
当たり前のこと- 吉岡ペペ ...自由詩317-1-5
亀裂- 吉岡ペペ ...自由詩217-1-4
初日の出- 吉岡ペペ ...自由詩117-1-3
深夜病院にて- 吉岡ペペ ...自由詩417-1-2
エンターテイメントなんて所詮- 吉岡ペペ ...自由詩216-12-28
奇蹟- 吉岡ペペ ...自由詩716-12-28
ふくよかな時代- 吉岡ペペ ...自由詩616-12-25
砂漠に水をまく- 吉岡ペペ ...自由詩216-12-25

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