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昼に蒸された夜の町あかり

花火のあとのような煙や雲

おまえはスーパーに駆け込むのか

ならばおれと食事に出掛けようよ


お祭りあとの夜道にひそむゆらゆら

降りもしない雨の ....
青葉城って単なるあだ名だったのにいつのまにか通称になってしまったのだそうだ

その城跡は整地された原っぱみたいなところにあると思ってたけど山の中にあった

思い違いといえばモンゴルの草原もそん ....
理由なんかゼロかも知れない

ひとつでもみっつでもなく

理由なんかゼロかも知れない

ない、ということがゼロだとしたら

ゼロかも知れない、とは二重のゼロだ


ないのない、は ....
サーカス小屋に夕げの香りのあたたかさはないのだ

オレンジと黒の渦巻きのぶん冷たく焦げている

騒々しい星々が夜を乳白色に染め混沌とさせている

父母は夜通し外にいて金と切れ端を数えていた ....
青い空には檻と月しかなかった

言語がちがえば思想もちがう

文化がちがえば感性もちがう

国がちがえば守るものもちがう


どちらかが謝り

その誠意をかたちに表し

それ ....
私はぐだぐだになって生きて

ぼこぼこになって死んでいけるほど

自由なのだ

傷つけ傷つき

特に正しくも

悪くもなく

いつかの準備のために人のなにかを

見過ごすこ ....
おい、みんなあ

声なき声をきいてるかあ

悲しかったり

つまらなかったり

みじめだったり

苦しかったり

そんなとき

みんなあ、声なき声をきいてるかあ


 ....
あした生きていたらひばりは80歳になる

酉年に80になるなんてやっぱりひばりだ


レコードデビューまえ9歳の彼女は巡業中バス事故に遭う

死体としてならべられ白い布を顔に被されそうな ....
検収金額を改竄して不正経理処理

極秘図面は取り決めた場所以外の所に置きっぱなしだ

もちろんお客様キーマンから嫌われ

仕入先様からもまったく人気がなく

出張報告書は督促を経理から ....
いったいどこに行ったんだろうか?

消えてしまったんだろうか?

閉じ込めているうちに

吐き出しているうちに

質量保存の法則というやつは

こういうことにも適用されるのか?
 ....
そんたく、かあ

雰囲気づくり

出たとこ勝負

なるようになるさ

神様は人間、だ


ホースで花や葉をかきわけ

土に水をさしていく

庭のお花に水をやる

ちい ....
まん丸の

焼き菓子みたいな

今宵の月

雲に隠れてみたり

顔を出したり

なんだか不思議な

態度をとるよ


朝にはクラゲみたいに

薄うくそおっと光る

 ....
哀切は温かく

歓びは儚げで

人は生きてゆく

記憶のような

時の形をゆく


ラジカセが宝物だった

今だとスマホか

今の子達はラジオを録音とかするのだろうか
 ....
ある晴れた日に

平野にあなたが帰ってくる

自転車を避けながら

国道の渋滞にめまいを覚えながら

膚がかさかさになる家に

丘からそれを見つめている

思わずふたりは

 ....
夜あるくにはこわい道だった

夜桜は昼よりも白くて

ふたりの歩幅はうそをついていた

お葬式のような桜のぼんぼり

好きだとはとても言いだせなかった

血を流したところを抱き締め ....
この世とは

ぼくがまだ死んでない世界?

地球が隕石かなにかでくだけ散っても

ぼくが宇宙船で脱出して生きていれば

この世は存在し過ぎてもいく

ぼくがこの世にいなくても

 ....
窓辺に座って目の高さの夜桜を眺める

春霞の空は街のひかりを吸って灰色に濁っている

額にあたる風が花びらを舞わせている

涙のようだ

あのときわたしが流した涙のようだ

涙はし ....
夜が明けるまえ車を出した

帰る道がわからなかった

なのにライトが道を照らしていた

タバコを求めるためだけに酒場にはいった


おととい加齢臭のおとこに7時間拘束された

む ....
地球の音がする

自転の音がする

それは公転の音かも知れない

触りたい

影響をあたえたい

おなじことをして欲しい


厳しい寒さからあなたを護りたい

破片からも ....
あやとりを繰り返す

かたちを変えながら

手首を噛むと涙があふれた

哀しみ

届かない星々の煌めきの際

かたちを作りながら

あやとりを繰り返す


並木道

 ....
絡めあうゆび

傷だらけのたましい

ふたりぼっち

ビルと家々との間に

はんぶんの月


体重かけていいですか

あなたは軋むかも知れない

熱と匂いを吸わせて下さい ....
たしかにこわいけれど

津波で死ぬために生まれたわけじゃない

津波から逃れるために生まれてきたわけでもない

死ぬために生まれたわけでもないし

死にたくないから生まれてきたわけでも ....
飛びたつ機会を待つ鳥たちは

地球のいのちの最後の足跡

飛びたつ機会を待つ鳥たちの

さらさらとした最後のキス

飛びたつ機会はどこかで今も

温かいものだけ探している


 ....
営業マンは営業成績が人格だ

老人は預貯金が人格だろうか

アルバイトは手際の良さが人格だ

そうだ

お金持ちだけだ

清潔さや円満さ、温かさが人格なのは


招待状からラ ....
幼いおんなのおなかにシワが走ると

年老いたおとこのおしりにはシワがはいる

そんなことはまるでついでのことで

ただ大切にするという約束を果たすだけだ


人肌のきゅうりは爽やかで ....
ばかすか寝ていた

名古屋で起きた

新神戸でなくてよかった


感情を論理的に描いて

たまに象徴的なことばを詩的にはさむことで

世界的に評価されている作家の新作を読んでいた ....
愛するひととの悲しい別れを

少年のころ聞いた鳥の啼きごえを

れきしの谷間を

浮かばれないぼくを

そっとしておいてくれるのは宇宙だけだった


星を見つめながら運ばれる
 ....
宇宙には壁があった

宇宙にも壁があったのだ

壁は油断していた

まさかぼくに触れられてしまうとは

思ってもみなかった

それでも壁は慌てるそぶりも見せず

慌てたところで ....
海や半島が見える

町が載っている

へばりついている

むこうの山に雪の名残

肉体は懐かしい光と影

セピアをカラーに

女のうでが胸をおさえる

化粧けもない悲しみだ ....
尾崎豊の僕が僕であるためにをケータイの待ちうたにしているひとに訴えられたことがある

地方裁判所から送られてきた封筒を開けると恩を仇で返されたような内容だった

尾崎豊か、

清原も尾崎豊 ....
ひだかたけしさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(161)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜の町- 吉岡ペペ ...自由詩917-8-3
青葉城にて- 吉岡ペペ ...自由詩217-7-17
ないのない- 吉岡ペペ ...自由詩217-7-17
ふるさと- 吉岡ペペ ...自由詩117-7-10
檻と月- 吉岡ペペ ...自由詩117-6-4
ぐだぐだになって- 吉岡ペペ ...自由詩917-6-4
声なき声をきいてるか- 吉岡ペペ ...自由詩417-5-30
ひばり讃歌- 吉岡ペペ ...自由詩317-5-28
学び活かし- 吉岡ペペ ...自由詩217-5-25
祈る- 吉岡ペペ ...自由詩217-5-24
そんたくの神様- 吉岡ペペ ...自由詩217-5-21
月変化- 吉岡ペペ ...自由詩517-5-12
時の形- 吉岡ペペ ...自由詩4*17-5-9
ぼくを見つけたら- 吉岡ペペ ...自由詩817-4-30
夜桜幻視- 吉岡ペペ ...自由詩817-4-11
この世から- 吉岡ペペ ...自由詩317-3-21
夜桜- 吉岡ペペ ...自由詩917-3-20
帰る道- 吉岡ペペ ...自由詩817-3-20
肋骨の調べ- 吉岡ペペ ...自由詩417-3-12
あやとり- 吉岡ペペ ...自由詩1017-3-9
傷だらけのたましい- 吉岡ペペ ...自由詩417-3-6
旅なのだろう- 吉岡ペペ ...自由詩417-3-5
飛びたつ鳥たち- 吉岡ペペ ...自由詩517-3-4
悲しき営業マン- 吉岡ペペ ...自由詩517-3-1
おとなの約束- 吉岡ペペ ...自由詩317-2-26
神戸でなくて- 吉岡ペペ ...自由詩417-2-26
夜空を別ける- 吉岡ペペ ...自由詩317-2-25
宇宙の壁- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-23
海や半島- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-19
世俗にて- 吉岡ペペ ...自由詩317-2-18

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