手作りのミネストローネと讃美歌でいつもの通り飾り気なしで
蹴り足の微妙な狂い 引き裂かれ頭上のベルに歪んだ視界
ありふれた電飾に沈む客船に無理して笑う音楽と月
赤 ....
いちょう葉が片羽みたいに見えるからキミの背中が少しかたむく
空白は空白のままここにいて時折くうの音きかせてくれる
木枯らしにフードかぶればおおわれて冬ごもりする巣穴みたいだ
永遠に失 ....
クリスマス知らない町の影になる
壁の向こうで
雨が歌う
今夜
雨は涙とちかしく壁に染み入る優しさで
噂の流星はみえずじまい
空のステージに
始まるはずだった
ピアノに向かって
私のためにとは
言わないけれど ....
ぽっかりと心にできた穴聖夜
生きている人は傲慢だ
やすらかに眠ってください、とは
あたしらへむけての言葉だと思うけど
ほんとのところは
生きている人のための言葉なんじゃないか
そもそも死んだ人が眠ると決めつけてんのは
....
あたしが何も気づいていないと思ったの?
優しさで
二人同時に傷つけたね
早く行きなよ
あの娘の傷は深いけど
貴方はそれを治してやれる
あたしの傷は
独りで治る
だけど貴方に ....
色彩も音も失いクリスマス
こころもとなくなる
ここを歩いているといつも
どうしてか
砂地には
足跡は残せず
一本の根さえ張れないと思うのだ
ほってごらんと
父は言った
ほりだすそばから
哀し水がしみだし
確 ....
あなたとわたし
その狭間にあるわたし
それだけがほんとのわたし
涙捨て生まれ変わるのクリスマス
眠れない夜の羊たち
番号を与えられ順番に沈黙に浚われていく
まるでアウシュビッツの塀の中で
私の孤独は刃の欠けた短刀
羊たちの羊毛を剥ぎ取ることも叶わない
そして絶望も錆びれて
....
飼い主を噛む犬といるクリスマス
仕事の定休日である木曜日にクリスマスイブが重なる。誰とも約束せず、普段通りに過ごす。それだけのことが空虚でつまらないことと感じてしまう理不尽な日。いつもなら仕事に打ち込むことでその空虚を埋めていた。 ....
揺らしたら金平糖の降る聖樹
鼻のない象にも清き一票をあした天気になりますように
俺は俺まゆゆはまゆゆ君は君あした天気になりますように
ウサギよりキツネ追いかけてるアリスあした天気になりますように
この街は寒いのに 雨を雪に変えない
小さい傘を君にさして僕は濡れてしまう
クリスマスツリーの点灯は君との別れの時間
またねと改札を抜けていく 一度も振り返らずに
雲の上には眩しいほどの ....
後悔を数えてしまう不眠症あした天気になりますように
下町の神社の端にクリスマス
夕暮れがやって来る頃決まって私の腕に止まる君
ねぐらへ帰る途中なのだろう
一羽であることもあるし
友達を連れてにぎやかにさえずることもある
いやもしかしたらきょうだいだったのかもしれない
あ ....
愛人の前ではさせぬ傘開くあした天気になりますように
ごつごつとふしくれだっていくものが
望む形に程遠く
お前を育てていくのだとしても
遠く海を越え吹き渡る風に
しなやかな枝を延べたい願いがある
あの虹は君に向かって架かっているのだろう
消えないうちにクルマを飛ばせば逢えるのかもしれないな
幸せの音がたぶん鳴っているんだろう
庭には綺麗な花が咲いてコドモが唄ってるんだろう
とき ....
いつも見ていたわけじゃないのに
あなたの笑う顔がいくつも
僕の頭のなかにいっぱい
映っている
明日はきっとうまくいくから
大丈夫よとあなたの声が
聞こえるわけないのに
響いている
....
愛された髪をばっさり切りましたあした天気になりますように
ねんねこやアンモナイトに戻る前
あなたの息づかい
あなたの体温
ほんとはね、わたし、それだけで生きていけるの
いつもより玉葱多く刻む夜あした天気になりますように
ありかさんのおすすめリスト
(223)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
色のない街
-
深水遊脚
短歌
4*
15-12-17
冬のあけくれ
-
そらの珊 ...
短歌
13
15-12-17
クリスマス知らない町の影になる
-
北大路京 ...
俳句
3
15-12-16
トモダチ
-
Lucy
自由詩
20*
15-12-16
ぽっかりと心にできた穴聖夜
-
北大路京 ...
俳句
4
15-12-15
風の伝言
-
そらの珊 ...
自由詩
17
15-12-15
友達
-
Lucy
自由詩
9
15-12-15
色彩も音も失いクリスマス
-
北大路京 ...
俳句
3
15-12-14
砂浜
-
そらの珊 ...
自由詩
19
15-12-14
わたし
-
殿上 童
自由詩
22*
15-12-13
涙捨て生まれ変わるのクリスマス
-
北大路京 ...
俳句
3
15-12-13
静かなる睡眠
-
乱太郎
自由詩
18*
15-12-13
飼い主を噛む犬といるクリスマス
-
北大路京 ...
俳句
2
15-12-12
初対面のふり
-
深水遊脚
散文(批評 ...
3*
15-12-11
揺らしたら金平糖の降る聖樹
-
北大路京 ...
俳句
6
15-12-11
鼻のない象にも清き一票をあした天気になりますように
-
北大路京 ...
短歌
1
15-12-10
俺は俺まゆゆはまゆゆ君は君あした天気になりますように
-
北大路京 ...
短歌
3
15-12-9
ウサギよりキツネ追いかけてるアリスあした天気になりますように
-
北大路京 ...
短歌
3
15-12-8
雲の上には眩しいほどのシリウス
-
北大路京 ...
自由詩
14
15-12-8
後悔を数えてしまう不眠症あした天気になりますように
-
北大路京 ...
短歌
6
15-12-7
下町の神社の端にクリスマス
-
北大路京 ...
俳句
3
15-12-6
すべての梢は止まり木である
-
そらの珊 ...
自由詩
25
15-12-5
愛人の前ではさせぬ傘開くあした天気になりますように
-
北大路京 ...
短歌
2
15-12-5
北の木
-
Lucy
自由詩
16
15-12-4
あの虹は君に向かって架かっているのだろう
-
北大路京 ...
自由詩
13
15-12-4
水晶のレモン
-
北大路京 ...
自由詩
10
15-12-2
愛された髪をばっさり切りましたあした天気になりますように
-
北大路京 ...
短歌
4
15-12-1
ねんねこやアンモナイトに戻る前
-
北大路京 ...
俳句
3
15-11-30
ほんとはね
-
殿上 童
自由詩
18*
15-11-30
いつもより玉葱多く刻む夜あした天気になりますように
-
北大路京 ...
短歌
4
15-11-29
1
2
3
4
5
6
7
8