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この時期、雪山での遭難は多い。日が暮れて警察、消防、自衛隊などによる捜索が打ち切りになったり、吹雪のために彼らが動くに動けなくなったときがウチらの出番だ。彼らのようなオモテの人たちは自身が遭難したり ....
「自尊心よりも、自分が期待されている役割を読み取り、それに近付くために努力を惜しんでいないということか。」
「そう。志はとても高いわ。私のみてきた数多の訓練生と比べれば一目瞭然。あなたも感じているん ....
弓道の防具で、右手にはめる革製のてぶくろみたいなものを「かけ」と呼ぶらしい。弦を引く際に、主に右手親指を保護するためのものであるとか。
その革は子鹿のものであることが望ましいそうで、かけとなりう ....
1月XX日のアッくん
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
スーパーに買い物に行ったアッくん。
凹んだ缶ジュースや賞味期限切れ間近の商品に2割引き ....
「訓練生が訓練について行けなくなったとき、何が起こるか知ってる?」
「ここでのことに限って、訓練生の記憶が消える、だろ。」
「表向きはそうね。ここを離脱すればここの記憶は自然に消える。もちろん何者 ....
人の呼吸のしかた、姿勢、歩き方から運動しているかどうかがわかり、筋肉のつき具合まで短時間でわかるくらいだ。柏木も地道な肉体の鍛練を愛しているのだ。そして特殊能力の修得もその延長上に描いている。だから ....
仕事の定休日である木曜日にクリスマスイブが重なる。誰とも約束せず、普段通りに過ごす。それだけのことが空虚でつまらないことと感じてしまう理不尽な日。いつもなら仕事に打ち込むことでその空虚を埋めていた。 ....
二十年来使ってきたざるを買い換えた。そのざるには欠点があり(それは使い始めてすぐにわかったことだが)持ち手になる場所にほんの少し金属が出ているらしく、私はなんどもそれによって手を傷つけてきた。傷とい ....
海辺の街で育ったので、食卓にはよく魚があった。
その中でもいわしは定番で、母は何十匹も小さないわしをさばき、わたしたち姉弟三人は刺身が大好きで、先を争うようにそれを食べた。
その際に出るいわしの骨 ....
柏木に須田の戦闘訓練を、青山に身体能力の向上のためのトレーニングを担当してもらうことをそれぞれ伝えた。特に柏木には、自身の戦闘能力を削られる危険性について知らせ、危険な状態に陥ったら訓練を中止して構 ....
{引用=
2015 10月24日、25日のツイッター上の企画
#空想の街【ハンツピィの宴】に参加しました。
「詩の学校」というお話を書きました。2日目は主にガールズバンドのお話。
詩について ....
地下鉄の駅とはいっても高架線上にある、そんな駅から5分ほど歩いたところに、フィットネス倶楽部Ichida はある。父、幸盛が始めた小さなスポーツクラブが最初だったが、いまでは指導員も施設もそれなりに ....
夜に喫茶店に誘われるというのも珍しいし、この時間に開いている喫茶店も珍しい。ここに誘った男が力説するこの店のよさについての話に、大袈裟な相槌で新鮮な驚きを演じながら聞き入る振りをする私を、さっきから ....
そのときそれほどピンとこなくても、似た者同士の魂は引かれあう。そんなことが確かにあるのだと思う。澄花さんの半生は思ったよりは平凡なもので拍子抜けしたけれど、抱かれた余韻もあって少し夢心地で、いちいち ....
北原白秋・高村光太郎・三好達治は、私の好きな詩人だが、彼らはみな戦争協力詩を書いている(「戦争協力詩」という言葉は変だが、「愛国詩」「(反戦詩ならぬ)賛戦詩」「戦争昂揚詩」のどれも変ではある。この辺の ....
ありかさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(15)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Miz_14
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深水遊脚
散文(批評 ...
2*
16-1-22
Miz_13
-
深水遊脚
散文(批評 ...
1*
16-1-21
夜更けの紙相撲「かけがえのないもの」
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
7
16-1-15
1月XX日のアッくん
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北大路京 ...
散文(批評 ...
4
16-1-9
Miz_12
-
深水遊脚
散文(批評 ...
2*
15-12-23
Miz_11
-
深水遊脚
散文(批評 ...
1*
15-12-19
初対面のふり
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深水遊脚
散文(批評 ...
3*
15-12-11
夜更けの紙相撲「記憶にさえ残らないものたちへ」
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
10*
15-11-28
いわしの骨からあげ
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
7
15-11-11
Miz_10
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深水遊脚
散文(批評 ...
2*
15-10-28
詩の学校_【ハンツピィの宴2015】
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北大路京 ...
散文(批評 ...
4
15-10-26
Miz_9
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深水遊脚
散文(批評 ...
3*
15-10-14
Miz_8
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深水遊脚
散文(批評 ...
2*
15-10-10
Miz_7
-
深水遊脚
散文(批評 ...
2*
15-10-7
『戦争詩歌集事典』高崎_隆治より、戦争詩を考える。
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こひもと ...
散文(批評 ...
16+*
15-10-3