みゆきしか流れぬバーに色あせた飯島愛のポスターがある 生きあぐねては
バイオリン
青と黄色の夜泣きする
恨むなら
火の粉舞い
瞳の水面に沈み往く
夜露の匂い
あなたを紐解いた誰かが
咥えたままの台詞
植物たちの黄昏
古いグラビアに
 ....
いつの間にやら
じいちゃんとばあちゃん

あれ?どこへやったっけ
え、ここやない?
ないない
ああ、もうボケたっ!

いつの間にやら
親子で呆けた
それぞれのはなしのはなしきまぐれにとり散らかしておりまして


鱗雲やきつきすぎて目からうろこくもって、そら、あきがきたらしく


まっさらなノートの白にたじろいでやれることすらで ....
キシキシ
胸が鳴るとき
眠れなくなる

そのうち
雑巾を絞るように
苦しくなる

理性も常識も役に立たず
ぎゅうっと吸い付く
何か 何処か 誰か
冬の背中
冬の公園
冬の遊具
開くはずのない窓のまぼろし


そこに居ない声
大勢はひとり
冬の径
握りしめた楽器


明るい
ただひとりの窓
陽を浴びてい ....
ひとりで平気?
(ひとりで平気)

若く見られたい?
(少しでも)

なぜ?
(なぜだろう)

ひとりで平気?
(やっぱり嫌)

よく思われたいの?
(気にしたくないのに)
雨がやんでしまうまで恋人  
所変われば旨さも変わる

しかも賞味期限つきときたもんだ


あんたとあたいの正しさも、そんなもんだろ



 
夜の砂漠に
小型機が墜落した
焔が吹き出す
黄金の砂が焦げて
一陣の風が吹く
機体は分解され
眩い粒子となり消える
砂と部品を赤く塗る血液
操縦士は
幸せそうに死んでいた
 ....
純白の雲から
いつか夏の終わり
銀色に耀く雨粒となって
熟れた小さな果実のように
堕ちていったBluesky
なくしていた蒼い傘が
見つかりました

遠く霞む
紅にたたずむ山脈の
 ....
コトコト
電車
コトンコトン
電車
コットンコットン
電車

どこかで見たことのある
ごちゃまぜの車体

帰ってきたなあ
涙越しに届かなくなる頬  なあ
 おまえ歩くスピード遅くなったな

   そうかな

 そうさ

妻と散歩する夕暮れの利根川の土手は久しぶり

   ねえ
   誕生日プレゼント リクエストしてもいい?
 ....
ぼくらは言葉を繋げて
この暗い宇宙を何処まで渡って往けるだろう
一冊の詩集が時を越えることは
真空パックの棺が難破船のように
意識の浅瀬に漂着し鮮やかに燃え上ることだ
死んだ詩人についての{ ....
上手くなりたい
何で出来ない
思うようにいかない

毎日毎日毎日

憧れる
こうなりたい
限界だらけ

それでも毎日
秋が来ていた

遠い遠いところから
この家のどこからか

そっと耳を澄ますと
秋がわたしを呼んでいた

遠い遠いところから
あの日と同じ声がした

呼ばれるままに
仏間の襖 ....
心地よい会話
こぎみよいテンポ
落ち着く距離感
すべてが大切に思える
触れたいと思う

だから、このまま
どうか、このまま
それに巨費を掛けるな
当面の問題を解決する
絶対優先なのである命

月に行って何を得た?
石っころと砂だけだ
不毛と言って良い

貧困と飢餓
国防予算や
宇宙開発の
予算を使えば ....
バスに嫌われて
長々と道路を歩くと
軍鶏に辿り着く
軍鶏と言う名前のトラックが
走って居ただけの事
黒くスプレーされて居る
「軍鶏」の文字

トラックの荷台で
「王朝残酷史」を読んで ....
秋の早朝に闇が労働している
自然界全体に宛てた命令書を作成しているのだ
到来する秋は恋人のように必ず去っていく
闇は労働のリズムを自然界に分け与えている

街路を歩いているだけで ....
合コン前の作戦会議が一番楽しかった 後ろ向きに歩いて歩いてお遍路中毒 昨日君は僕に言った
「もう、終わったの」って
「もう、止めにしましょう」って
「もう、別れましょう」
「あなたが何だか遠くに感じて怖いの」
それから彼女はさよなら二回でごめんなさいを ....
想像のいたらなさに潜む無知は
残酷な悪
一生涯きえることのない
火傷の痕の様な哀しみ苦しみが
わたしをみないでと
泣きながら
わたしをちゃんと知ってと
泣いている
想像のいたらなさに潜 ....
行き先も告げずに走り、ただぼうっと霞んでいくだけの影がしなる草木に乱されていくやがて夜間が方々で燃やされて(こんな霜焼けみたいな野原をおれは歩いていた)彼女は何も告げずにその中に飛び込んで見えなくなっ .... 鳥のそばに鳥が降りて

と つぶやく


すると色は
色をやめるのだ
指さえ かなぐり捨ててまで


目は とうの昔に
泡のものだから
灰を踏みしめ 灰を廻る ....
向日葵の前で大きく背伸びする どんなにおそろしいか
どんなにふあんか
まくらやみのなかで
ふみだす そのいっぽ

声をかけられなかった
ずっと昔
学校帰りの交差点で
その人は白杖を持って
信号待ちをしていた
声 ....
待宵や
身を惜しむよに
あと一夜
曇るゆえなお
むね焦がれつつ

十五夜の
美しからん
雨のむこう
さぞやと思い
月も我が身も

欠けてなお
明かり降る降る
十六夜の
大 ....
陽向さんのおすすめリスト(674)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
みゆきしか流れぬバーに色あせた飯島愛のポスターがある- 北大路京 ...短歌414-9-18
暗夜景- ただのみ ...自由詩19*14-9-17
父と母- 中原純乃自由詩4*14-9-17
さよなら鉛筆、トンボ印のちびた秋 - 阿ト理恵短歌7*14-9-16
症状- 中原純乃自由詩3*14-9-16
ノート(凍奏者)- 木立 悟自由詩414-9-15
こだま- 中原純乃自由詩3*14-9-15
雨がやんでしまうまで恋人- 北大路京 ...自由詩1614-9-15
そんなもんだろ- 殿上 童自由詩23*14-9-14
白夜の砂漠- 凍月自由詩2*14-9-14
Into_The_Bluesky- りゅうの ...自由詩19*14-9-14
コトコト電車- 中原純乃自由詩7*14-9-14
涙越しに届かなくなる頬- 北大路京 ...自由詩414-9-14
のんきな散歩- ichirou自由詩11*14-9-13
残らない詩のために- ただのみ ...自由詩30+*14-9-13
練習- 中原純乃自由詩4*14-9-13
- chiharu自由詩15*14-9-12
相性- 中原純乃自由詩2*14-9-12
宇宙開発- ドクダミ ...自由詩214-9-12
秘話- 間村長自由詩614-9-12
無言歌- 葉leaf自由詩414-9-12
合コン前の作戦会議が一番楽しかった- 北大路京 ...自由詩1014-9-12
後ろ向きに歩いて歩いてお遍路中毒- 北大路京 ...自由詩214-9-12
IllKIllU- 凍月自由詩6*14-9-11
残酷な悪- 川瀬杏香自由詩9*14-9-11
再誕した、明月は遠野に- kaz.自由詩1*14-9-11
ノート(午後のかたち)- 木立 悟自由詩914-9-11
向日葵- chiharu携帯写真+ ...8*14-9-11
白杖の人- そらの珊 ...自由詩22*14-9-11
十五夜_三首一連- 中原純乃短歌2*14-9-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23