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空想の翼と妄想の足枷
境はあっても壁はない
空と海のように

神学と罪状を彫刻された
流木は風と潮に運ばれる
翼もなければ鰭もない

時折 鳥が降りて来て憩い
流木の節くれだった目を ....
うちの家より散らかっていて安心している   こんな寒い冬の日には
  錆びかけた薬缶に水をいれて
  ストーブのうえに置いておこう



  けさ、空気はするどく冷たく尖っていた
  鳥の声はぴんと張られた針金のようだ ....
僕の<ありがとう>に
羽がはえて
僕の<あり蛾とう>が
飛んでいく

特製オムライスを作っている
君の左肩にふんわり
とまると思いきや
君の脇腹をつまんで
帰還する

<最近 ....
「早く寝てね」のメールで起きた 詩の声が聴こえる

私が設定したのか された必然性の声

優しさはあなたの右に出る者はいないよ
私は微笑みながら左から見ている 戦ぎと凪の時空空間越え
声が聴こえる詩の

あなたの神秘 ....
光しか見ていない人は
本物の光は描けない
帰宅早々インターフォンが鳴り
え? 宅急便?
受話器を取ると
「とりっくおあとりーと!」
子供達の雄叫びが両耳に飛び込んで来た
驚いた
かぼちゃランタンがそちこちに並ぶ時節
とうとうアク ....
鰹と昆布出汁のお味噌汁には
豆腐とあさつきを浮かべただけ

甘めの卵焼きをクルクルと
上手に巻いている菜箸兄弟

グリルの中では塩鮭の皮が
薄く煙と音を立てている

起こしにやってく ....
薄紫色の大気はひんやりと冴え渡ってそこにあった
南天の赤がこじんまりと眼の端に映るそんな朝だ

生きることはそうわるくもないさときどき意味のとり方を間違えるだけなんだ
そうみんな生のかけらを交 ....
想像してみて。
この柔らかな死体が
何を思って生きていたかを
たとえば
生きている理由とか
翼の意味を考えただろうか
空を飛ぶ機能が失われたそれは
時折はばたく真似事をするだけの
使い ....
話して怒られ話さず怒られ まだ 秋に吠えているの?
もう 母になるのだから 色白に染めた肌を粉雪の背景に凭れ

ゆっくり歩んで生きなさい

胸の張りが急速に母になってゆく まだサクランボ坊主なのに
体がのそのそしか ....
自分のことを


とことんまで嫌いになりましょうとおっしゃる



ナルシストの私にはむずかしい道だ




どこまでも 嫌いになれないのは この顔


味が ありす ....
ブームが去ったあとにハマっている 笑っていいともから電話がかかってくる人になりたい


小学生のときから どこかで少しだけ そう思って生きてきた




それが完全にかなわない夢に あと半年でなってくれる


 ....
逆流性食道炎なるものになってしまった


ストレスで胃液が大量に発生している模様だ



これは 大切にしてやらねば ならない 権利を もらった 気がして


リラックス させ ....
地階の
寡黙な土踏まずから
4階の
華やかな脾臓まで
動脈としてのエレベーターは
人と花束と高揚を
送り届けた

6階の
冷徹な口角から
1階の
大らかなアキレス腱まで
静 ....
詩に関節技をかけられる
ギブアップして時代に媚びたと白状する

詩に投げ飛ばされる
天地回転 ものの見方がひっくり返る

詩に首を絞められる
反則も何もありゃしない
ついには殺されてし ....
四月一日 きれいな人を見た。いい日。晴れ 雨の降る日は遅刻者が多い、と考えただけでも既にいらいらと重くなる頭を、無理に伸ばした背骨で支えて、混み合う生徒玄関で傘の滴に汚れた廊下の掃除の仕方と、遅刻の取り締まり方について、週番の生徒に指示してい .... もやもやしちゃってたまらないの
手持ち無沙汰で心は濁る
身体感覚が鈍っていく中
さっき食したファストフードが
この胃の中で叫んでいるよ

お腹をさすって
手探りでわたしを求めるけれど
 ....
うちなぁ あんたが好きやったんよ
あんたに好きな人が出来たと他人から聞いて
ごっつい悲しかったんよ
でもな この想いは変わらへんねん
なんでかなぁ 不思議やなぁ

うちなぁ 散る桜の下で泣 ....
話の先にいるはずの姉
明るい声はしだい
次第に光を失い

七歳の姉は五歳の自分に向かい
満面の笑みで輝いていた。

今日の現実に
楽しげな昔が
揺らめく会話

苦々しげな現実 ....
雨が降っていた

同じ小学校だった女友達と
ゆうべ電話で話す
今度何十年かぶりにする
同窓会のこと
思い出話なんかも取り混ぜて
時々あったお弁当の日
彼女のお弁当箱には
美味しそうな ....
いつもの帰り道なのに
そこがどこだかわからなくて
途方に暮れてしまう

風景がぐるりと回転して
馴染んだ世界の裏側に放り出されてしまうあの瞬間に、

いつもの空はいつもの空でないように青 ....
「もしもし。」を聞けば、安心する

寂しくなると笑顔が見えて

耳をふさげば泣く声がする。

(身体の一部を差し出して

痛めつけなければならないのだろうか?)

いなくなることは ....
 ブランコ


息を吸って
息を吐いて
息を吸って
息を吐く
いつも意識の片隅で
緊張している
生きるために

前脚を出して
後ろ足を出して
前脚を出して
後ろ足を出す
 ....
実際に会ったことはないけれど
パソコンの画面の中であなたは
相手をとても思いやる方でした

一年が経ちます
あなたの思いやりに触れらませんでした
自分は思いやりに欠けるようになりました
 ....
13歳になる君へ


少し早いですがお誕生日おめでとう

今年も君の誕生日がやって来ます

13歳になる君がどんな子供に育っているのかなんて

君が産まれたあの年には想像も出来ないこ ....
hiroto22さんの自由詩おすすめリスト(269)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空と海のように- ただのみ ...自由詩32*13-11-3
うちの家より散らかっていて安心している- 北大路京 ...自由詩313-11-2
いとしさ- 草野春心自由詩913-11-2
<ありがとう>- nonya自由詩25*13-11-2
「早く寝てね」のメールで起きた- 北大路京 ...自由詩813-11-1
詩の声- 朝焼彩茜 ...自由詩12*13-11-1
光しか- Lucy自由詩1013-11-1
黒船- salco自由詩13*13-10-31
ごはんの時間です- 中村 く ...自由詩8*13-10-30
うすむらさきの朝- 梅昆布茶自由詩1913-10-29
鶏供養- そらの珊 ...自由詩2413-10-29
話して怒られ話さず怒られ- 北大路京 ...自由詩1113-10-29
急速に母になってゆく- 朝焼彩茜 ...自由詩18*13-10-28
ナルシスト- 八男(は ...自由詩513-10-28
ブームが去ったあとにハマっている- 北大路京 ...自由詩913-10-28
いいともだって- 八男(は ...自由詩513-10-27
うーん- 八男(は ...自由詩313-10-26
エレベーター- nonya自由詩28*13-10-26
現代詩バーリトゥードフォーラム- ただのみ ...自由詩31*13-10-26
四月一日_きれいな人を見た。いい日。晴れ- 北大路京 ...自由詩313-10-25
朝のできごと- Lucy自由詩20*13-10-25
よう、孤独を口説こうよ- 茜井こと ...自由詩3*13-10-25
悲しみのデジャ・ヴ- 龍九音自由詩1*13-10-25
電話ー姉弟2- ……とあ ...自由詩11*13-10-25
フレンチトーストとおちょこ傘- そらの珊 ...自由詩1313-10-25
1- きるぷ自由詩3*13-10-25
無題- 梓ゆい自由詩113-10-24
北の亡者/Again_2013神無月- たま自由詩33*13-10-23
標準時- N.K.自由詩4*13-10-22
Happybirthday- 桜 歩美自由詩5*13-10-22

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