夜を駆け抜ける
もっぷ

一生懸命だった夜
沈黙ってこと考えた夜
意味のあることの無意味に無邪気に向き合った夜
丸腰なんだからと強気で弱気だった夜

一生懸命泣いた夜
偉いってこと考えた夜
言葉は言葉は言葉は言葉はそれでも捨てられなかった夜
ひとりという字を選んで勝てなかった

君は「あるがままを視よ」をくれて
君は優しさを隠さないこと選び
君は「どうしてそうなんだよ」と問うたら素直だった

わたしは私という字を捨てて
わたしはそれでも私でいていいと思えて
それがほんとにほんとなんだと証し立てるために

この、



自由詩 夜を駆け抜ける Copyright もっぷ 2014-10-26 17:30:37
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