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僕は時々木の家に帰ることを考えている
そこへ向かい歩いている道の景色を 僕は
にぎやかな きっと 交差点の 今日という日に  
鳥のように通りを見ているかのようにして 
遠くに見える公園に
自転車で集まった あの日
緑の草が生えているそこにいた
僕の姿は あの日
時々僕は
街角に立ち尽くしている
見上げていたりする ビルの空を 
タワレコに入っていく男
女は見ている 窓の宝石を


僕が 昔食べた アイス屋はもう無い
それを並んで食べた女の ....
最近 イケアの中で
手に入れたコップで
お茶を口にしている
僕は
僕は時々 この部屋の外で
父と乗っていた あの船の甲板を
この 都会の窓の内側で
僕は一人で踏みしめているのだ
過ぎていく日に
遠くに見えた街を
見ている 僕


そして きっと親も
見ていたであろう夕暮れを
知る 僕は


明日 君はもう いない
悲しく僕は
思っている 一人で
僕は目を開くことなく
いつかの友達のことを思う
今 何をしているのかと


パソコンの画面の空へと
今日も帰るのだろう
駅から出て


僕はきらびやかな繁華街の
信号機を見つめる ....
家に帰る時
電車に乗っていたのだ
地下鉄の暗がりの中で


歩いていたのだ そして
繁華街の あの 入り口を
道をてらしていた 光を


路地を抜けると出る
交差点から未来へと
 ....
月曜日の朝が来ると
ゲームセンターのいつも古びた横を通って
働きに出ていた 僕自身の姿があった
人の匂いのするあの部屋の中に


キーボードを打っていた午後
自分であるのだということばか ....
時々思うのは
昔のことばかりだった
木々と 車を見ていた
自転車を停めた ベンチから


長い滑り台と そして
砂場が 公園にはあった
田んぼの向こうに
赤いザリガニを僕らは獲り ....
時々思うのは
遠い昔のことだった
昔会社に通っていた道や
昔歩いていた通学路


通り過ぎた匂いや風を
僕は見ていた
昔フランスの小さなドミトリーに泊まったあの日。朝、そこで食べたパン。街並みはイギリスとよく似ているけれど、少しだけ違うのは、人々だった。ちょっとだけ、愛嬌はあったのかもしれない。まだ、あの頃は若かった .... 時々思う
いつか故郷に帰ることを 
ホームの 静かな駅の 電車に乗って
かつてと同じホームに立つことを 
僕は時々思っている
昔 NYCの日の沈まない通りのどこかで
ぼんやりとイラン人の売るチョコレートを買い込んだ
そして まだドアの向こうの薄明るい外に出ると
僕は通りの上を歩いていった
少しだけ不安なホテルに向かう ....
僕はブルックリンで昔
気の知れた 友人と二人で
気持ちを口にしあいながら曇り空の下を歩いた 
クラブパーティーを見た 夏の午後
水売りが立っていたあの日
時々忘れていく でも
時々 思い出すのは あの日
街灯の下で僕の見ていた橋の光景
自転車で 長い通りでペダルを踏んだ
曲がって駅の 駐輪場を 僕は目指した
僕は昔中野駅で下車した
ご飯の上にカレーをのせた店員 
口に運んだルーのスプーンの 冷たさ 
4月の あれは 雨の日だった 
僕は かつて 昔 
新宿の裏通りで 僕は
たぶん ロックのCDを 
店の中で見つめていた


六色の鮮やかなオニギリ型をしていた
マックが そして 並んでいた
ぺぺのテーブルを覚えてい ....
昔僕は見ていた
喫茶の窓にいた 新宿で
僕の 待ち合わせた
派遣会社の担当者の顔と姿を


同い年だと 彼女から聞かされた
窓の雪の残っていた日に 外を
並んで歩いた時の風景を
僕は誰もいない部屋の中にいる
そして上流から流されてきていたいくつもの流木を思い浮かべている
僕は アパートの一室で
昔住んでいた街の風景を見ようとしていた


そして かつて思い描いてい ....
この街で僕は生きているのだ。今日も寒いけれど。そして、テレビを、僕は、見ていた。僕は、そして、思い描いていた。遠くの街を。しばらくずっと、この街で、何もしていなかったのだということをお茶を飲みながら思 .... 時々何かを考えている。何かを、時々、見ていることもなく、きっとそうであろうこととして。僕は昨日、バスから、流れていく冬の公園を眺めていた。そして、見ていた目を特に何かを見るということもなく閉じていた。 .... 他の誰の声もしない午後、僕は出かけた。電車に乗っているということ自体が久しぶりで、そして、僕は空をぼんやりと見つめていた。ただ僕は、メルカリで売れたものを発送するということを忘れていたのだということに .... ぼやけていくような気のする夜。CDプレーヤーの売り手もついて、安堵していた部屋。部屋の中でさっきまでキャベツを買ってくる僕の姿を、でも、僕は思い描いていたようだった。古い友人から、そして、ずいぶん昔の .... 海の見える窓は
花瓶と 古びた鉛筆の
水中のような色の部屋だ
幸せを運ぶリモコンで
僕は そして
テレビに目を閉じさせられていた
過ぎた日の でも 僕は
友達の残した言葉に微笑んでい ....
時々 ぼんやりと 窓の外を見ている時には
街の景色を思い出している
自分ではなくさせられた 朝を
描いた部屋で
電柱を見ているのだ
たぶん きっと 誇らしげに
僕は時々思い出すのだ。あの頃、昔、僕が歩いていた景色を。そして、休日に訪れた店の、やや歳のいったマッサージ師を。奥さんが台湾の人で、ピータンをふるまってもらったことがある。あれは、安アパートに暮ら .... 僕は時々ぼんやりと何かを見つめていることがある。代々木公園を訪れたときに、そこで、すでに失われた落ち葉の上に立ち尽くしながら。初夏の、遥か遠くに広がる木々を見つめながら。秋のそこからすでに失われた新緑 .... 昔渋谷の学校に通っていた頃、雨が降っていた時があった。その時に見上げた歩道橋の風景を、僕は今でも時々思い出すことがある。僕は西東京の学校に通っていた頃もあったが、街自体としては渋谷の方が思い出深い場所 .... 僕はタイのドミトリーにいたのだった
蒸し暑い階段を登る時に思う 僕は 今 タイだ
事前に予約しておいたベッドに案内された
白いシーツに横たわると そこに 四角い窓


僕はそして風の入 ....
鵜飼千代子さんの番田 さんおすすめリスト(108)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
渋谷のドトールで- 番田 自由詩221-3-8
今、君は…- 番田 自由詩221-3-2
交差点の眺め- 番田 自由詩121-2-25
ガラスの光- 番田 自由詩121-2-23
甲板の風景- 番田 自由詩121-2-20
いつもの夕暮れ- 番田 自由詩121-2-19
2月の日々- 番田 自由詩221-2-18
あの頃の夜- 番田 自由詩121-2-17
埼京線から降りて- 番田 自由詩421-2-16
S公園の午後- 番田 自由詩221-2-14
草とアスファルト- 番田 自由詩421-2-14
過ぎた日の空- 番田 自由詩121-2-13
午後の部屋で- 番田 自由詩321-2-12
地下鉄の上を行く- 番田 自由詩221-2-11
ブルックリンの空- 番田 自由詩221-2-8
2005年頃の厚木で- 番田 自由詩121-2-7
中野駅のビルの7階で- 番田 自由詩221-2-4
新宿のぺぺで- 番田 自由詩121-2-3
新宿の風景- 番田 自由詩221-2-2
流木を見た街- 番田 自由詩321-1-27
この街と僕- 番田 自由詩321-1-25
時々、思うこと- 番田 散文(批評 ...321-1-19
電車の窓で- 番田 散文(批評 ...221-1-18
ラインの通知- 番田 散文(批評 ...121-1-15
別荘の部屋で- 番田 自由詩321-1-14
アパートの一日- 番田 自由詩321-1-13
かつて、相模大野で- 番田 散文(批評 ...221-1-10
原宿の落ち葉- 番田 散文(批評 ...421-1-8
今、何してる- 番田 散文(批評 ...121-1-7
タイの夜のどこかで- 番田 自由詩4*18-10-22

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