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蕎麦屋から

梅雨明けて友ととも来たつるき蕎麦ごまかし利かぬ
 ざるそばの味

光りさす路地に佇み妻ととも友のさしだす
 カメラに向けり

昼すぎて空腹満たし家に在り妻はこれより ....
 
元気を出せ

朝起きて無気力感に悩まされ熱中症になったのかと妻

わが心励まさむとはペンをとり心を強いてかく歌をつくらむ

往年は心の糧の本かかえ旅の友とし喜びつ行く

使徒パ ....
 
朝の支度

朝、妻の出発
いつものように
伝道に
ネッカチィーフを選んで
あげた
「がんばってね」いつも声を
かける
「うん」と答えて
紫桃色の車に
出かけてゆく
 
ブローチ

妻が声をかける
隣室から
お出かけの
ブローチを見てくれと言う
あれこれ五つばかり

結局、黒髪に合う
黒みががったのにした
素朴という言葉がある
辞書にはス ....
「妻の庭」

温かい光が
いっぱい,紅、桃、イエロウ
さーつと、蝶々が
訪れて、あいさつして
去った
風が吹いて
五月、青い空
お花は
沢山、沢山
今日は幸せです。
皐月の堅田

昼すぎの堅田に来たりともとともかいものせむときょうもまた

古の言の葉しゅじゅ取り合わせきょうの短歌は如何にかせむと

八十の声ききてさあ気落ちせずモーセとともにももはた ....
キツネうどん

体が疲れた時は
キツネうどんを食べるがよい
関西のキツネはねー
甘味がするでよねー
つるつると入ってゆく

キツネうどんはねー
大阪がよい
夫婦善哉のねー
 ....
ブク・ブク・ブク


3・1・3
3・3・9
3・3・5

チーズfブラックペッパー
福豆
ミルクキャラメル
アブソルート・ウオッカ

ブク・ブク・ブク
ブクブク・ブク ....
今日の仕事

朝のコーヒー店
陽の明るさ
部屋に立ち
診療所の
コーヒー店
九時半に来て
準備して
私達の仕事
これからだ。
 昼の買い物

雑誌・詩の雑誌(詩の雑誌高価、1500円なりけり)

筆・絵筆、書筆(筆高けり最低1000円)

ブローチ・上品、下品、等いろいろ

○可愛い花を、妻に買いけり
 懐 ....
 妻と行く

口ずさむ朗らかな唄妻と共

妻とわれ歓迎すごと蝶は舞う

家々に顔をみすれば人は笑む

うす青の空を見上げて妻と行く

秋はきて妻顔白くなりにけり
秋の夕暮れ

夕暮れに白き根を噛み青き菜も

紅い水コップにつぎて砂糖足す

聖霊のたすけをかりて聖書読む

玄米のかゆを食みおり鮭そえて

賛美歌を歌う秋の日こころ富む

造 ....
 
 大山崎山荘美術館

一面の芝生の上に落ち葉散る

すぐにわかつくつく法師啼き始む

真昼時アサヒ・ドライに陶然と

山崎の山荘の庭夫婦して

焼き物に目を走らせて秋の日に
 ....
盛り花ひとつ

妻の心は本当に強し
冬の寒さ
夏の激しきめげず
クリスチャン宣教なし
笑顔たやさず

ひとつの盛り花
今朝生けけり
かわゆげなる生け花
妻の口のごとく
品よき花 ....
 青いオートモビル

湖の岸に沿った道を
わたしたちの青い車は走る
空は澄み、とっても暑い日が
ずっと続いている

西武百貨店で
妻がワンピースを買った
黒い布に白の細かい模様
七 ....
九時前に坂本を出発曇りいて肌寒し厚着しており

年末の風さえ吹かぬ午後の道一つ越え京都へ行かむ

空腹を覚えつ辺りうかかがいて店などさがし並木道ゆく

曇り空車は多しわが心中これからのこと ....
京都は夕暮
伊勢丹に在り
妻の選ぶスカート・ワンピース
京の女はこまごまし
京の男は柔らかし
蕎麦を食らいて腹は満ち
疲れては柱による
入浴香料・携帯ボトル
などいろいろ買い入れ
街 ....
 入り口にある絵
 赤いマントの人形
 妻が好む絵
 人形のように
 口の小さい彼女

 琴の音が
 響く部屋に
 エステルのように
 微笑んで
 紅の日傘を

 夫婦並んで
 ....
 一月の火曜の午後の夜八時わが子独り子生まれにけり

 ソプラノの産声なりしその声の耳にしっかり覚えておりき

 生れてより二歳三歳ともなれば家々訪ね共に歩きし
 
  夕暮れの喫茶店

夕焼けの陽の
 黄金色
 雲間に沈む
 湖の
 喫茶「シャレー」
 の窓ガラス

 キャンドル・ライトの
 ほのゆらぎ
 秋は去りゆき
  ....
 琴の音が朝空に響けよつまと行く路の木々のこずえにも

 かおを剃り手を洗いたり古の琴の音きくに相応しくして

 琴の音に似つかわしかりき部屋中に香の薫りを焚き染め
あるところを
超えると
火など熱くない
女も男も
そう心得るがよい

ある場所には
ふさわしく
こちらには
ふさわしくない
時と所を心得よ
夕ぐれて

夕暮て青い田んぼに鷺立ちて妻と友達笑っています

夕焼けて黒い雲ある山際の道を走るや吾らが車

三上山いわれある山近江富士ひときわ高きその山の名
さてね
何だっけ
真昼の太陽が
斜めに

今日は水曜日
何だっけ
ちっとも風が吹かない
秋は更けゆく

妻が本を読む
何だっけ
ハハギキホウセイ
よく売れそうな名だ
秋の小憩

寒蝉が一声高く鳴きわたりどくだみ茶喫す秋始まる

秋となり夏の花々勢いを失いてゆく風の吹く昼

天高く白い雲間に光さし妻と二人の語らいをする
 入浴(4)

今日も黙っていたのに
妻は頭と体を洗ってくれた
心の中で歌を歌った
愛の歌を

妻は看護婦をしている
月に40万円以上も儲ける
僕は10万の収入
僕たちはとっても仲 ....
 エポケーの歌 (2)

わたしはそれ以来考え続けた
新しい自分になって
何をしたらいいのか
心は清く、さらさらと流れ
どこにも悪いところはない
自分は新しい
自分は新しい
自分は ....
沢山の歌でき上がり永年の努力の跡を今日も楽しむ

絵を描けば並びて座る妻と共モダンな姿ではないかとも

夕となり小松菜油げ炒めて炊きて妻と食べたり日終わる

キリスト教人は再び生き返り新し ....
寝る前の入浴
妻は顔と手と
背中を
すっかり
洗ってこすってくれた

それから
ぐっすり寝て
朝の鏡には
若くなった
自分が

ありがとう妻よ
君のために
こうして詩を ....
歌詠もう晩夏の午後の家々は訪ね回るも留守がちにして

空き部屋がほとんどなのにただ一つ人が住んでて福音伝う

一時間妻と働き汗流しベランダにいて共にくつろぐ

コーヒーの苦い味わい楽しめば ....
鵜飼千代子さんの生田 稔さんおすすめリスト(68)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_蕎麦屋から- 生田 稔短歌415-6-23
_元気を出せ- 生田 稔短歌215-6-15
__朝の支度- 生田 稔自由詩2*15-6-12
_ブローチ- 生田 稔自由詩615-6-4
「妻の庭」- 生田 稔自由詩915-5-21
皐月の堅田- 生田 稔短歌315-5-11
キツネうどん- 生田 稔自由詩714-2-4
ブク・ブク・ブク- 生田 稔自由詩3*14-1-13
今日の仕事- 生田 稔自由詩413-11-22
_昼の買い物- 生田 稔自由詩213-10-31
妻と行く- 生田 稔川柳513-10-30
秋の夕暮れ- 生田 稔俳句713-9-28
大山崎山荘美術館- 生田 稔俳句413-9-24
盛り花一つ- 生田 稔自由詩513-9-21
青いオートモビル- 生田 稔自由詩1013-8-14
ドライブ旅行- 生田 稔短歌511-1-2
京都の夕暮れ- 生田 稔自由詩7*10-12-23
人形の家- 生田 稔自由詩410-12-10
吾が子誕生- 生田 稔短歌410-12-8
「夕暮れの喫茶店」- 生田 稔自由詩5*10-11-26
朝琴- 生田 稔短歌310-11-26
- 生田 稔自由詩310-9-26
夕ぐれて- 生田 稔短歌210-9-23
なんにもない- 生田 稔自由詩210-9-22
秋の小憩- 生田 稔短歌310-9-19
入浴(4)- 生田 稔自由詩510-9-14
エポケーの歌(2)- 生田 稔自由詩3*10-9-2
一日終わる- 生田 稔短歌210-8-24
入浴(3)- 生田 稔自由詩410-8-19
盛夏すぎ今日も伝道- 生田 稔短歌310-8-15

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