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妻が出勤してさびしく聖句を開けばカインとアベルのことが出ていた

聖書の助言に感謝してエホバの愛の証拠と見るようにと

今日一日聖書を読みて過ごそうと心に決める朝のしじまに
真夜中に目覚めて妻も起きだしてどうしたのかと言葉かけくる

昔から所有している聖なる書めくれば心に明かりがともる

起き出せば太陽の光坂本は今日も晴天さあ今朝は
朝は早く小鳥は鳴き清涼な空気の中に目覚めるとき

昨夜は聖書詩編を読みすすみ心地よく二人眠った

今日は英文を読もう教会の本、文法がさわやかだ
鏡の中に

鏡の中に、ともに映った
妻の姿と僕
にっこり微笑んで
買い物のため
二人で訪れた,スーパー

明日は。その後は
君と僕
きっと幸せだろうね
三十二年一緒だ
君には少 ....
今日も風呂に入った
心がさびしくて
妻が、頭を背中を顔を
洗ってくれる

それが楽しくて
ありがとう、ありがとう
ただそう言った
七月二七日

詩篇読む妻の前にて心楽しいつまでもそうしたかったのに

ぶどう酒を共に飲みつつ聖書を妻と僕と最上の時

妻は勤務讃美の歌を聴く朝は心静かに時は過ぎゆく
手拭を汗ふきとらむと思いてや万葉の歌涙をぬぐう

蕎麦食めば妻の与えし千円の中よりいでしそのそばの金

物乞いをなすと思わじ今朝の妻の与えし何がしかの金

芸術によって何をなさんやただ表面 ....
アジサイは盛りを過ぎて残影をあでやかならずや花の生涯

赤い花ガルシンの書を思いいず夕暮の庭妻の花壇に

色彩と吹きわたる風雀きて心なぐさむ夕暮の家
入浴

私たちはもう赤ちゃんのように清い
妻が寄り添って
頭を洗ってくれる

昔母がそうしてくれた
母のような手が

私達は二人で今夜も入浴した
 心の響き

落ち込みてゆく心に
とっぜん、ピアノの連弾
絵と壺とかけ時計を
見まわして

わが心何処に置くべき
表通りは人の影さえなし

雀が少なくなった
寂しい

二人で ....
少女が腰をかける
やわらかき光が
屈折して
一人二人三人

1時20分
私はスケッチをしている

桃色の土はしめりて
昼間の太陽はなし
夕暮

赤い信号が消え
青になる
辺りはうすく、たそがれて
私たちの車は、角を
曲がる
ふとしては考える

幸福、幸福
朝はすがし

ピアノがきこえる
ポンポコピーーーー
ポンポコピーーーー
ポンポコ・ポコポコ
ポンポコピー
肩にかけた布がさらりとおちていった
涼しきが慌しくも出で行きしつまの出勤心もとなし

緑濃し文月のつまの花壇のみ今は心の支えなりけり

曇り空風がそよ吹く庭に居て妻と神とを考えにけり

犬を連れ向いの娘御散歩して三歳の頃をふ ....
今朝は曇り妻は車で出勤す歌を詠むよりやるものもなし

胸が痛む故に聖書読む日のおわり寝入るのが楽しいだけ

この世へとのこしたいのは妻の歌私のすべて命の燃え木
今日もまた奉仕に行きて帰り途コーヒーにケーキ二人食べけり

格子窓向こうに見ゆる青草の彼方の空は曇り空

コーヒーを啜ればまたき味ブルーの茶碗は陽に光りおり

トランぺットの音色が響き座っ ....
数人の人が
現れて退き
出会った白髪の老人
何か言い残して
消えたが
印象に残って

束の間の老人よ
また来ておくれ
共に読む聖書の文の励ましを日々喜びの期待となして

朝ドラマ心の糧とは思えど証人われら今日も清くあれ

歩きつつふと思う黒髪の可愛ゆき妻をパウロよ守れよ
二重三重山際かさなり緑なす比叡の山は今日も確かに

湖は遠ざかりゆく車上にありやや涼し大津の街は

昼食の時となりたり京に来て茶箱弁当という物を食ぶ

空曇り風は吹きて段上り息つきては ....
共になり三十二年の今朝の庭紫陽花咲きて陽はうらうらと

夫たちよ妻を愛せ六月の今日の聖句を心に置きて

水無月の妻と語らうこの日々の瞼に浮かぶ蛍が二三
若き日に帰りたりけり今日もまた午睡の夢のしばしの間

雀たち囀りておりにぶき陽のさしこむ路地に水無月の風

体力の弱りを知れど負けるなと言い聞かせては七十路半ば

パラソルの陰に座りて ....
水を打ち水滴の付くあお葉見て妻の居ぬあさこころなぐさむ

知り人が不治の病に伏しおりてしきりに願う良くなることを

今朝もまた陽は昇りゆき風は吹く良き一日をすぐさむと思う

スズメバチ ....
三本のアジサイの木はふくらみて六月に入り咲きいださんと

豊かなる朝の陽を受け今朝もまた歌書きつまに贈らむとして

出勤す妻のこころをはげまさん朝食ととのえ漢詩紀行をみる

今日も ....
緑濃き妻の花壇のアジサイは蕾ひらきて咲き出でむとす

チャイコフスキー?悲愴?響きて朝の花壇は潤いており

春風に風鈴が鳴る朝日さす椅子に坐しておもいはおおし

妻が植え吾は運びて共になす ....
アジサイの蕾ふくらむ真昼どきふと戦争の頃思いいず

公理さえ定理もいらぬ人もいる健全に過ごさねば滅ぶ

妻ととも来年からは二人して新しき人生はじめむかな
 白きバラ垣根に咲きて皐月昼妻と伝道奉仕に励む

 二人して風邪をひきたり今日もまた庭のテラスに紅茶とケーキ

 針箱に赤白黄の糸巻きが妻は手縫いで衣服をかがる
春色慕情


無関無色といえること
五月の夜に悟れり

本を買わず
本を失わず
酒食を節し
心の赴くさまに
生きて禍なし
完成はせず
技を磨かざるべからず
常に研さんして
 ....
 まださむき五月のあさの机にて妻まだ起きず吾は聖書を

 風邪をひき咳と痰とに悩まされ五月の連休初日過ぎゆく

 愛そそぐ人をえたとのメイル受け子の幸せを神に祈らん
 夜が明けて妻も目覚めて二人してこれからのこと話し合いけり

 コーヒーを沸かせて飲みつ春の日の妻の休日過ぎてゆくなり
 光さす朝の机に聖書読み部屋にみち満つベートーベン

 愛する妻は仕事に出一人聴く交響曲第四番
鵜飼千代子さんの生田 稔さんおすすめリスト(68)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
聖句を読みて- 生田 稔短歌2*10-8-10
夏は真盛り- 生田 稔短歌310-8-6
また朝が来て- 生田 稔短歌110-8-4
鏡の中に- 生田 稔自由詩6*10-8-2
入浴(2)- 生田 稔自由詩7*10-7-28
聖書と讃美の歌- 生田 稔短歌1*10-7-27
汗と涙- 生田 稔短歌3*10-7-22
花の生涯- 生田 稔短歌6*10-7-17
入浴- 生田 稔自由詩5*10-7-16
心の響き- 生田 稔自由詩310-7-15
「1時20分」- 生田 稔自由詩510-7-13
夕暮れ- 生田 稔自由詩3*10-7-11
朝はすがし- 生田 稔自由詩4*10-7-8
悲しき文月- 生田 稔短歌2*10-7-7
命の燃え木- 生田 稔短歌210-7-6
日曜は楽し- 生田 稔短歌2*10-7-4
束の間の老人- 生田 稔自由詩410-6-28
妻に- 生田 稔短歌110-6-25
妻と8首の歌を作れり- 生田 稔短歌6*10-6-23
水無月の日々- 生田 稔短歌610-6-13
サイトの歌人- 生田 稔短歌5*10-6-4
今朝の思い- 生田 稔短歌210-6-3
六月に入る- 生田 稔短歌310-6-2
朝はすがしき- 生田 稔短歌6*10-5-27
五月二十一日- 生田 稔短歌510-5-21
五月晴れ- 生田 稔短歌410-5-9
春色慕情- 生田 稔自由詩1010-5-4
朝早く起き- 生田 稔短歌510-5-2
五月一日- 生田 稔短歌210-5-1
朝の光- 生田 稔短歌310-4-30

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