ストロー、
きみは細く
なんでも吸い上げてしまう
それが
悪い毒でも
甘い蜜でも

ストロー、
その先はどこへ
続いているのか知りたかったんだ
その中に入って
さいごまで
いっ ....
どうも今気づいたのだけれどこの部屋は広すぎるみたいだ
15畳のワンルーム
機能的なキッチンとダブルベッド
持ち服を全部入れても半分くらいのクローゼット
ほとんど空の本棚とオフィスのようなデスク ....
Q;
もしもじいちゃんが生きてたら
今のこんなぼくたちを見てなんて言うだろう?

A;
おはよう
または
こんにちは

もう朝ですよ


Q;
あなたは今幸せですか?

 ....
真夜中にそうめんを茹でます
今日の君は優しかった
明日の君はわからない
焼酎を飲みながら 君のことを考えていたら
お腹がすいてきたので
真夜中だけどそうめんを茹でます
こんな夏の夜に
他 ....
飛び越えることができないだろうか
飛び越えたい、プロセスを
僕を縛るその制約を
飛び越えることができぬものか
その手段がわからない
否、手段を必要とせず
僕はそれを飛び越えたい
ジャンプ ....
朝は風がない 夜の風はない
夜明けの漫画喫茶で
泣いている女が一人
エンドレスで流れる楽しい音楽
本棚に溢れる楽しいストーリー
ほら世の中は
楽しいことだらけだ
本当だよ
楽しいことだ ....
雨の中で星を見ていた<それ>が言った

君 君
全部嘘なんだ
エネルギー保存則も光速度不変の原理も
フェルマーの定理もチューリングマシンも
全部僕が考えた嘘だったんだよ

さいです ....
くるくる回ってきみの気を引く
第一宇宙速度
目に入るのは青い地球ばかりで
どうしてこんなに寂しいんだろう
きみは美しく,光りすぎている

きみが僕にそっぽを向いた
第二宇宙速度
さよう ....
ぼくときみは中央公園に出かけた
とうめいなビニール傘をさして
昼の3時ごろだ
お弁当には遅すぎるし
宴会には早すぎる
そして雨
ぼくときみと
わずかな乗り遅れたひとたちだけの時間
しづ ....
留守番電話に入っていたYの声
「あ.うん,ごめん……死にたいです.じゃあね(笑)」
そしてあわてて書いたようなメール
『留守電に変なメッセージ残した.気にしないでくれ』
電話をかけなおすとYは ....
朝に走る
生まれたばかりの太陽と
まだ冷たい春の空気
しめった砂まじりのアスファルト
あらいたてのジャージ

ほどけそうな紐

昨日の夜
みんな死んでしまえってつぶやいた
そして夢 ....
赤ちゃんが乗っています
世間でステッカーがはやりはじめると
和泉町3丁目にある零細ステッカー会社の社長はへそまがりだから
赤ちゃんだけ特別扱いするのはおかしい と言い出し
次のような亜種をどん ....
三分で考えた詩なんて
一秒と持たない
次から次へと電車は来る
それに乗ろうとおおいそがしだ

吉野家とすき家どっちがうまいか なんて
その場しのぎにしたってひどすぎる話題を
ぼくらはずっ ....
ちょっと僕たちは遠くまで来すぎてしまったみたいだ
なんて 前を歩いてる二人に言い出せるはずもない
もう電車もバスも道路も
街灯の明かりも電線も携帯の電波も
24時間営業のファミレスもコンビニも ....
いつかすべての本を読みおわってしまったらどうしよう
いつかすべての音楽を聴きおわってしまったらどうしよう
いつかすべての食料を食べつくしてしまったらどうしよう
いつかすべての酸素を吸いつくしてし ....
夢をみた次の朝はいつもさみしい
だいすきな君の夢をみた

けれど
場末のやきにくやで
君とは似ても似つかない
四つ年下の女の子に
おもちゃにされて よろこんでいるのだ
くち ....
どうしよう
突然かなしくなってしまった
どうしよう
突然なきたくってしまった

叫ぶと
看守がやってくるから
ぼくはひざをかかえて
声を殺す

どうしよう
突然さみしくなってしま ....
あー

ほんとうにごめんなさい.
格の違いを思い知りました.
僕が悪かったです.
適うかもなんて思ったりしてすみません.
自分にもそのくらいできるとか勘違いしてすみません.
ええ本当に勘 ....
手紙を出しに郵便局にいく
{引用=
ポストは数年前悪ガキが風船をつめて
何も入らない状態にしてしまったことがあって
当局がそれに大騒ぎして
町中のポストを閉鎖してしまった
いま口 ....
空も白み始めてきたので
そろそろはじめましょうか
夜に眠れない人のための
明け方ダンスサークル

ダンスのステップの基本はリズムに合わせて(歩く)ことです
今日のあなたは幸せでしたか?
 ....
もしも僕が
神様だったなら
仕事で疲れた君の枕元に
バスキューブを置いてあげる
夢も見ないほど眠る君の
朝がすばらしいものであるように

もしも僕が
神様だったなら
君の邪魔をするす ....
いいとしして駄菓子屋に入って
こどもたちにまじって綿菓子を買って
カライきみをあじわった後は
これで昨日をわすれてみようって

手にとったそれは
冗談みたいに軽くて
あとじゅうえん、あと ....
詩人というひとは
ふわふわした話をして
霧がかかった町に住んでいて
控えめな音量のジャズバーで
うっすらと赤みがかったフィズばかり飲んで
酔いつぶれるなんてこともなく静かに部屋に帰って
そ ....
言葉を失った君は
パントマイムを覚えた
やがて僕もあまり喋らなくなり
まるでそんなものはじめから無かったかのように

僕らには
ダンスがある
夕闇の庭に置かれたリビング
調度の間で繰り ....
夏のごみ捨て場
金網のなかに
積み上げられた袋
その間にさまざまな模様の猫が
五、六匹寝そべっていた

手にもった袋を捨てようとして僕は
猫が食べちゃまずいものが入ってないか
ちょっと ....
台風が去ったあとの夜明けみたいな
気分になった君は、信じることにした
今の自分は遥か遠くの山々に繁る
木々の間で囀る小鳥の目の中に
映る小さな朝露の落下によって齎される
地下水の龍脈がやがて ....
ある日、僕のシャーペンがなくなった
どこかで落としたのだろうかと
考えてみてもいっこうに思い出せない
しかたないので新しいのを買った
僕は安心して眠った

次の日、僕のケータイがなくなった ....
絵を描こう、と3425番が言った
そんな暇はない、と1497番が答えた
バカバカしいよ、と3632番は言った
もう絵の具なんて持ってないし、と僕も言った

昔話、
飲み下す酒が記憶を呼んで ....
僕はドイツの肉屋の息子
来る日も来る日もホルモン刻み
父ちゃん変態血まみれレバー
逃げた母ちゃん弁護士探す

僕と父ちゃん血まみれ厨房
来る日も来る日もホルモン洗い
排水溝には白いカス
 ....
僕のノートパソコンは頭が良くて
いろんなことをスマートにこなす
僕が逆立ちしたってできないような計算とか
僕が覚えていられないことをいつまでも覚えていたりとか
ゲームとか、OpenGLとか、簡 ....
haniwa(79)
タイトル カテゴリ Point 日付
straw, strawberry自由詩406/9/23 4:54
狭い部屋自由詩3*06/9/5 1:21
FAQ自由詩006/8/27 2:36
真夜中そうめん自由詩6*06/8/13 3:30
tada自由詩106/8/13 3:19
漫画喫茶にて自由詩006/5/21 6:10
wysiwyg自由詩306/5/10 1:58
サテライト自由詩306/4/17 23:39
雨の日にきみと桜を見る自由詩306/4/14 9:07
Yへ未詩・独白306/4/2 17:53
朝に走る自由詩306/3/19 17:18
赤ちゃんが乗っています自由詩81*06/3/10 23:00
againstantrain自由詩3*06/2/24 22:37
とにかく自由詩2*06/2/11 0:39
心配症自由詩4*06/1/25 23:20
dreamtoy未詩・独白1*06/1/8 18:03
samsa自由詩2*06/1/2 10:57
じかい未詩・独白4*05/12/14 6:46
小説のプロット的なもの散文(批評 ...2*05/12/7 5:29
lets dance自由詩1*05/12/4 4:01
もしも僕が神様だったら自由詩005/12/4 3:35
ある晴れた日にわたがしを買う自由詩1*05/11/20 18:09
fly poet自由詩1*05/11/16 8:12
パントマイム自由詩0*05/10/6 20:54
猫とゴミ捨て場自由詩2*05/9/18 5:33
台風一過[group]自由詩005/9/8 6:35
落とし物自由詩005/9/4 5:01
スケッチブックの日曜日自由詩2*05/8/8 14:56
ドイツの変態肉屋のジュニア自由詩3*05/7/31 5:18
僕のノートパソコン自由詩5*05/7/29 0:41

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