ビルが建ち並ぶ街
連なる山並みに囲まれた農村
海が永遠に押し寄せてくる漁村

人は何処にいても
何処に棲んでいても
生きている限り
そこから収穫しなければならない

泣いたり
なき ....
私達の棲んでいるこの社会には
様々な原因で悩みを抱えている人達がいる

その苦悩を処理しきれないで
心を壊してしまう人達もいる

高度な文明社会に生まれてきたのに
未だにパソコン持ってな ....
死ぬのを怖がるのは生きているあかし
だけど生に執着するのは
ただ死を恐れるからだとばかりは
限らないと思います

永遠には眠れない
死ぬ事は
眠りの延長じゃないから

命の終わりは
 ....
産んでくれなんて一度も頼まなかったのに
よけいな真似をしてくれた
母さん

何言ってるの
母さんだってあんたみたいな子供に育つと分かっていたら
死ぬほど痛い思いして産んでいなかったわよ
 ....
漂い
彷徨い
移ろう
ヒトの想い

切り裂かれ
引き裂かれ
付けられた傷の痛みは
容易には癒えない

明日の方角がわからない

ヒトが通るべきは
人の道

なのに
ケモ ....
繁華街の雑踏で背後から呼び止められた
気がして
思わず立ち止まってふり返ると
自分ではなかった
と女は落胆した

知らない誰かが知らない誰かと
そこで偶然再会した様子だった

ただそ ....
未だに不老と不死の薬は開発されていない

絶対的な幸福を欲しがってはいけない

生命は
死の尊厳が優先されている

自由と平和を愛していても
いつなんどき
平凡な日常が壊され押し潰さ ....
往路で道に迷いだしているんですね
それは誰にでもある事です

でも
通り過ぎた道は戻れない
有効な未来への地図はどこにも見当たらない
ですよね

幸福の鐘はいつだって遥か彼方で鳴ってい ....
 ネェ、あたしの事愛してる?
彼女が聞いてくる
 何だよいきなり、愛してるに決まってるだろ
と彼氏が即座に答える
 本当に本当に愛してる?
と彼女が聞き返す
 本当に愛してるに決まってるだ ....
あれは忘年会だったか新年会だったか忘れたけど
職場の宴会の夜
俺はまだ若かったんだ

酒を飲んでもしらふでも
俺は他人と打ち解けられない
性格がどうにもならなかった

いつものように俺 ....
 途中で無性にカップヌードル食べたくなった。
 コンビニの駐車場に車停めて店に入ると一個だけ買った。
 店内で直ぐに開封し蓋を開けて備え付けのポットからお湯を注ぐ。
 熱いそれを持って寒い外に出 ....
触れるものと
触れられないもの

この世界には二つある
この世界には二つしかなかった

真実の
私の気持ちは
私にしか解らない

本当の
君の気持ちは
君にしか
解らない
 ....
この地球もろとも
人間も人間以外も滅びてしまえ
なんてさ
願ったりしたのは
絶望に打ちひしがれたからさ

欲しいものは何も手に入らなくて
いらないものばかり投げつけられてさ
受け止めき ....
田んぼの土手には篠竹をが生い茂り雑草も入り混じって、その先に見えるのは連なる山並みの内の立ちそびえる山の肌でした。
でも山と土手の間には川が流れて、その手前には川原が有る筈でした。
だからでしょう ....
朝、車で通勤の途中の細い道端に咲いていた白い秋桜の花が何本か根本から倒れてました。
そこは大東宅建の集合住宅の駐車場の前でした。
倒れている秋桜の花の姿を見て、倒れている人の姿を想ってしまった私は ....
俺の父親が危篤になって病院にみんな集まったから
懐かしい顔が見られたよ

集中治療室じゃなかったな
大部屋だったよ
ベッドの周りにいくつか医療機器があって
父ちゃん、口に酸素マスクあてられ ....
魂の汚れなんて気にしない

汚れた魂は
時間という洗剤が洗い落としてくれるけど
直ぐに汚れるし
また汚すから

気にしたって仕方ない

中原中也なんて詩人の
汚れちまった魂、だって ....
死んだ父ちゃん
死んだ母ちゃん
死んだ上から二番目のお姉ちゃん
死んだすぐ上のお姉ちゃん
死んでないけど
植物にみたいになっちまった兄貴

いまさらだけど
人一人にはたった一つしか命が ....
時計はいつもいつまでも時間の言いなり
朝からテレビの音声と映像垂れ流しにさせて気にならないのは
その実時間が気になって仕方ないから

水道の垂れ流しは放っておかないし、血の吹き出しに至っては救 ....
あたしは誰よりも美しい女
鏡を見る度に実感している

あたしは誰よりも美しい女なのに
記憶がとても曖昧

永遠に忘れたい事すら
思い出せなくなっている

あたしは誰よりも美しい女だか ....
子供の頃から夢だった
階段のある家に棲んでいる。

夫婦の寝室は二階にあった。
ある日
娘に言われた、
 お父さんとお母さん夜中にウルサイよ
 二人共いい年してさキモいよ
最初、何の事 ....
時給900円
一日八時間
週五日
一日当たり150円のガソリン代
その他に何もなし
あるのは

半年ごとの契約更新

以上から年金健康保険等など引かれる

私の年収は幾ら何だろう ....
 私達は幸せになります

しあわせ

嘘みたいに
こうの鳥が運んで来てくれた
しあわせは

まるで額縁に嵌め込まれた絵だったかも知れません

それは
ほんの束の間

いつ ....
いずれ俺もたつヒトになる
から
ならざる得ないから

それまでに人生の収支を零にしてから
尚かつ足し算をして
遺したいと家族に宣言したのは
つい昨夜の事だった

先月無事に住宅ローン ....
この世界には
見えるものと
見えないものとに分かれている。

授業と授業の間の休み時間
便所に小便を垂れに行ったら
偶然隣りの便器に立った上級生は札付きの悪だった。
いきなり声をかけてき ....
人には顔色が有りまして
その三原色は
泣く
笑う
怒る
でしょうか

他人の顔色の変化はたいがいは判断が付きますが
自分となるとどうでしょう
いちいち鏡見てたら、たとえ泣いたり怒って ....
餓鬼の時に
投げた筈の石ころがいきなり飛んで来た

 痛い!
俺の頬をかすめて皮膚が切れた感覚があった

果たして血が垂れたか垂れなかったかは
それを確かめる鏡がこの世界の何処にもない代 ....
家庭を持って
家族が二人から四人になって

家を持って
車に乗って
可愛い猫を飼って

それでも
それでも
それでも

しあわせを100%迄
感じる事のない私は
何かが何かが ....
仕事終わって家に帰れたら
明日の仕事に差し支えないつもりで呑み始めたが
つい酒の量が度を超えた

それでも呑みたりなくて
呑み続けたら
酒が切れた

切れたら繋ぐしかない 
 ビール ....
同じ人間なのに
平気で約束破る人がいる

同じ人間だから
必ずきっと
約束守る人はいる

同じ人間だけど
約束交わす相手さえいない

同じ人間なのに
平気で殺す人がいる

同 ....
こたきひろし(1106)
タイトル カテゴリ Point 日付
根も葉もない樹木には自由詩420/11/8 6:15
私達と私には自由詩220/11/7 0:19
死ぬのが怖くて自由詩120/11/6 7:10
産んでくれとは自由詩420/11/5 23:53
空飛ぶ円盤が現れて自由詩520/11/5 1:25
止めどなく零れ落ちる自由詩320/11/4 0:32
未だに自由詩420/11/3 6:29
詩人にはなれないから自由詩320/11/1 8:49
太陽がおっかなくて自由詩120/10/31 9:45
無性にしたくなって自由詩220/10/31 8:35
 無性にしたくなる事自由詩620/10/31 7:35
人間嫌い自由詩220/10/28 7:06
欲しいものを欲しいだけ自由詩420/10/26 6:35
わたしはまだ子供でした。自由詩220/10/25 11:43
美しくも輝きもないのに自由詩620/10/25 7:46
臨終自由詩120/10/24 7:46
魂の汚れなんて自由詩020/10/24 6:59
死んだら幽霊になって自由詩420/10/24 6:34
晴れ曇り雨そして嵐自由詩320/10/23 5:43
あたしは誰よりも自由詩020/10/22 12:54
その内全て自由詩320/10/22 7:05
キスも抱擁もない歴史自由詩620/10/20 5:22
ありきたりな幸せの構図自由詩420/10/19 6:37
たつヒトも後を濁さない自由詩420/10/18 7:34
遺伝子自由詩420/10/18 6:39
人には顔が有りまして自由詩220/10/17 6:37
石ころ飛んで来る自由詩120/10/17 6:06
幸福のリスクとデメリット自由詩420/10/16 5:33
若気の至りとは言わない自由詩220/10/13 23:46
約束におは付けないで自由詩320/10/13 22:43

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