名鉄の名物は
流電モハ52の
流れをくんだ
デハ3400系

きたもんだ
そんなもの
どこにいる
ここにいる
広見線の可児駅の近くに居るんだよ
ナマズみたいに大人しく
居るか居 ....
7月のギラツク太陽を浴びて
どこまでもどこまでも
黙々と歩む

草の茂る石ころ道
改修なった下品な川が
白く横たわっている
白い腹に短いパンティ

もうどれくらい歩いただろう ....
服の裁断は難しいので
やったことがない
春になると
春の型紙が
雑誌の付録に付いている
型紙が
さあ作りなさいと声かける

デパートや生地屋さんに
一反木綿を買いに ....
インラインスケートは過去のものと言い放ち
白いキーボードの上にぼくらの躯を積み上げ
ガソリンぶっかけ始末するために雇われた君

美しい君の繊細な指先はどこまでも透き通り
赤いレーザー ....
枯れ果てたわたしの思い
よろよろと蹴躓くごろた石
炎熱の河原を歩いていたら
枯草の間に水鳥の巣がだらり、
歪んだ形のリングで版図を示し
その中に白い泡が住んでいた

樹液か動物の粘液 ....
なぜだろう、風が吹くたびに
バイオリンの旋律が聞こえる
左目に映る昨日の後悔と朝ごはん

学校に行かなくてはと
駅に向かう道は
白く大きく横たわり
僕の方に押し寄せてきた

歩いてい ....
君、黒猫JAP
知ってるかい
なにそれ、猫の名、種類

ノートン・マンクス知ってるか
イギリスの古い市販レーサーでしょ
500cc、DOHC2バルブ
後輪最高出力50PS
なんだた ....
春に見込み生産した思想が腐って
生臭い匂いを残して冷凍された
夏の記憶を持たぬ子供の眼が
暗い海を見つめる

冬の陽のあどけなさ
日溜りに春をもたらし
猫の子はしゃぐ

初春や羽根つ ....
終わりのないテロと戦う

戦闘機も白い雲の中では
機械の目を頼りに
電波系の学問を頼りに
地上の幽霊
フラダンスを踊る
踊り狂ったフラダンス
地雷原を
吹っ飛ばすように ....
カネオクレタノム
電信
電話
パケット通信
送れたのは誤解

巫山戯た如月
別れ話の睦月

私が世話する
緑亀と草亀が
取り違えた赤ん坊
長谷の大仏良い男
機嫌 ....
2A3という球ね
あれはオーディオ用の真空管で
とっても音が良いんだ
いまでも2A3は現役で
オーディオアンプが作られて
売っているんだぞ、凄いだろ
うるせーな
そんなウンチクいらねーよ ....
硬質発泡スチロールの塊を
子供の頭位に丸く削り
光を混ぜる積分球の
内室の雄型にする
球体を紙やすりで磨き
眺め透かす
良い感じになったので
焼き石膏に水を含ませ
球の上に厚く塗ってゆ ....
今、私が見ている世界は
本物の世界なのだろうか
この離心症的な感覚のうちに
春を迎えた

産土神の境内で幼児が駆けまわる
ミズスマシの様にくるくる回り
分子が突進して炸裂する
子供と死 ....
記念日の光
見えない春が
口をつぐんで佇んで
蛙の子供を待ちあぐね
ぴょんぴょんぴょんと
跳ねている
spring has come
毛羽立つ砥の粉
見えない光のそ ....
わわくとは衣がほつれるという意味のようで
ろらんとは人の名のような電波航法のような
いずれにせよタイトルの意味が分からない
分からない場合は食事をしてからニュースを見て
あさっての方角に ....
記念写真を撮る
もう少しにこやかに
どうしてそんなに
緊張するのだ
出征を祝っての写真だ
みんな笑い給え
古い写真に命令した







2000/02/14
 
かわらけ
ケダモノ
物怖じしない叔父
父と母を入れ替えた
アフラマツダの神を称え
消防署に電話する
火の消えた坂道を
這い上がるのは
貧乏神と青春





2005 ....
そこにあるものを
なにも無いところから
持ってくるのは
大変なことだ

救いがあるとしたら
何回でも何回でも
繰り返し探しまわり
なにもないことを
認識することだ

なにも無 ....
やまねの親子は毬が好き
雪の山道人気が途絶え
歩く人影消えたので
やまねの親子が顔を出す
寒い朝だとおとうさん
冷たい朝だとおかあさん
明るい朝だと子供たち
冬眠醒めたら遊ぼうね
 ....
鉄橋を渡るときは
風が抜けていくから
とてもいい気持ちだ

見晴らしが良く
揺るぎ無い構造に
安心して身を任せ
渡り終えると
すぐに
油断のならない鉄路が続く
緩んだ犬クギ一本 ....
             
玉葱は
球根なんですか

なんですか
とは
なんですか
なんて
きりがない台詞の
終わりは
すかん



かんく
スカンク
蟻地獄の
 ....
はちまきを締めて
タンクローリーで
液化天然ガスを運ぶ

おまえら
圧力の掛かったボンベに詰められ
おとなしく液体にされたままのガス
見栄も誇りも持たないのか
唯々諾々と頭を下げて ....
 

大野の駅で
日が暮れる
大空に
イルミネーション
キラキラと
輝く

電車は
走り慣れた
銀河鉄道に入る

がたがたポイントを抜け
北一文字に走り
気がつくと
 ....
言葉を紡いでいる人がいるという
言葉の繊維を解きほぐし
紙にしたり
糸にして布にしたりしてから
その上に文字というものを書くのだという

最近は、
言葉が不足しているから
誤解 ....
にゃんこの目
かまいたちの爪
きたきつねの背中
ぴかりと光る稲光
みんなみんなまぶしくて
なまこのまなこは目をつむる
浜から揚がったお地蔵さんは
ぐっと一息飲み干す定め
辛口の ....
なんでだろね
分かり切ったことを聞かれる
分かり切ったことを聞かれて
分かり切った返事をしても
なんでだろは安心しない
ひとばんじゅう
なんでだろって
うるさく呟いて
それで安心して眠 ....
インターネット・セキュリティー
ガイドブックを読む

マイクロマシンのドライバーを
インストールする

パーソナルファイアーウオールを
粉砕するマクロウィルスと
アプリケーションの追加 ....
猫の顔した犬が居た
首輪に鈴つけ木に上げた
喉を鳴らして雀を捕った
三羽も捕らえて笑ってる

向こう岸にはヒヤシンス
誰が植えたか分からない
犬の顔した小父さんが
にこにこしなが ....
ごろごろごろと
舞台の上を
ピアノが歩く
厳つい男が
鼻面掴んで
引き回し
奏者の前に
引き据えた

指揮者が
棒振り
奏者が叩く
叩いたピアノが
吠え立てた
怖い小父さん ....
瓦礫の茸に
卵をかけて
夢の朝飯
かっ喰らう

瓦礫の街で
タマゴを拾う
夢の無い話で
ご免なさい

ラーメンライス
種なし葡萄
カップ麺
非常持ち出し
乾パンの残り

 ....
あおば(1462)
タイトル カテゴリ Point 日付
南セントレア市自由詩3*06/2/4 23:27
ねこじゃらし未詩・独白2*06/2/4 21:33
春の裁ちかた未詩・独白2*06/2/4 11:14
インラインスケート自由詩3*06/2/4 0:12
泡の微笑み自由詩1*06/2/4 0:07
眠り自由詩3*06/2/3 23:58
黒猫[group]未詩・独白006/2/2 23:54
行商自由詩4*06/2/2 23:46
いきおくれ自由詩6*06/2/1 23:46
自由詩2*06/2/1 0:34
2A3自由詩0*06/1/30 1:20
白を作る自由詩2+*06/1/30 1:10
世界自由詩1*06/1/30 1:07
壱秒祭り自由詩2*06/1/28 2:19
わわく ろらん自由詩3*06/1/26 23:11
襤褸家の前で自由詩1*06/1/23 0:52
かわらけ自由詩0*06/1/23 0:17
昨日の雪自由詩3+*06/1/21 15:06
雪眠る自由詩7*06/1/19 0:07
平行線の男自由詩4*06/1/15 8:02
空中章魚[group]自由詩1*06/1/12 1:11
新田義貞[group]自由詩5*06/1/9 1:55
タツノオトシゴ自由詩1*06/1/9 1:44
暗号表自由詩11*06/1/6 0:09
こんにちは図鑑自由詩3*06/1/5 23:29
疑問自由詩3*06/1/5 20:28
再起動未詩・独白4*06/1/5 18:24
歓びの犬自由詩3*05/12/31 22:44
演奏会未詩・独白0*05/12/28 1:12
オムライス未詩・独白0*05/12/26 0:37

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