――すべて、断片。断片・・・・


・・・深海へ。本当は降りてないし今までもなかった気がする

いまは、ふわっと浮いてる感じ
かるくなったりおもくなったりそのくりかえし

 ....
本来ならこんなG
内側から掛かるはずないのに
掛からないはずなのに
路上の
トランペッターと
テナーサックス

割れるような
張るような感じの
音色

その独特な渦に
耳を澄ましながら

考えるのは
彼のこと

今頃
どこかの大通りで ....
ときめく鐘 辺りに鳴り響き

ちぎれがちなウロコ雲
ピンク、パステルカラーに色づく


流れる空 流れる距離

やがて染まる ネイビーブルーに
その人(!?)は遥か彼方を見ていた
星空の向こう
天文学的数字を振り切ったその先を…


太陽系からどの位遠いのか分からないある世界の生命体
形は眼球機能で捉えられず
仕方なく赤 ....
パリのエッフェル塔を全部オレンジ色に塗ったらどうなるだろう?

世界中の蜜柑の木を一本ずつ猫の額ほどの自宅の庭に植えたらどうなるだろう?

私の髪の毛を蛍光オレンジ色に染めたらどんな感 ....
想いや
意思

ありふれている
行き場のない感覚

もてあます
日々
青のインク
絵の具のチューブ
クレパス

全部ひっくるめて
投げやりな空を、描いた

何枚も何枚も
繰り返し

気がつくと
床が、海になってた
私は
どこへ向かって
石を置いているのだろう

ずっと遠くへ行くため?
それとも
今居るところから跡を濁さず飛び立つため?

川に石を並べて渡ろうとしているように思えるときがあ ....
何で好きなんだろ?
何で求めちゃうんだろ?

もっと、もっと・・ 奥まで・・・
噎せ返るように競り圧してく…

皮ジャンの匂い・・
左手首の集中した皺
あてなく奔る凶器狂気 ....
たとえば秋の紅葉のやうに
たとえば秋の輪舞のやうに


くるくると
栗色の巻き毛を人差し指で回すやうに


私のなかの私、も
なにひとつやむごとなく
回って、ゐたい
 ....
或る秋晴の杜にて
私は
訳無く零れ落つる滴を止め能はず
時同じうして「何故死は在るのか」
天を仰ぎ雲一つ無きを知る
其は其で好い。

死せる感覚に 五感を研ぎ澄ませ
森の音を  ....
ひ弱な言葉のみを綴る時代は既に終りを告げている
言葉のなかに毒を、活力の基になる滋養を深く練り込め
そして大きな讃歌と散華を我々の眼前に披露してくれ
お前なら、十二分に其れが出来る筈だ
―幾年も思い浮かべる蓮の根を身篭りたいの貴方のだから


「ランティルディ」を纏う真夜中
ひねた顔した満月
薄汚れた監視カメラに写るほのかな人影
部屋の中でキー置く音が響く
 ....
 ・・・うん。 心音をメトロノームに
できるなら埋もれていたい
いつか来る安寧のなかに
肚、なくなって久しいが
これを求める人々があとを絶たないのを見るにつけ
渇望されていることを知る

現れる土壌でないことを
察していても
なお
ことばを

消したり書いたり
書いたり消したり

かんたんに
あまり深く考えずに
出来てしまう

空気みたいに軽くて
線の集まりが残るだけ









岩 ....
いまあたしは ふたりのおとこをすきでいる
そんなことはありふれたことにすぎないが
あたしには おおきおもすぎてはちきれそうなのだ


 まるいゆびのさき おおきくない て
 ち ....
なまえ
こゆうめいし
まわりまわって、めぐりめぐって
どこかで つなが、る。
だれかの存在を星座の始点の牡羊座にしたとして、だれを終点の魚座にするかな^^?
なんてどうでもいいこと ....
2007.11.11
あの時に吾ら雛罌粟重なりし
合わせ鏡のゆめか現か

参考:君も雛罌粟われも雛罌粟



ちはやぶる神のいたづらもしかして
せつなの幻?会ひて確 ....
すかすかの
からっぽ

からっ ・ ・・ ぽ



あたしいままで なにやってきたんだろ
ただ とどこおりなくすごして
ただ のぞまれるすがたとかたちをもとめられて ....
いまのところいつでも

あなたのなかにわたしがいて
わたしのなかにあなたがいる

   ・・すごく、すてき。
向日葵がいまだ咲き誇る ある昼下がり
ひとすじの光と 一杯の紅茶

画用紙とクレヨンと水彩を使って
思うまま描く

どデカイひまわり
満面の笑み
ループを拡げて拡げ切ったその先にあったのは……
白く輝く 暖かい光の大きな河だった
ふわもこ
もくもく

ふかふか
ふもふも の

○○
誰かが どこかで
どこかの画面越しに見てくれて、いる

時として
リアルに 勝る
もの
文字盤が語る夕暮れ
霞む残照秒針は静かに進捗
わたしの心もこれに添う
そう読んじゃった
そうしか読めない と思い込み辞書を引く気にもなれない

黄色い小さな花を綿毛に変えるそれは
いつも 僕のあたまのなかに 生きている
よこでちいさないきがする
とてもちいさな それ

そのひそのひ おんていが かわる
ふしぎな これ
長谷川智子(154)
タイトル カテゴリ Point 日付
誘導性ストレス過敏装置[group]自由詩7*08/7/15 1:39
[group]自由詩0*08/7/13 1:15
ゆるむ[group]自由詩2*08/7/13 1:06
浦上天主堂通過自由詩1*08/7/13 1:04
未来視の世界自由詩2*08/7/11 2:35
オレンジ色自由詩2*08/7/11 2:28
言葉にならない[group]自由詩0*08/7/9 23:32
無題[group]自由詩3*08/7/9 4:59
石を置く自由詩6+*08/7/8 2:19
リグレット[group]自由詩0*08/7/8 2:13
暮れなずむ、ロンディニウム自由詩1*08/7/8 2:10
黄土色。自由詩6*08/7/5 15:57
散る花や、匂ひはすれど自由詩2*08/7/5 14:37
「雌」[group]自由詩8*08/7/1 17:16
ここにいてよ[group]自由詩2*08/6/10 23:44
静かに好きでいたい[group]自由詩10*08/6/5 8:41
肚のチカラ[group]自由詩4*08/5/27 9:17
とらえる(βversion)自由詩0*08/5/27 7:51
「ひとつ」[group]自由詩2*08/4/21 2:53
無題自由詩2*08/4/18 17:47
しりーず れんあい[group]短歌2*08/3/30 4:29
すかすか、の自由詩4*08/3/30 3:23
なかに、いる。[group]自由詩5*07/12/18 13:51
本日もまた晴天なり自由詩5*07/11/22 21:17
ループ自由詩3*07/10/22 14:52
無題未詩・独白0*07/10/22 14:24
ここに、いる[group]自由詩4*07/9/25 3:31
金時計自由詩6*07/9/20 1:34
がまこうえい自由詩1*07/9/16 3:48
いむねり。[group]自由詩4*07/9/16 2:34

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