木は立つ
立っていない木ではない しかし
木は立つ そして
立たされた けれど 木ではない
森は海
朝の宇宙は
鬱なる石の
木の私
私の色はハイな夜奏でられ
何もない地獄耳に鬱吐きだした
石ころの過去に見ていた心壁を
何もない日々の
洞窟に生きる 夜を
何でもなくなって 疲れて 消えた
私の 幸せな私として
誰かの頭に 叫んでいる
私に何も思わない 私は
幸せに満ちた公園で
鳥となり 走り抜け ....
思いを流れる
風の中に ぼんやりと
私は眠る
風の どこに流れるのだろう
考えることなど ない
笑うことすらなくなった
食べていられたならと いつも願っている
幸せである世界を見 ....
私が叫ぶ空に
生まれた 私はいない
何かですらなくなった 私は見た
光を浴びせられている
私は見る
風のすべてを流れていく
すべては 私の 破壊だ
私 ....
01
私の世界は
私自身の 過去として
私の言葉は
私自身の 映像として
02
木の葉は
それ自体の 皮として
白の色は
それ自体の 一日として
....
私の知らないどこかで
人は朝に 舞う
私の体の中には
希望の言葉が くぐもるだけ
木の上にもたれかかった
過ぎていく空気を手に入れる
ノートと消しゴムは教室だろう
教科書など 泣いているのかもしれない
うち捨てられた コウモリ傘に
灰色な 鳥の ....
私は明日を考えることなく立ち続けるだろう
今日としての景色さえ私の体には 明確には 存在しなかった
スーパーマーケットの中で 果物を 口にしながら 私は
見えないものを 思っている ....
私を叫んだ 人生 さまよって
何もなく 私の選ぼう 曲はない
いつまでも そうして 過去を 消すだろう
何もないんだ の顔ヒねりだす
私は!私じゃないンだ!必要だ!
ぞうきんのせんいを感ズるチャイムスる
私より孤独な君から匂いする
絵を消して布を切り裂き破ってた
海の底戦争での傷もみ消しに
人として喜びのする水として
大空がそびえるページの教科書に
....
朝の4時に『目を覚ました』
「もう一度」夢の中に出て行くのかもしれない
「果て」には何も無いであろう
私の外を『見つめている』
『私』は眠っていた
「何となく」壁の中に
駆けていく ....
主張の失われた
牢屋の囚人を 演技させられた
聴衆に苦しませられながら 叫ぶ
人の向かうだろう 出口へと
私ははき出している
低い舞台に 立ち続ける
アメリカ人のような洋服に抱こう ....
憂鬱な過去を見ている
夜の片隅だ 緑色の
空へと歌おうとする 私は
失いかけた 音階を考える
夜の壁へと演奏している
私は強くはないのだ!
石の内部の塊ではない そして
腕の支持する ....
想像する 何でもない「意味」を
他人に「語る」空の中を
「海ではない」と 見つめているのかもしれなかった
私ですらない波紋として 「理解する」ように
季節の終わりに「また」訪れるのだろ ....
一晩中僕らは「恋のゲーム」に酔いしれて
そうして僕の「疲れ果てた」 目は
グラスの中を 「探している」
僕だけが 「ひとり」 歌わされているのかもしれなかった
翌朝 甘いコーヒーで 「 ....
何でもない、俺は、
思いを出るだろう。世界に、
青い、川を見つめ、
自分自身として、見つめている。
プールの、中で、
昔は、追いかけっこをしていたこと。
小さかった私は、ラムネを開けた ....
無能なる学者として
私は 生き残っていくことだろう
過去に抱えた 問題の解決策を探りながら
見つめた 影の形に 日が暮れる
私は波紋を見つめている
筋の間に捉えた リズムを
池によ ....
私は 場所を探す
私自身でいるための 世界を
街に 探し回るだろう
私の中に 何にもないから
景色に探していくとき
色彩は ゆがんでいる
景色を 流れていく
グラスに見つめる 瞳は
....
何にもない 「気持ち」で
「空っぽ」になった 毎日を
「探し回る」のなら
俺には 「見つけられない」
何ひとつ 「見つけられない」であろう
「影」だけが 流れていく
景色の 「内側」を ....
私は走る
刑務所の中を
脱出する出口を知った
私は立ち止まらない
警備の眠る通路を
こっそりと走る
闇に見失いかけながら
戻ることなどないだろう
部屋に立っている
自由を感じ ....
空っぽな日々なのにひどく疲れている。俺なんて「誰にも存在しない」のだろう。庭は日の光を浴びてガラスケースのような色をしている。白色をした煙草の煙も芝に漂っているように思える。俺は目玉化してそれらを捉え ....
私は友達のいない幽霊だ
明日のことを苦悩させられている
肉体のない悲しさに疲労させられている
太陽なんて 私は 捨てたのに
牢獄に染みついた 憂鬱だ
昨日から 配布された煙草を吹かし ....
私はミジンコだ
言葉をなくさせられている
私の心は 何も見えない
家路にすら見つめることなく 探索する
闇で私は 何を考える
一人ぼっちの繁華街を
想像することなどないのだ
死刑 ....
何にもなくなっていく手で
何かしらのものとして掴もうとしている
私は元気な気がさせられていた
多分疲れてなどいないのかもしれない
窓を開けて外を眺めさせられていたのかもしれない
私とは一 ....
茶色の犬が走るのを見た
岩に腰を下ろして白の煙草をふかす
綺麗な楕円形の煙の形を捉えていた
描いた人の形をして消えてしまった
垂直な岸壁に青さを感じた
水色ではなく青色の波がある
寄せては ....
私は何にもない毎日など
終わってしまえばいいと思わされていた 私は
海を 見ていた 私は
体全体となった 引きずっていた 私を
私の夏はまた 訪れるのだろう
言葉もなく 歩かされていた ....
私は何もかも見失っているのかもしれない。私として書くことのその意味を。そうして流れていくのかもしれない。海に平らな青さを見つめている。私のそこに死を恐れる、私とは何なのかと自分自身が不安になったり ....
雨はまだやってこないらしかった。私だけが蟹をとり続けていた。友達はワゴンの中で寝息を立てている。カラフルなポールスミスの紙袋は、まだ彼の眠りを妨げているはずだった。青いバケツの中に一杯の蟹が溜まっ ....
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