何も期待するな
自分を憐れむな

いじけるな


喪失は、いつも唐突である。
失うものは大きく、得るものは少ない。
時は突然私から大切なものを奪い去り、そのことに気づくことができたとし ....
ななつ
神棚
薬の味の酒


ましろの森
難転
待つを聞く

年神

貧乏神と力を合わせて福の神を追い払う
日本昔話が、日本的混沌を表わしていて好きだ

難を転じ(南天) ....
不条理
やさぐれた雨
やわらかな蔑視

指摘する罠
飛び火
悲しみの連鎖

無限階段に落ちてゆく

最後の審判は途切れ
後悔だけが

のこる
ささやかな 楽しみからも抜け出して
        どこに向かうか 皐月の夜空
軽やかな羽根

振り子

絶望と幸福の永久運動

不安と絶望の境目はどこだろう

グラスの音
立ち上る泡
磨かれた床

硝煙にまぎれたダイアモンド

虚ろな日々とささやか ....
羽目板一枚下の地獄
木の葉
非情な無限

切り立つ半円
静寂
隔てられた世界

澄んだ音色
愛しき(かなしき)怪物
誘われる

因襲の檻
人の心
縒り合わされた絆

 ....
最貧国の一つを 悲劇が襲いました
慣れる事の無い叫びに 逃げ惑う人々
貧しさからの脱却を、啓蒙を説いた人々でした
悲劇を繰り返さぬように 口を閉ざすのです

悪の温床は地下へと潜りました ....
古{ルビ=いにしえ}の
例{ルビ=ためし}にならい
花の下{ルビ=もと}
逝く魂よ
安らかに眠れ
今を盛りと咲き誇る
春の日差しに誘はれて
鬢の油とおしろいの
香りを纏ひて歩み行く

人にまぎれて二年坂
わずかに触れた指と指
ふと見上げれば高台寺
枝垂桜の薄紅を
映したやうな ....
今は昔となりにしが 先の分からぬ今なれど
希を叶うる術ありと 信じた友と走りたる

授業の合間の休憩に どちらともなく集まって
ギターのラインのボーカルと ベースに分かれて合唱し
うまく ....
優雅な泡
波紋を投げて
冷気

動く闇
かき鳴らされた火影
無限の微小

淡い硝子の音色
眠らない道化師

ささくれた幸せに 夜が静まる

{引用=テーマ先行型投稿企画  ....
世界一強い国を 惨劇が襲いました
思わぬ事態に呆然とし 泣き喚く人々
事件は世界を変えました
悲劇を繰り返さぬよう 原因を絶つのです

悪の温床には 国連軍が派遣されました
誤爆により 人 ....
夜に堕ちて
モノクロの街
マネキンたちの舞踏会が華やかに催される

ああ、ほら。鏡を見ちゃいけない
糸がうつってしまうよ

理想的な表情
優しく滑る言葉たち
美しいだけの人々

 ....
張り巡らされた思考

喪ったものは還らない

開かれた道筋
途絶えて
跡だけが残る

絶たれた希(ノゾミ)
ひたむきな渇望
裂かれた絆の断罪

焦がれたはずの栄光
光の落と ....
落ちた真珠

愛しさは罪

閉じ込めた情熱
浸透する切なさ
触れた
ゆび

凍った時計
刻む
ひと時だけの空白

指先の記憶

咲き誇る爪痕

微笑に侵略され
 ....
深夜のオフィス街
ライトアップされた鉦鼓楼
闇をつないだしゃぼんだま

淡い黄金色
フルートグラスの中
立ち上る泡

夜の灯火{ルビ=ともしび}
紫煙
球形の氷と深い琥珀色

 ....
メロディアスな球体

通り過ぎ 包み込む

撓んだ実像
逆さまの虚像
流れゆく映像

「シンジルモノシカ スクワレナイ」
「信じたって救われない」

清と濁

受け入れる ....
{引用=テーマをくれたI氏に}

大地の恵みそのままに
赤茶けた その色

凹凸のある 躯
むき出しの 白い肌

芳しい香りに包まれ
仄かに色づく

口に含むと
ほろりと崩れる ....
日に透ける
色づきかけた
紅葉かな
閉ざされた瞳
聞こえない耳
内に籠る思想

下りきった螺旋
切り取られた街
吹き抜けの空

ゆがめられた言葉
耳触りの良い空虚
変わらない日々

次に瞳に映るのは

望まな ....
あいつと初めて会ったのは
制服着ての入学式
期待に胸を躍らせた

春 桜の木の下で

暑く輝く太陽と
どこまでも澄んだ空のもと
互いを認め合ったのは

夏 桜の木の下で

季節 ....
アドリアの真珠
烏羽玉
饒舌な罪

無限階段
閉鎖
欺かれた空間

尾を咥えた蛇

厳かな闇
畏怖された光
美しい入り江

消し去られた物語


テ ....
佇んだ夢
あふれた鼓動
意思
巻き取られた時間

放たれた野に広がるシャボン玉
煌いて、割れる

さかしまに映した人の影
揺れる朝

還らない

澄み渡る青い空
ひび割れた ....
夜の色 密かに抱きて 忘れ行く
      夢の旅路に 君の置く霜
月焦狼(24)
タイトル カテゴリ Point 日付
循環自由詩009/7/22 23:24
年の始め自由詩109/1/9 12:44
越えられない自由詩008/9/15 23:10
決定短歌108/5/17 16:19
昨日の出来事自由詩308/5/17 16:17
セイレェン自由詩207/6/15 23:59
ソネット 裏と表自由詩1*07/6/15 0:03
祖母に捧ぐ携帯写真+ ...3*07/4/25 20:33
「春の日」 古典の宴投稿作[group]自由詩2*07/4/16 0:54
早春自由詩1*07/4/16 0:32
自由詩1*07/4/15 23:56
ソネット 愛と平和自由詩007/3/2 0:06
深夜の独り言未詩・独白007/2/9 1:42
サーガ自由詩007/1/31 23:52
一滴の雫自由詩0*06/12/23 0:00
金曜日未詩・独白1*06/12/7 23:59
情報 自由詩0*06/11/28 23:19
喜劇自由詩0*06/11/25 15:45
初秋俳句006/11/13 21:50
これから自由詩0*06/11/11 15:04
自由詩1*06/11/8 23:04
「認識」自由詩5*06/10/27 23:31
奪われた自由自由詩0*06/9/29 0:24
無題短歌1*06/9/29 0:14

Home
0.1sec.