音階のパズル嵌め込んで
組み込まれたプログラム
どこかで間違えたのかな
生じる不協和音
独りで強がって作った曲は
不自然な山なりを描いて
雑踏にかき消された
ねぇ思い出を奏でるのは音のパズルみたいだね ....
首がまわる
扇風機とあっちむいてホイ

首がまわる
そのひとは着物姿で丁寧にお辞儀する
まるで扇風機の様だった

首がまわる
あっちこっちてんてこまい
忙しくて扇風機に
アッーアー ....
文字だけでいいの
声はいらないの
会えなくてもいいの

ふっと思いついて電源を入れて
あの子は傷ついた

文字だけならいらない
声が聴きたい
会えないならいらない

ふっと思いつ ....
目を閉じれば何もかも 見えなくなるはずなのに
目を閉じても瞼の奥に映っている

見たくないから 目を閉じたのに
いつまでも 変わらずそこにいる

フラッシュを見てしまった時の様に
瞬けば ....
茹でる前の固い麺は頑なに自由を拒む私の心
熱い熱い沸騰している湯に放られてほぐされ潤う心
決められた時間で私は蘇る つやつやの黄色い肌をもつ
そして私は食べられる 悲壮な顔をしたお嬢さんに
お ....
揺れる緑の草
風になびく 気まぐれに
そんな姿を見ていると
なぜだか風が笑ってる様な気がした

根をはって 見えない土の奥深くで踏ん張っている
強く 強く 強く

揺れても良いよ
流 ....
薔薇葡萄の里に帰りなさいと 初めて逢った妖精に囁かれ
甘く酸っぱい果実は 瑞々しさを放ちながら 小さくなった
雨滴したたり落ちる これは恵みの雨ですか
果実の素肌を滑る水
薔薇葡萄の甘く艶やか ....
夏の風が苦しくて しゃがみ込んで目を伏せた
風が止んでふいに目を開けると
波の上で躍ってる銀色の光が 近づいてくる様な気がした
その風は優しかった 気付いたのは日が暮れてからだった
ひとみん(8)
タイトル カテゴリ Point 日付
音階パズル携帯写真+ ...107/11/28 23:11
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きづき自由詩006/10/16 6:01
幻影自由詩006/10/11 1:05
ラーメンとお嬢さん自由詩6+*06/9/7 4:51
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薔薇葡萄の里自由詩3*06/7/8 0:31
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