蝉時雨 「恋し恋し」と大合唱
一度きりだといのちをこめて
昼、起きて ひとりぼっちの家の中
クーラーないのに 涼しすぎるよ
ぼんやりと 宿題してる 真夜中に
君は今頃 なにをしている?
夏休み はじめて見つ ....
俳句とは、基本的に5・7・5の17音からなり、
季語が入らなければならない。
と、たしか学校で教わりました。
が、現代詩フォーラムの投稿作品を見ていると、
季語の入ってない俳句が多いのに、 ....
なにかやりたい
なにもできない
作中の 妙に気になる人がいて あっと赤面 君に似ている
忘れたよ 待ち合わせてた 花水木
やさしい声も あなたのキスも
覚えてる? 笑ってくれた あなたのやさしさ
涙も枯れた うつむくわたし
すきだった すき ....
名も知らぬ 花になぐさめられたよう くちもとほころぶ 朝の通勤
午後8時 仕事疲れた 帰り道 鼻先かすめる 食後のコーヒー
間の悪さ 前世の因縁、掃き捨てて
わたしと恋に おちてください
「今だけは」 一言だけが 君の恋
わかってるフリ 気づいてないフリ
奥底に 過去形で ....
友の恋 笑っているけど 本当は
わたしの初恋 あなたの恋人
友達と 大騒ぎして 見た花火
あの人と二人 見てみたかった
失恋が あんなにつらいものなんて
友よ あな ....
卒業後 人ごみの中 きみの声
その背みとめて 逃げ出すわたし
気まぐれに 「君の名は」など 手に取りし
忘れるわけない 忘れられない
夏空に 入道雲の 山、映える
....
このおもい 恋と呼ばずに なんと呼ぶ
このおもい 人は未練と 言うのでしょう
このおもい 呼べど呼ばねど 恋だった
このおもい 恋というには 重すぎて
このおもい 愛というには 苦 ....
「今日こそは」 昨日もきいた そのセリフ
ざるうどん 食べるあなたに ひとめぼれ
一緒なら どこでも行くよ タイタニックへも
大掃除 古びた教科書 赤面す
いつ見ても 笑ってるけど 知ってるよ
ちょっとの無理が 少しつらそう
思い出は 美しすぎて なんてウソ
声も出せない あの日の通学路(みち)は
いつもなら 「バイバイ」と言う 別れ際
....
帰ってくる場所がある
だから、旅が好きだ
それゆえに、ここ数年、旅に出ていない
家を空けて、誰もいなくなったら、どうしていいかわからない
だから、旅に出ることができない
帰ってく ....
一人暮らしにあこがれて
やっと始めて、早くも半年
同じ境遇の友達もできて
家を出たかったけど、やっぱり一人はさみしいね、なんて
二人で笑ってた
そして彼女は、遠距離恋愛をすることになった ....
春だった
すきと思った、無理だった
駅で時刻表を見る
あのひとはなにをしているだろう?
昼休みのチャイムが鳴る
あのひとはなにをしているだろう?
宿題を片付ける
あのひとはなにをして ....
あの夏を ふと思い出す 今日の午後
かりそめの恋 胸あたたまる
パソコンの スクリーンセーバー 見つめてる
花火さみしい 消えゆく花火
昼休み 電気消した 暗闇で
パソコン向かい 詩を詠むわたし
きみの手のなかにあったもの
僕はそれがすきだった
きみの手のなかにあったもの
僕はそれがまぶしかった
きみの手のなかにあったもの
それはきみのたいせつなもの
あなたの手のなかに ....
ふるふると ふるえるゼリイ たよりない
裸の心 みたく重なる
今日の月 千年前も 見上げてた
いまも変わらぬ 物言わぬ月
カツ丼を ふたりで食べる いつものように
そして話題 ....
痛くても 苦しくても
いつか忘れてゆくのかもしれない
それでもいい そうなればいい
忘れれば、きっと、生きてゆける
生きてゆけば、生きていてよかったと思えることに
会える ....
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