人影に馴れぬ目高をまた覗く 成人の日の予備校の授業かな たつた今氷柱光となるところ 大年の停泊船の汽笛かな 母の手は魔法使いのように
何でもできた

欲しいものを
何でも作ってくれた

「母の手の中の林檎が
うさぎになってゆく」

いつも傍で見ていた
幼いわたしを思い出した、朝
ここからは金木犀の香の範囲 雲上はいつも青空鳥渡る 薔薇抱いてカーテンコール鳴り止まず スイーツは精神安定剤夜長 やはらかく稲穂は風にたくましく 古本に残る傍線秋灯下 わたしは黒いプードル
年齢は10歳
人間で言えば60歳を過ぎた
おばあちゃんってとこかしら

わたしは今、ある事情から
ここ、下北沢のペットショップで
里親さんが来てくれるのを待って ....
断捨離といふ転機あり去年今年 診察のドアにもクリスマスリース 小鳥来るこの木何の木気になる木 箒抱きハロウィンの魔女出来上がる 秋夕焼子を肩車して帰る 朝顔や隣の家のドーベルマン 変わらないものは何もなくて、
変わらないものがあるとしたら、
全ては変わるということだけだと思ってた。

けれど、今、この瞬間、
ここにいる自分だけは変わらない。

そ ....
栗を剥くオリンピックの記事の上 採血の拳に力秋暑し 二人で食べる朝御飯が
何故だか少し恥ずかしかった。

昨晩、互いの体温を感じながら
何もなかったかのように向き合って、
普通に朝御飯を食べている。

夜が来て、また朝が来て
その繰 ....
手が届かないと分かっているものには
本気になったりなんかしない。

同じ土俵に立ったりしない。
立とうとも思わない。

意地をはったり
悪態をついてしまうのは

さっきまでこの手 ....
0から1の距離は
1から1000より長い。

0を1に持っていくことが
どれほど大変か
今、痛いほど感じている。

0が1になった時、
時間が流れるように重なるように
続く世界が ....
若葉道歩けば赤い靴きれい その美しい風景に触れたい。
私はこの一瞬に触れたくて
今を生きている。

風に揺れ
光に透けるみどり。
漂うジャスミンの香り。

小鳥たちの囀りは
私のモーニングコール。
小道 ....
冬薔薇抱く盲目のピアニスト バレンタインデーオムレツにハート書く 高層ビルから見る富士山。
富士山から見る高層ビル。

同じようで同じじゃない。
似て非なる感覚。

あなたから見た景色と
わたしから見た景色。

きっと同じようで同じじゃ ....
初恋って初めて人を好きになる、
人生でたった一度だけの恋だと思っていた。

でも、違うんだね。

恋の相手が変われば、
またその恋は初恋になる。

今まで好きだと思ってい ....
chiharu(78)
タイトル カテゴリ Point 日付
目高俳句0*19/6/11 16:38
成人の日俳句1*19/1/15 16:10
氷柱俳句2*19/1/6 20:26
大年俳句1*18/12/31 20:12
林檎自由詩14*18/10/14 12:59
金木犀俳句6*18/9/28 9:35
鳥渡る俳句3*18/9/17 22:03
薔薇俳句3*18/9/12 11:34
夜長俳句2*18/9/9 21:47
稲穂俳句6*18/9/9 7:24
秋灯下俳句5*18/9/8 16:06
プードル自由詩317/4/30 11:48
去年今年俳句1*17/1/2 0:03
クリスマス俳句2*16/12/22 17:30
小鳥来る俳句2*16/11/15 16:50
ハロウィン俳句3*16/11/15 9:20
秋夕焼子を肩車して帰る俳句1*16/10/9 8:27
朝顔や隣の家のドーベルマン俳句2*16/9/30 16:47
変わらないもの自由詩2*16/9/30 16:41
栗を剥くオリンピックの記事の上俳句3*16/9/9 10:24
秋暑し俳句1*16/9/3 18:21
朝御飯自由詩3*16/5/17 8:53
嫉妬自由詩4+*16/5/9 3:12
世界ベテラン卓球アリカンテ大会自由詩2*16/5/7 14:19
若葉道俳句3*16/5/7 7:30
五月自由詩2*16/5/1 23:53
冬薔薇俳句2*16/2/10 17:32
バレンタインデー俳句2*16/2/9 16:14
似て非なるもの自由詩2*16/2/9 10:31
初恋自由詩3*16/1/19 8:16

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