お月さま踊り場に降臨
満月にわっとおどろく
月と一緒に夜の音を聴く
月語も話せるメイドさん
あの日の風船が月まで届く
月夜は君のなかにある
たんたかたんたんと君の足音
世界救っちゃってテレビに出演
めっちゃ楽しいねってめっちゃ笑う
君のせいで毎日が動物だらけ
夜の風孤独を洗う
もっと優しい嘘をちょうだい
つらいから星がみたい
少しずつ真珠になる
公園で自分を拾う
子守唄こころに寄り添う
てのひらから流星群
歌うだけ歌って眠る
恋人を連続再生する
ときどき人間を忘れる
君を街ごと抱きしめる
夜だ思いっきり泣こう
今日も静かに笛をふく
ノートにあなたの横顔を書く
白昼夢飛び立ったことば
雨が降るメールのなかで
夜は素敵さ星がみえる
君の声で君の恋を聞く
豚丼どんどんと届く
担任は単純にダンサー
うちのチワワちくわ食うわ
文庫本半分こ
断固だんご拒否
のうのうと罵るの
雑草颯爽と立つ
あるアヒルビール浴びる
運命の梅埋める
まぁわらわらと集まるわな
愛ゆえのあいうえお
なんとなくにゃんと鳴く
汚れなき怪我をした崖で
なんであんな銀杏噛んだん
ダサいサンダル下さい
安全な温泉で観戦
淡々と歌歌ったった
私たわしをわしゃわしゃするの
とりあえず鳥預けとけ
しゅうまい旨い参った
やけくそに約束する焼け野原で
いつだって弱い者がウソをつくのさ
ワタシって必要かしら今のキミに
つまり雨そういうことよ残念ね
ごめんもうがんばれないこれ以上
ヘルプミー急遽癒しが必要です
誘惑に負けて ....
清浄機ゼロ距離放屁で激起動
尿道の痛みと放屁の描く軌跡
放屁から放を抜いたら屁屁屁の屁
仕事中放屁はいつも風のなか
大怪獣もでんぐりがえる放屁す ....
エスエルで 山の入り口 ス、スル~也
泣けば良いそれがあなたの雨になる
神様が一緒にいると仮定して
僕の目をまっすぐ見たのが君だった
体から
放たれないまま
葉月の祝言
夏の風胸を広げて翔ぶカモメ
無事退院モンシロチョウまでついて来た
一つの愛信じ抜いて桜咲く
火をつけ煙草の先の寂しい顔
息そろえイルカの親子がジャンプする
こんばんは お久しぶりね また会えた♪
こないだは 失礼をして ごめんなさい
体調はどう? お母さんは お元気?
大変ね うちも家族が いろいろよ
話したい 今度お茶でも しましょうよ
また ....
生ビール一気に飲み干し夏の泡
心病む少女の瞳で欠ける月
傘たたみ虹をみている歩道橋
昨日より今日の自分にVサイン
海亀が悠々泳ぐ空の蒼
カンゴトン 非常階段 靴が先
悪党と昼寝をしている夏休み
帰り道小さな思想ぶつけ合う
悲しみに終わりはないから手を繋ぐ
覚えてるあなたの優しい木漏れ日を
なにげないさりげない日々愛してる
現実が架空の国からやってくる
喜びにあふれた街で夜を待つ
手遅れになる五秒前踊り出す
音もなく忍び寄ってくる四分音符
夕焼けのように素敵な恋をした
青い空鞄に入れて持ち歩 ....
右腕が休憩させろと訴える
靴底に違和感があり立ち止まる
腰掛ける話の腰を折りながら
水筒の中には水が詰まってる
包丁で切っても豆腐は驚かない
走り出せそして疲れたら寝転が ....
好きだから君の四月のような声
ビー玉が転がっていく青い空
僕たちのとても遠くにある理想
優しげな月に出会った帰り道
後悔をしたくないから追いかける
鐘の音が鳴り止んだらすぐ鐘叩く
美しいおばけとともに徹夜する
音楽もいつかは空に還ってく
猫の背が語る一日の過ごし方
初夏の風 海の匂いと鼻ピアス
ひとりきり遅刻早退を繰 ....
チャイナよりインドの方が嫌いかも
ダサいこと真剣にしてカッコいい
生きている人肌の価値も知らずに
傷つけるつもりじゃなかったごめんなさい
読みたいよ 君の描く愛 ....
春の風を浴びてしましまと笑う
軽やかなきみと夏のまんなかに立つ
空は水彩 きみの髪から秋の匂い
冬が好き だって雪が降るから
世界一うつくしく転ぶ
君のにやついた顔が好きです
泥んこになってありんこになって
お電話かわりました詩人です
春が来て君は花粉症になった
今日は風が騒 ....
満開の桜のように笑う人
春なのに花見に行けない春なのに
八重桜これでもかって咲いている
呑み込んだ言葉の代わりに手を振った
俳句じゃない季語がないから川柳だ
季語という季語を食べ尽くした夜中
はらはらと季語が降り注ぐ朝の部屋
季語なんていらないくらいの季節感
ふかしても ふかし終わっても 青色吐息
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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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