部屋干しの 匂いを気にし 朝ごはん
子らのため 低空飛行 つばくらめ
ヒヨドリも 発狂しない 朝が来る
昼休み おにぎり二つ 僕一人
レジを待つ 母子の会話に 頬緩む
目 ....
君の笑顔に星が住んでる
それからずっと星と暮らした
すべての星に神さまが居る
星のあなたが空に手をふる
カタツムリ心が晴れる梅雨の空
自撮りして自信のなさを見せつける
親に勝ち日差しに負けるひきこもり
寄り道をするなと言った父不倫
ちっぽけで偉大な全てそれが君
得るものも失 ....
金メダル 結弦だけども 譲らない
静寂の 川を見ている 月二つ
群れる蟻 我関せずの 蛾の蛹
燃え尽きた あなたとわたし 壁のしみ
寂しいと 鐘を鳴らした 旧校舎
涙枯れ 震えが止まる 目的地
SNS 心 ....
敢えて云う ドキドキワナワナ ヴァンドーム
ときめいて 仏の顔も 鰓呼吸
黄昏に エクトプラズム トリスタン
決意する ギロチン問答 眼からビーム
うつむいて 驢馬語囁く スト ....
病む心 ヒストグラムが いきり立つ
はしゃいでも 副音声の 僕がいる
雨笑う もう止みますと からかって
いじめっ子 心は今日も いじめられ
好きなわけ ないからずっと 好きな ....
絵本の中で星を探した
月のみえない夜のかみさま
あの子がすこし泣いた日の夜
優しさは 悲しみ見せぬ 隠れ蓑
色のない 日々を彩り 足を組む
夕凪は てんとう虫の 子守唄
晴れの日に 涙を流す ガマガエル
泣き虫に 優しさ見せる ダンゴムシ
辛いと ....
青色が麦わら帽子に恋をした
降り積もるあなたの愛でねむる姫
サンダルと月夜が似合うお父さん
なんとなく目からビームを出してみる
僕たちはマックに行くのを諦めた
落書きの中で何度も恋をする
ときどきは泣いたりもするお月さま
犯人はきっと我が家の猫ですね
火星へと祈 ....
猫の手に触れてるときだけ良い人です
なにもかも夜にまぎれて寂しいよ
さよならにふわっと花が降ってくる
たんぽぽはずっと消えずにここにある
我思う 君がいたから 我がいる
片想い 文字に嫌われて 清々だ
解かれゆく 長き夢見し マロンかな
君は何故 そこに詩が有ると答える
生きすぎて 都市伝説の君となり
まどろみて 千里言う謡 山くだり
里村の鬼を眠らせ 夜祭り
人の声 聴こえぬ 言の葉 天高く
千早ふる 神代の舞いへ 降りそそぐ
雨となり 蕭々と 場を鎮め
勇猛果敢に高みを目指す
背中の辺を撫でると喜ぶ
景色を眺め思索にふける
猫の言葉で夢を見ている
詩、書けない 念じていたら そのままだ
月落ちて 目からウロコと コンタクト
独眼竜 めだま親父は 一眼流
流された 眼球何処と コミカルに
名古屋駅 めだま親父の 御彫像(時計台)
デジタ ....
日本は 大昔から 無関心
外国は プロパガンダと 無教養
匿名と 2ちゃんねると プロ市民
勝ち名乗り 背乗りの人 誰が誰
蜘蛛の巣に なにがなんだか からまって
弱すぎる 身動きとれぬ 羽 ....
大好きなあの子に明日会えるから
月曜日許してあげることにする
なつかしいなつ ねそべったきみ
あきのこいびと どんぐりひろう
ふゆのたいやき まっかなほっぺ
はるめいていく きみがはためく
ごはんをたべて しあわせになる
かずをかぞえる おふろのなかで
ないてわらって おこってねむる
あさがはじまる ふくをきがえる
子を挟み 眠る川の字 大河なり
後退でない勇退だM字ハゲ
正論は正しいだけにタチ悪い
わたくしは人体模型の友人です
父さんと音楽室で餅を食う
頼もしい視力2.0の図書委員
大丈夫この学校は奇跡的
春が来て静かに笑う校長先生
ええねんで。せやかて工藤!ええねんで
信仰はかつて宗教。今科学
動悸する?僕の体と同期して
二十歳過ぎ振り返るほど何もない
ああ酒が酒が飲みたし飲めぬ今
俗人の二言目には ....
階段をおりて一階にたどり着く
エンジンをかけて車を走らせる
動物園数年ぶりに行ってみる
温かい飲み物買って一休み
何らかの花が咲いてる綺麗だな
てんてこ舞いながらも楽しくやっております
うがい手洗いふくみ笑い
揚げ物をあげて落とす勢い
ほとんど徒歩で本当にトホホ
ひとり反省会の二次会はこちらです
君に会えて本当に ....
麗しのユートピアにも秋の雨
たましいを取り戻すための小旅行
青い鳥ブルーな気持ちで家にいる
朝が来る絶滅危惧種が目を覚ます
恋人は路地裏をゆく冒険者
恋人の地球をはみだしがちな足
恋人の瞳で暮らす小人たち
恋人が銀河で鯉を釣っている
恋人が夕陽に向かって走り出す
恋人の心に ....
生きること明日へ呼吸をつなぐこと
故郷のひかりのような夜の風
真夜中の電話のなかの君の声
海の上みたいに静かな夜の色
息を吐く次の空気を吸うために
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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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