航海したことを毎回後悔する
真夜中を泳ぐチョウチンアンコウさ
頭上にも右手のなかにも星がある
{引用=この先もこれまでもみな猫の{ルビ洞毛=ひげ}※}
望むでも{ルビ希=ねが}うでもなく雲の蝉
尻取りをしたい宇宙の尻尾まで
雲ひとつぽっちゃり浮かんで{ルビ嗤=わら}わ ....
フィクション 唐変木 ハクション
俄雨 知恵が降るか 痴が降るか
ボケ防止 邪魔はダメよ スカタンだー
気が付いた 赤信号も 必要だ
煩悩の 滅却など やなこった
早朝の時間の流れかたが綺麗
頭上では雲が迷子になっている
夕焼けの音色 瞳にのこるひと
夜の窓 自動販売機のひかり
狂っても 狂い足りない おいらだよ
宗教家 自己満足の 権化だな
かっとんだ 発想あるよ 量り売り
真冬でも 素足素足 気持ちいい
美味い物 遠慮しーしー 盗み食い
{引用=☆盆暗は凡句らららと詠めばよし}
欠伸した猫からぴょんと秋の空
初秋の胡坐に灯る夜光虫
涙より鼻ちょうちんの秋の雲
....
{引用=善光寺の庭を散策した折に浮かんだ句}
救われず{ルビ兜虫=かぶとむし}獲る午前二時
「害虫を捕獲してます」さよかいな
つんのめる先に大蟻おっとっと
....
胃散のむ 考えすぎの 油蝉
滑稽な おとことなって 蝉のこえ
蝉時雨 ひたいは汗の 遊水池
仕事場は 緊張感ゼロ ら~くちん
狂ってる 感覚大事 あいうえお
野に咲く 心の種に 命ある
虫刺され キンカンぬった 八丁目
暑い寒い 調度良いのが おいら帯
しかしほら何もしないねお上とは
人の夢食べて生き延び詫びたくて
もはやもう人の素行は気にならず
腑に落ちた骨身に染みる痛みこそ
鈴虫の音は聞こえるが暑すぎて
コロナでも熱 ....
夜になると、きみの影はきえる
軽やかにちいさな虫が飛んでいく
かわいい風が吹いていてうれしかった
あかるくて自分の言葉がかくれてる
お酒飲む代わりに短歌を書いている
大抵の紙たちは底へ昏れていく
俳句やん俳句やんこれ俳句やん
植え込みの中身を下見してみる犬
怠け者 毎度褒められ ズル休み
天に向かって つば吐けば 己に還る
マジック タネ明かし するなよ〜
金銀銅 溶けて流りゃ 皆同じ
時代劇 プレスの折り目 光ってる
飯食うの 噛むの面倒 飽きちった
壊れてる 頭と感情 楽しいよ
おいらから アホ出汁取れば 聖人だ
ダイヤモンド 漬物石の方が 役に立つ
4K8K 老眼なので 32K48だ
能力を熊力と書いたのは態と
まるで丸みたいにみえる八角形
黒歴史 たくさんの色が混ざってる
てのひらのなかにひらがなみつけた日
バス停でコントラバスを弾いている
また夏に微睡んでいる 流れている
空っぽでからっとしてる空の色
未来には果てなどなくて夢をみた
目を瞑る たくさんの場所がひかっている
人間の 不要発明 お金だな
職場で アホな事だけ 思いつく
宝くじ 買ったその場で 捨てちった
ポリグラフ はい、はい、はい、、は 嘘ざんす
、まだ来ない 3日遅れの 知能指数
毎度毎度 サボって生きる 問題なし
少年の 心失くした エロおいら
じゃんけん 隣りあわせの 3すくみ
さんま高い 開き直って 缶詰か
金無し 地位無しで しがらみ有り
もういらん カタカナ言葉 無味乾燥
恐がるな 先取り不安 甘えだよ
この世は 色んな人いて 面白い
出したもの 好きにしていいよ あなた任せ
怠け者 呼吸だけは してるみたい
真っ白な世界にセミの声がある
言葉たちがぼくらの中で暮らしてる
みたことのない風景を聴いていた
いつもよりくだけたきみが笑ってる
日々を流れた時間たちと、また会いたい
大変だ 右脳と左脳が 右往左往
自分の脳の中で道に迷ったの
記憶たちが桜のように舞っている
被ったら やっぱり変だ ナースキャップ
神様より 今生きている 人間だ
女装した ゲゲゲの鬼太郎 皆逃げる
満腹だ 明日も頼む メタボ腹
いつからだ ただの物は 空気だけ
バカン ....
過去からの光が夜空に座ってる
音速を超えて心にとどく歌
最高の景色が見れる高い場所
晴れた日に、いろんな色が降ってくる
四面楚歌 反面教師の 味がする
ひまわりや 今日は暑いと 熱中症
通貨ちゃん 通過速いよ シャイかな
一貫性 たまにはずす 面白さ
野花の色 摘んでしまったら 死んだ色
手伝うよ ....
名前彫る 金の延べ棒 もういらん
あさってと 指切りしたよ サンタさん
かび臭い おいらの言葉 さもあらん
神様 お化けよりも 弱いんだ~
エロ詐欺師 言葉狩りされ 廃業だ
返済日 忘れてしまえ 都合よく
残業は 井の中の蛙 バックオーライ
認知症 産まれたときから 認知症
通販屋 買って懲りない 痛煩家
一月で 食費賄う 心太
あの世でも 助平じじ ....
例のアレ Hなことしか 浮かばない
会社で 毎日走ってる 不思議ちゃん
信号機 自在に操る リモコンちょ
鏡見る いつも綺麗と 腰抜かす
アホの身で 老老介護 身に沁みる
おみく ....
タラッタッター 和製英語 訛りあう
太鼓持ち 俳句・川柳 お得意様
場を削る 空気を削る 人を削る
ハッシュタグ 迷子相談 あふれてる
朝ご飯 食べたらすぐに 朝寝だよ
誘惑だ ....
俯いたぼくの言葉を聞いている
あのひとが綺麗と言った景色たち
水のような見えないものを持っている
きみの連想に、春がながれていく
身支度で てんやわんやの 朝の刻
男だけ 若気の朝起ち 露と消え
たんこぶは 炒めて食うか 煮て食うか
縁日で 金魚救うより おいら救え
仕事場は 休憩食事 で帰ります
くじけず ....
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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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