繰り返し
繰り返し
思う
物は考えようだ
いちどきりの人生よ
・
この手と
共に
やってきた
人生
かけがえのない
・
かえるの
合唱で
ひとつ
ひとつの ....
ほのかに香るセレナーデ
肌着のように身につける
オシャレのアイテム香水に
含まれてるのはアルコール
人を酔わせて溶かしていく
香水は
似合う姿や人柄と
似合う場面を選ぶので
マッチ ....
霧のなかで羽ばたく
ふるえる声
光の底に沈んだ
夜の鱗揺らして
一枚のガラスのよう
結露した
時間
鏡にしかなれない
いつも裏返ったわたしたちの
化石のような孤独 甘い ....
風のことなら風使いに聴けだなんて
なんて安易で甘ったるい考えなんだろう
僕は宇宙の心の底が知りたくて
風の声を聴きたくなったけれど
だからといって
風使い ....
ほんとうなんて
どう書けばいいのか
わかんないよ
夜は眠りたくないんだ
だから
アルコールなんて飲まないんだ
だから
スマホなんてみないんだ
夜は
ずーっとつづくべきな ....
せつない せつないよ、と窓が泣いているのです
泣いているのですこつこつと 風はなぐさめられながら
しわしわとかすれ
ぽろぽろくだけ
かたうでの蟹が ご飯からいくつかどうぞとならべても
どうし ....
大学の先生が言ってました
必死に追いかけたんですけどって
彼の消息を教えてやっても
よかったのではないですか
なんて言って教えるんだよ
不穏な言葉しか出てこないか?
また、また ....
時は
過ぎる
何がどうあろうと
魂は
共に在る
今 一生のことは
分からない
次の瞬間か
十年後か だから
今を大事にしたいな
私の人生はまさしく
大きなモノになっていたに
違いない
生まれ変わったら
巨根になりたい
生意気な女の横っ面を
その巨根で往復ビンタしてやるのだ
女は頬を赤く腫らしながらも
ウット ....
一突き矢の突き刺さる、
光裂この瞬間に。
*
無数無限に
アナタたち顔その印象、
ふっと浮かび来る
タマシイのカタチ
それぞれにそれぞれの
普遍大海原の神性一滴 ....
この世に神は存在しない。
ただすべての事に例外があるように
貧乏神と死神は存在する。
※3年前、ぼくは娘を心不全で亡くしました。
その日は奇しくもぼ ....
耳に届いてくる
日常の声
生活の音
どれも消えることはない
生きている限り聞こえる
元気な身体
元気な声
溢れている幸せ
日常の生活が楽しい
嫌なことはあまりない
....
○「時の流れ」
時の流れがはやすぎて
立夏になっても
ストーブ出しっぱなしだ
○「転ばぬ先の知恵」
年寄りは
人のことよりも
自分のことに集中すべきだ
○「田舎暮らし」
*田 ....
ああ 三年ぶりの頭の爽快
傘を差さない彼女の夢のみが僕を捕らえるけれど
穴のない血管と青空と
正しい脈拍があるからぼくは大丈夫
ぼくは精神科病棟を横切って
新しい神保町へ
勢いあまっ ....
幾つもの街を壊し、
平和な村を焼き払って
異臭に鼻を抑え、
黒焦げの死体を踏んで
やっと生き延びた
どうかお願いだ、
火薬の匂いがするボクと、
朝までいて欲しい
嘘でも良いから
....
AIなら、出来るのだろう。緊急に、しかし確実にトドメを刺し、
成田悠輔さんの言う「高齢者は集団自決せよ」では癒えないので、
「高齢者自称詩人たちは我孫子市に集まって村を作ろう」が正解。
生身のひとが
都市に残っている噂とは逆に
鉄路を踏んでゆくと
霊とすれ違った
稀にたたずむ
かつてのひとの家宅は
いま わたしの背丈を遥かに超える蔓草が
幾世紀の愛憎を晴らすように
....
明後日の予定をずっと気にしていたんだね。
だから、馬鹿だったんだよ。
今はとおくもちかくもない死を見つめながら、
そんな死にからかう。
ああ、こんな運命の思いやり。
眠れない夜の慰めに、
温かなハーブティーを飲んだ。
夜はまだまだ続く。
老いた父は眠っている。
目が、覚めるようなシャワーを浴びる。
道向かいの街路樹の
盛んに繁茂する新緑の
大風に波打ち揺れ動くに
私の思考の溶け込んで
私は自分を保ったままに
緑に波打ちうねり合一し
みどりうねり
運動思考そのものだ
....
ハロ~!
と声をかけられたらアホ~と言い返してやれ
勲章を差し上げます。 要るか、ボケ!
と言い顔を向けてやれ
きみた ....
五月の風に若葉が揺れて
透明な渓谷が呼んでいる
虹色と真珠の魚を求めて
静かな胸の鼓動が高鳴り
ニンフが舞う水面を想う
ディランが何やら小難しい歌を喚き続けているのでハイウェイの方に近付くのは辞めにした、そもそも騒々しい場所はもとから好きじゃないし、道もあれこれと入り組んでいる上に一方通行も多くて面倒臭いことばかり ....
なぜ此処に来たのか
(絶えず忘却しながら)
なぜ此処で生きているのか
(絶えず想起しながら)
失われた記憶の底
掬い出せば
無限の哀しみ無限の歓び
相俟って響き合い
な ....
地下へ降りる階段の
足音を吸いこむノワールプロフォン
ぞわぞわ 脈打つ気配に取りまかれる
手のひらで触れる空洞の壁
その冷たさしか頼れるものは無く
心細さに すくむ足でく ....
もうすぐ花火がはじまるぞ、と
キミが誘うから
ボクは藻の家から出た
どんよりした空を見上げる
まもなく雨粒が落ちてきて
はじけて円を描いて消えた
ひとつ、ふたつ、みっつ、
数えられたのは ....
打ち砕かれたプライド
ズタズタに引き裂かれた心
人生つまらない
本当につまらない
どうしよう
どう立ち直ろう
先生の言葉だけが
私を奮い立たせる
「人の前に火を灯せば
自分の前も明 ....
うあ、日の丸だや
なんでや、日の丸だや
そして日本語だ、アニソンだや
スマホの向こうにテント暮らしの一家
壁に血色悪いマル・マル・ヒノマル飾られ
くるくるくせ毛の子どもたちが水玉のスカートを ....
淵にいて
くるくるとまわった
すごく晴れてた
池があった
水に 日もぼうと浮いてた
ぜんぶ本当にあった
淵にいて
かなしさから
....
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