小学校６年生の時
国語の時間に将来なりたい人を
発表した
真実を
最後まで貫いた
ガリ ....
ほしいものはいっぱいあった気がする
今でも想えば出てくるだろう
でもほんとうにひとつだけ
そう ....
酒を飲むのと
書くのとは少し似ている
ひとりでこうして書いていると
波立つ胸が落ち ....
しらない国から
風が吹き
しらない国へと
わたってゆく
鳥でもこうは
とべません
....
改札
を過ぎると薄暗い穴に吸い込まれる
二秒又は三秒
そして薄紅の膜に包まれ
....
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突然に面倒くさいから
器ごと食っちまえって思 ....
わたしたちが
生まれたときから知っていて
生まれたときから許せなくて
生まれたとき ....
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評判が良いのよ
おちびちゃんにも
おかあさまが ....
恥じることなく
うつくしく生きよ
メビウスの輪の上をぐるぐる歩き回って
あなた ....
2009年7月9日、少年の頃から行こうと思ってた木梨サイクルへ行きたくて、絵手紙発祥の地・狛江から小 ....
花は花に
はな はなと告げ
光は水に
背を向けていて
次に言うことを
....
日が暮れて
涼しさ感じ
しみじみと
見納めだなあ
Ｂする男女
虫の音に
....
風が吹く
風はどこから吹くの？
私は、いつの間にか風に身体を押された！
優 ....
最後の月を雲に隠し
与えられた睡眠に
抗を尖らせている
早熟の妖精よ
あなたをきつく
....
ああだから今夜だけは
君をホニャラララ
ああ明日の今頃は
僕は拘置所の中
ホニャララな僕 ....
腕時計無くして時間わからないバスの時間に間に合わなかった
友人の猫とカラスは仲が良いひそひそ ....
溺愛も程々にとぞ思いける
その瞬間 ホールドを掴む ためだけに自分と闘う
俺だってわかってないんだ
手 ....
人を見てエンジンふかすバカな奴
今朝飲んださけの酔いは醒めている
悲しい余生を想像するのは
ちょっと疲れてしまった
新しい何かが必要だけど
今ここにいる素敵 ....
イギリスで朝飯を食べていた
カリカリのベーコンを
とてもしょっぱいジャガイモとともに
口の ....
だめだ、もうだめだ、って
ふかいふかいため息 ひとつ
さざ波が足下でピタリと止まる
....
五、六年前
朝の光に向かって
新鮮な空気と浴びながら
自転車をこいで出勤していると ....
なないろの架け橋から
ダムが嘔吐している
あじさいが
潤んだ目を擦り合わせ
ねむたげな林道
....
まつげが
長いから
ほかのひとよりも
うす暗い世界で
生きている
ときどき はっ ....
嬉しいことはそんなにないのに
悲しいことはいっぱいある
その悲しみはひとそれぞれだけど
だ ....
口の利けないわたしは左を指差して
魚群がそちらへ移動していく
内緒の本棚に三歳からの日記を並 ....
病んでいる
悩んでいる
身心ふたつ
ふたつはひとつ
止んでいる
悔んでいる
雨降 ....
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