無限小と無限大とよばれる番いがちょうちょを啄ばんでいる
雨上がりはまだ地平のむこうにひそんでい ....
僕は解った
解っていない原に
桑田佳祐をパビリオンにされていく
それは いる その僕に根深いが ....
僕は知った
この心のあの方に目はやってきたのだと
だけどこれからはカブト虫にも向かっていこう
....
ひどい虚しさへ向かって流れていく通り
コーナーはグラスで緑に輝き
液晶テレビのスタジアムは
辺 ....
{引用=しゃわしゃわと濡れそぼってくアスファルトに嫉妬していたビー玉の夏}
街じゅうに言い ....
凍て光る死に神に鎌にび色の血
大鎌の刈る毒麦に業火はなつ
死に神の大鎌の柄に血糊 ....
さようなら冬薔薇
綺羅星のダイヤモンドは西に傾き
明け方にはさそり座が高い
地上には花々が ....
何もない午前、
僕達は不揃いに整列し
ソサエティの入口に放り出される
一斉に浮かぶ、群雲 ....
1・ねぇ、それはなんなの?(謝罪にならない謝罪と僕のポエトリーリーディング感)
http://po ....
音楽しかない街で歩く。
いろいろな人が横切っていく。
車が走っている。
本屋に行くために歩く。 ....
こねこ
このねこ
ここのねこ?
こねこどこなのどのねここねこ?
こここここね ....
こんなにも体は軽くなり、私は自由になったというのに。
手探りで見つけた温もりは、求めたものではなか ....
誰ひとりとして上ろうとしない階段に、価値は?
誰ひとりとして上ろうとしない人間に、価値は?
三月の終わる頃
闇に紛れて
声がする
ずっと つぼみのまま
咲かなければいいのに
昨 ....
闇の東が
ほの白く潤んで
密やかな色と匂いが
滲み出す頃
花は
膨らみ過ぎる喜びに ....
血反吐を吐いてぶっ倒れる透明なHomo sapiensを見た家族連れの今日のランチは
豚トロと白ネ ....
私はしあわせになりたい
そのつもりで
うまれてきたから
自分がしあわせ ....
てぽ論はテポドンより丸みがあり胃に優しい。
ここにある肉体は私のだけなので女性器はない。
リグレ ....
春は夜ひびく
雨だろうと
風だろうと
ひとりで歩こうと
乳房は湿っている ....
私は、
おしゃべりが大好きで沈黙が苦手。
「嫌だなぁ」と言いながらも人が集まるところに行 ....
拍動し続けようとする循環器
食べ物を消化しようとする消化器
呼吸し続けようとする呼吸器
そ ....
遊び明かした夜も終わり
よそよそしい朝の光が
地上を照らしている
空気はまだひんやりと
あた ....
壁がとけゆくしぼみゆく湯気のような風
赤い果実を一口下さい。
青色でも褐色でもなく真っ赤な真っ赤なその色を。
甘い蜜を吸わせて下さい。 ....
ああ、
わたしは あなたに すがろうとしてたんだ
ひとりじゃないって
こたえてほしかったんだ
あお空のちいさな骨の
こすれる音がする
女の子のむらさき色の
お花の匂いのする髪の毛の ....
戦争がゆっくりはじまって
ひとりずつ消えていきました
サイレント、人は死なずに
....
私の苦手な春がやってくる
暖かい風に誘われ
木々が芽吹き
やわらかい日差しに
恋が飛び跳 ....
虚空
イラつくタイムラグ
コーラの空 ....
つい先日、渓流釣りの仕掛けの材料を考えるために滅多に出ることの無い街に出かけた。高知は高知城を中心 ....
青い鳥に似ている
君の姿は。
たとえば星のように
土のように
風のように
月のように
気づけはし ....
世界は逆か闇は戦い前は浸るか
電源が下りた
太陽は
真っ黒だった
燃え尽きてしまった。
太陽がなくなると
寂しくなっ ....
わたしがたりが忌避されるようになったのはいつごろからなのだろう。
他者批判の文脈で「お前の私語 ....
昇り降りる明るい雨の
降り降りる間に 降り昇る間に
人のかたちにまたたく鏡へ ....
わたし
キミの耳を塞ぎたい
鼻に指を入れられたい
キミ ....
俺は今、宇宙と闘っている。
なので、友敵理論は通用しない。
釈迦の裏返しだ。
....
俺はさそり座なのでアブノーマルらしいがまあ普通ではない。
占星術というものはオカルトの中でもも ....
でこぼこ道
急な坂道
獣道
歩きにくい道を
根気よく進む
挫けずに前へ
とける流り きたえるひた
まじばにもたりる 東のそま
切れる瞬つち 畳む蜥蜴影
あーらま ....
敵の翼 敵落とした
乱れ飛ぶ土跳ね回る天使
はじけ飛ぶ蝶き遣われる天使つかわえる太陽
庇う事もなく崩れていく
庇う事もなく崩れていく
構う事もなくくずれていく
構う事もなくくず ....
「ねぇ。」
「ねぇ、キミ。」
「ねぇ、ねぇキミ。」
無限廊下の、うさぎいすが鳴きま ....
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