グダグダ言いたくないので、とりあえず簡潔に言いたいコトのみ書く。
イシダユーリと今村知晃のユニ ....
君の手のひらで
雪は溶けていく
それは
僕の涙だと
君は気付かない
季節外 ....
私がいなくなる
私がいた場所から、私がいなくなった
私がいなくてはならなかった場所か ....
『開くドアにご注意下さい』に肩を寄せて複線の枕木を数えていると踏切を抜けるたびに警音がして頭 ....
海に沈殿した子ども達を
耳かきで掻き出す
「わたし早くママになりたいの
と
餌を求めるように ....
ひとりで育ったホルトの花
透明な花粉にむせて
おとうさんは毎日
緩く息を止めた
時々家に来た ....
ぼくは、綻びかけた水
燃え渡る花、降りしきる炎 それでも
常に飢えていて
誰かの 立っている処 ....
偶然はいつしか奇跡にかわる
コンクリートとコンクリートの間で
巻き起こる突風を浴び
....
ちいちゃな水溜りに
蟻をひょいと浮かべては
もがく様子に薄笑い
生と死、表裏一体の瞬間
....
赤子をポストに捨てる母親は自らの不遇に涙するのか
捨てられる赤子は産まれた時から泣いている ....
夜が青く明けてゆく頃
除雪車の音が聞こえている
ひとつの戦争のように
降り積もる雪 ....
しんりがすき
わたしは追いかけるしんり
楽しいことがすき
一番すき ....
さくな
さくら
もう、す・こ・し
さくら
さくな
が・ん・ば・れ
さくな
さく ....
少しだけ前よりも大人びたキミの声
ぎこちなかった再会に
穴埋めをするかのように
....
今はここわかれ道で君のそば花咲く速度で涙を落す
雛たちが巣立つ喜び悲しみを抱いて鳴いてるウ ....
街のあらゆる隙間から
浸み出てくる泥に追われて
JR駅構内の暗がりの
打ちっ放しのコン ....
かつて一日の始まりが
夜明けでも
日没でも
それはどちらでも良かったのです
かつて夜明け ....
he said watch going to like everyone ,he said got ....
太陽の 恵み詰まりし 向日葵よ
愛し人 追うがごとしの 向日葵よ
キラキラと 夏を纏いし 向日葵 ....
カルピスの底みたいな白濁色に
おぼれてしまう人を笑うことなど出来ない
明かりがいつも灯っ ....
in dark,fire in myself,he got to god,
sick stacke ....
著作して書物と化すは永遠の命
驚愕の若き才能書き継ぐる
窓の外大気ぬるまり春加減 ....
春の影が歩いている
人のふりをして
わたしのふりをして
わたしが振り返ると
....
山小屋があって お互いに区別のつかない たくさんの小人が 暮らしているらしい 一つも窓がなくて 丸い ....
眼を見開いてもいいのだ
つつじが丘の鉛色した もがりぶえにも
プ ....
嫌な奴とは
付き合わなくていい
共感できる人と
付き合えばいい
心の苦しみ
心の痛み
....
竹の音
剪定の音
切符切りの音
みかんの皮
トランポリンで
飛び跳ねて
コーヒーの匂 ....
氾濫する
春の本流を立ち泳ぐ
辺りには甘い毒素が満ちていて
脳から先に侵されてゆく
あら ....
枯れた花と風の色が
変わりそうでずっと見ていた
流れて行く雲の顔は笑って ....
□二十二歳
夢見る春の日の昼下がり
桃色の風に吹かれ顔を綻ばせた魂は
三十を望めないことを ....
□悲しみの一人旅
悲しみが流れていった
悲しみはミズナラの葉に乗り流れていった
初め ....
窓際を覗く
あなたの瞳は
いつも
風の彼方の
虹を探している
窓際を覗く
....
おぼろ月夜に
醤油をかけて
チュルルと
流し込んでも
うしろめたい後味が
背筋を駆ける ....
かつて空き地だった道路を前にして、
置き石のようにガードレールに座った君よ!
軽トラックが、 ....
祭壇の遺影の陰で
その人がまんじゅうを食べている
もぐもぐ
甘いものは好きじゃなかったんだけど ....
野球選手から空を奪うなと
誰か言ったとか言わないとか
日本じゃとっくに権利もない
雨 ....
たくさんの
思い出に囲まれた
箱の中で
春まであと少しと
必要なものを丁寧に
包ん ....
通りに面した一角に
新しいビルが建つらしい
鉄骨の高い塔が見える
奥ばった場所では ....
キリンのように
長い首だったので
保育園の先生を
キリン先生と呼んでいた
心の中で ....
荒れ狂う
光の
残虐に
抱かれ目を醒ます
荒れ狂う
塵と共に
吹かれて漂う
荒れ狂う
....
ゆうと、ひさしぶり。元気にしていますか? 恋人はできましたか? まだあのアパートに住んでいるってこと ....
トクメイで詩を書いて人を脅すなんて
最低も最低 愚の骨頂 犬の骨だ
掲示板にトクメイを遣 ....
かがやく街の灯を
ながめているだけ
新しい明日は今
眼下で光を放ってる
冷たくはなり ....
大きな声を上げて喜ぶ子どもと肩車する父親
隣でカメラを構える母親
恐らくまだ若いのであろうカップ ....
からっぽのぼくだけど
きみでは満たされない
本を読んだら
真っ黒のジュース
ぼくに満たされる ....
45rows, 1.05sec.