分からないことが
きみの
口に
つめこめれて、むきだしにされた
まま、きみは運ばれて ....
星たちのリズムを失くしながら
わたしたちはうごめいている
ざわめきの中に生まれた街路樹と
....
だれも 電話にでなかった
冷たい風は夏服のわたしを悲しくさせる
雨のにおいは記憶のなかにしか ....
ひろい交差点のしんごうが紅くなって
おおぜいのヒトの流れがとめられる
「助けてくださ」「 ....
海のきぬ擦れが耳を攫う
だれかに名前を呼ばれた気がしたから
水の色が碧から黒に変わるころに
....
いつまでも助けをもとめて叫ぶ!
目 から 見えない
視細 ....
きみと逢うべきじゃなかった
私 の 自意識 が ただし様々な例 は 超え ....
きみと出会えて良かった
しがらみ の 切断していく
沼 ....
その男
醜く、背むし
その男
独眼、盲
ただ働き
マメ作り
ただ働き
マメ作り
その ....
左手の
見えなくなり始めた傷
手首の辺り
親指の辺り
よく探さないと見つけられないほどの傷
....
夜行列車が
夜遅い
駅のホームに滑り込む
旅人達は
荷物を抱え
短いようで長い
その旅路に
想いを ....
朗読するときのユーリさんの自意識過剰はメタである。他の人の自意識過剰がストレートに発せられるのとは異 ....
西の海に、陽の沈む頃
港の木橋に腰を下ろし
新聞を手にした旅人は
首を傾げ
東の空へ、 ....
灰皿の中には
口紅のついた吸殻が三本と
長いままへし折られた
断末魔が一本転がっている
....
波は静かにおどる
朝の眠りの中を漂うように
静寂だけがあたりをつつむ
命のかけらもないような
....
{引用=ポトケは常にいませども
現ならぬぞあわれなる
人の音せぬ暁に
ほのかに夢に見え給ふ}
....
二度とない、チャンスを。
逃すな。
★☆★ 法律大魔王から11度目の最初のお達し ★☆★
●自作のショートギャグを楽しむスレッドです。 ....
どこにだったか
どこでだったか
てんしのこえきいた
いつだったか
うまれるまえだ ....
こんなそらは
ボクには痛い
優しすぎて
こわくなる
抱きしめた感触
サヨナラのすべて
思い出 ....
きみを覆いながら
明け方
恋は側溝であった
大木を根こそぐ竜巻の強さでわたしの右足を巻き込む
....
ポケットティッシュに
詩を印刷して配ったらいい
一枚一枚にでも
広告の裏紙部分だけにでも
や ....
カルマ・業と言ったところで何ほどぞ
日々を磨ぐ如く行為するのみ
一人静 ....
自分のせいでもない
親のせいでもない
環境のせいでもない
誰のせいでもない
何かのせいでもな ....
大海原を駆ける
群れからはぐれた1羽の迷鳥の
その瞳に映る光景を見た
哀しげで ....
すべてを
守るために
命を守るために
君は
戦う
君は
英雄
かっこいいね
心壊れた
大切なものを
踏みにじられた
悲しむことも
知らない
己が
汚されるのも
....
誰も
信じたくない
誰とも
話ししたくない
顔も見たくない
全てが
うそ臭く
見え ....
000105
初春に 捨身の街 冴え渡る
新宿で 振り袖姿 見つけて ....
夢から覚めると 部屋だった
オレンジ色の 部屋だった
燃えるカアテン 葉の落ちた
枝の 輪郭う ....
即興詩 「僕はいま出航する」
僕はいま、
高々と碧い空に帆を揚げて、出航する。 ....
取り残された
あの日の時間
心の傍を
行ったり来たり
言葉の奥に
伸ばした腕で
君と ....
ぐぅたらと
テレビの音を無視しながら
ボリボリとものをつくる
ぐぅたらと
朝起きて新聞を ....
九月の歌は季節外れ
酔いにまかせて
奪い合った双眼鏡
女の子は男の子に
男の子は女の子に ....
科学者の卒業式
幽霊の入学式
みんな同じ服装で
帰った
彼は落とし穴を掘って
自ら落ち ....
まだ少し暑さが残るので
冷房のスイッチを入れる
と、角が取れた熱は
あっさりと部屋を去り
す ....
36rows, 1.02sec.