今回紹介するのはAWC秋田ポエトリーリーディングの世話人でもある、鈴木いく子さんの詩集『空気で伝えて ....
王様もいないこの国で
私の王子様になろうとしている
あなたなんて
バカみたいだね
不思議なアパートで
ときどき壁にコオロギが現れた
確かに昔、旅行中に逃げ出されて
部屋中コオロ ....
ちゃんと頑張れていないときや
色々なことがうまくいかないときは
休みの日に雨が降るといいんだ ....
今この瞬間
このタイミングで
あの日
じいちゃんは何を思って居たのだろう
確かまだ
南の島 ....
カシャとピストル撃って、たたんで
カシャとピストル撃って、たたんで
工場作業は朝9時朝礼から ....
果樹園の果樹を腐らせる液体
十年間もかけて製造したというのに
その間に果樹園は閉鎖されて
今や ....
四拍子の崩壊が必然的にそれは必然、崩壊? 旋律の必然いや解体
叩く戦いの残滓に戦い叩かれ戦いだから ....
いきなり立ち上がって脳みそ揺れる
目が回る世界
ようこそ
おいとまします
時 ....
純粋ではない動機
から始まって
純粋な気持ちが
後からやっと追いついた
そんな愛のカタチは
....
夕焼を見ると思い出す。
教会の鐘が鳴り響いていたあの日を。
夕焼の記憶がなぜか東の空まで広がって ....
お人好しの楽天家を
気取ったって
些細な石にもつまづく
几帳面
後ろを向きながら
前へ ....
黒鷹 もう飛び去ってください
雪が降る前に漂う ....
その彼の面影に勝手な幻(りそう)を重ね
もし隣りにいても相手がどうしているとかは
空ゴト
....
秋の気配
夏の木陰は
やや寒し
手の平に刺さった刺を針で追うと、
吹き出すような声とともに刺は奥へと引っ込んだ。
夢の中でさえ上 ....
この先も
ずっと
おなじ空を
君と
眺めていたい
抱きしめたい
青く
吸い込ま ....
僕にとっては日常的な作業なのだけれど、一般的にはそうではないのだろうか、と思った。絵描きやデザインを ....
じゃぐちをひねったら
鎖骨から流れ出ている
それはスウェットのしずく
水のように ろ過されて
....
この文章はおそらく君に読まれる事はないだろうから
だからこれはほとんどひとりごとのようなものだ
....
秋をたたえた果実が
冷蔵庫の中で
しずかにたゆたっている
喉の奥で鈴虫が鳴いたので
そろ ....
渚のざわめきは
ナトリウム灯のオレンジに溶けて消え
九月の海が
わたしの名を呼んだ
絹を ....
網戸から冷たい風がひゅるりきて布団をひっぱる秋の明け方
この風に吹かれてどこまで飛んでいこ ....
遠い昔から
風も空気もずっと同じ
めぐっている
かわったとしたら
人の呼吸で吐き出されて
....
ひたひたと
君の足音が 今日も聞こえる
僕の傷ついた羽は
もうすぐ 治りそうだよ
君 ....
秋の陽気に口説かれ一葉が輝き
我も少し武装解除したし
どこまでも透ける ....
ぐどんな眼の光の中で
うつろに映える映像は
意識に至ることもなく
ただそこに
影を落とすだけ ....
戦争がしたい 何となく血の気は思う
腕を回して 僕は燃う
血がしたい 僕は思う
性別や年齢 ....
ねぇ、世界なんて目が回る
寝てても回る、夢見てもね、止らないんだ
ねぇ、奇跡なんて起 ....
最後のキスは
最高のキスだった
それ以上は
求められないね
心はもう
すれ違ってしまってる
君 ....
優しさってどんなものだろう、と考える
目に見えるものと見えないものがある
常に必要だと思える ....
私は最近、朝の青。
君は今日、暮れゆく群青の海。
けっして出会えない僕たちは、それでも互 ....
まさにピラミッド内でさ迷った野蛮な呼気について理性は考えていた、早くも、考えていたが、考えていたら、 ....
陽だまりのような日常が
どこかに
存在していたりするのかしら
だれかの心の中に
小さくともる ....
ピアノの雨を浴びて
君は待っている
冬の駅を急ぐ、
冬の人 ....
「乳ガン」
私の母は胸に何か違和感を感じると言って病院に行った
病院から帰って来た母の顔 ....
心臓が集まるとファンタジーになる
初秋に夏をふり返る日
スパイスをスプーンいっぱいほおば ....
目指す高みは
遥か上空に在り
今はまだ霞んで見えないが
いつか必ずそこからの ....
2008年9月9日
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
秋田県でいただいた秋田の詩集2 「空気で伝えて2008」
イダヅカマコ...
散文(批評...
3*
08-9-9 22:30
王子様
くしゃみ
自由詩
2*
08-9-9 21:35
スズムシとフタホシコオロギ
海里
自由詩
2
08-9-9 21:34
雨音と着信
しずく
自由詩
1
08-9-9 21:27
じいちゃんへ。
プル式
自由詩
6*
08-9-9 20:57
歯車
yoyo
自由詩
6
08-9-9 20:55
夢破
セガール、ご...
自由詩
3
08-9-9 20:30
戦線の痕跡に必然と飛行
KETIPA
自由詩
1
08-9-9 19:31
契約と誓い。
wister...
自由詩
0
08-9-9 19:20
暗闇に敷き詰めたオレンジ
皆月 零胤
自由詩
6*
08-9-9 19:19
あの日の夕焼
村上 まり
自由詩
1
08-9-9 19:08
僕らしき僕らしさが僕らしい
nonya
自由詩
8*
08-9-9 18:44
黒鷹 もう飛び去ってください
里欣
自由詩
3
08-9-9 17:45
ミス・サンドベージュ
Wasabi...
自由詩
6
08-9-9 15:58
夕暮れ
木
俳句
1*
08-9-9 15:37
[ほんとうは]
東雲 李葉
自由詩
5*
08-9-9 15:26
青空
まさ
自由詩
1
08-9-9 15:26
想像の中で2次元を3次元化する、についての考察。
プル式
散文(批評...
1*
08-9-9 13:43
はさま(夏と秋)
唐草フウ
自由詩
7*
08-9-9 13:05
ラブレス
さわ田マヨネ
自由詩
13
08-9-9 12:56
初秋
明楽
自由詩
3
08-9-9 10:44
海蛍 (二)
銀猫
自由詩
16*
08-9-9 10:26
秋の1日
ユメサキハル
短歌
0
08-9-9 9:46
大気
蒼木りん
自由詩
1
08-9-9 9:31
足音(2)
じゅじゅ。
自由詩
1
08-9-9 8:25
秋の陽気
アハウ
短歌
2
08-9-9 8:03
むなしさの時を越えて
籠球次郎
自由詩
0
08-9-9 6:39
雪
十二支蝶
自由詩
0
08-9-9 4:21
キミは光 ボクは影 ユメマボロシ
azure_...
自由詩
0
08-9-9 3:16
最後のキス
ヒロシ
自由詩
2
08-9-9 2:39
やさしさについての過去論
vi
自由詩
1*
08-9-9 2:30
出会うまで
木
自由詩
1*
08-9-9 2:20
神楽火法典
詩集ただよう
自由詩
0
08-9-9 1:19
陽だまりのような
しろたしろ
自由詩
2
08-9-9 0:44
ピアノ
草野春心
自由詩
2
08-9-9 0:35
無力
雪女
自由詩
2
08-9-9 0:26
おかえり
たちばなまこ...
自由詩
24*
08-9-9 0:19
立志
しずく
自由詩
1
08-9-9 0:10
38rows, 1.01sec.