今日も気づいてしまいました。自分が自覚する限りでも何十回目のことではありますが、
自分があまりにも ....
死のように
強い
反復のなかで、きみは
夜にはむかっている
それぞれは
一回限りで ....
あなたが忘れたおとなになるよ。
ぼくは、
変えられない未来を、運命とは呼ばない。
....
来週の今頃はシカゴにいる
一週間ぶっつづけで
シカゴで仕事をしている
時差は14時 ....
名古屋から豊橋に向かう途中の小さな街だった。何よりも高く、観覧車はそびえ立っていた。その観覧車は、遊 ....
オルゴールの箱を開けると
止まっていた
あの頃の時間が動きだす
もうずっと昔
子供の頃の
....
夏の余した最後の赤で
サルビアが燃える
風が湿気を掃い
柿の実がひっそりと
みどりの ....
ねこがほしい
すごくねこが欲しい
ねこというかねこそのものというか
もういいです
ねこを下さ ....
疲れた足を ぽたり ぽたりと
落として帰る
長い長い通り雨のあとに
昨日の分の溜め息を ....
美しい日々が消えて
遠ざかる視線が消えて
傷つく意味も消えて
美しい日々が消えて
君にな ....
捧ぐというような
意味ではなく
夕べからのほんのりとした思考
秋だなあ
などと思う午後の真ん ....
マッチョなイメージ{ルビ筋黒白蝶=スジグロシロチョウ}
筋翅りゅうりゅう牛丼たべた
嘘です可憐な ....
歌うことの魂 求めてる清明な日に
空蝉 響き駆ける空は
古典を読みた ....
お元気ですか?
過ごしやすい季節になってきましたね。
体の具合はいかがでしょうか。
僕はと言え ....
短歌 「わが友に贈る歌」
ペガサスの
飛ぶがごとくに便りあり
ミッドナイトの花 ....
「目をこらしてごらんなさい
この世界はふわふわ漂っている
箱庭なのです」
風が草の ....
機を織る音は雨の音に似ている
人の心臓が脈打つ期待と怯えが
まったき雫になって林の上に降り注ぐ
....
切手って
ペランとした羽根のようなもの
涙の味と似てる、切手って
おてがみにつけるお守り(ちゃ ....
私という生命が
物事に感応した時
私の心は何故って
私自身に問いかける
私はさまざまな言 ....
毎月いっこ
巡りあわせが良かったなら
隣で笑っている
この子のような存在になった
かもしれな ....
いったい何から伝えればいいのか分からないけれど
君に伝えたいことがあるんだ
今日まで多く ....
雨でも無いのに霞む線路道
ヘッドフォンから聞こえる六弦の弾き(はじき)
森のなかへの餌食の様に飲 ....
空中の緑を
音も無く貫く光
音も無く跳ねる光、の
無数の視線の合う一瞬
摩擦 ....
弦を叩いた 反芻に
旋律はとてもうつくしい応え
わたしも毎日 傍聴する
雨の日は く ....
赤いおべべを着た赤児はどこにおる
わたしのかわいい乳呑み児は
寒かろうと夜な夜 ....
月に想いを寄せる
少女の涙は
悲しみの理由
夜風の優しさに心が痛む ....
この国にゃ神はおらんでよ
旅に出とる
神渡しじゃ
神渡しじゃ
....
その門は
過 去
にも
来 世
....
生まれながらにわたしの友達のからだにはウジがわいています。わたしは可哀相に思って、濡れタオルをつかっ ....
変わらないものなどない
終わらないことなどない
もう君を抱きしめることも
触れ合うこともで ....
深く人を傷つけるのに、罪が軽すぎる犯罪。
再犯率は70%以上とも言うのに、何の対策もされない。
....
夕焼けに
親指を立てて
田舎町のバイパスで
ヒッチハイクした
止まる車はなく
僕 ....
涙にぬれた街角や草木の生える路地裏で
煙草をふかし帰宅する
わが道は遠くにあるけどつかめ ....
ほんとうにだいじなものをきみはしっている
あまりにもありふれていてとおりすぎる
自販機の中に眠る
時の亡骸
ほんとうの暗闇を
冷蔵庫は育て ....
目をつむろうか
草花が閉じるように
ゆっくりと心にぶらさがって
切り取 ....
深夜2時。
車の窓を全部開けて走る。
少し冷たい夏の終わりが少しずつ距離を明確にするから、
夜 ....
看病して
泣いたたまご
ふじ色の瓶ごと
呑みながらする
予定通りの非常識
明日 ....
黒い雲です空一面
私は黒い傘を持って
駅まで旦那を向かえに行きます
雨が降るだろうと思っていま ....
加筆訂正:- 切手/唐草フウ[18:36]
- 2行つけくわえました。
39rows, 1.05sec.