不眠不休の、ガソリンスタンド。
給油口にホースを突っ込んだまま、
メーターの数字を眺めているなん ....
なりゆきを知っておいてもらいたくて
君に伝えるよ
不特定多数の君に宛てて
ある程度事が進んでか ....
薄暗い辺りにひとり
寂しさに浸りながら
窓際に体を預けて
想いの途切れた一瞬に
光がまつ ....
数字の機械化カラー
うすまるいたまご
星光る夜
あんちょこ どんちょうの隅
かしこまったタ ....
片方の手が火に花になり
もう片方の手が眠らず見ていた
寝床は静かだった
寝床は緑だ ....
ぼくがいなくなっても
さみしくないように
きみのまくらもとに
ちいさなかみさまを
おいて ....
ある事柄ついて自分はどう思うか、そして、「こんなことを考えたのだけれど、ほかの人はどう思います?」と ....
ぼくらの足裏には磁石があって
方位を引きずりながら暮らしている
北とか東とか南とか西とか
ちゃ ....
人工衛星の飛んでいる辺りには
たくさんの浮力が
れきしを
漂流させている
いつからか ....
この世で一番 自分が大嫌い
でも どうでもいいってわけじゃない
こんな 僕なんかいなければ
....
深い藍を伴った夕霧はルリスズメダイの色
イルミネーションは腐臭のする街灯の影を逸らす
架せら ....
グリーンピースに
コークスクリュー
死人に梔子
詩人に朽ち無し
笑うシャレコウベ
貰う洒落 ....
* *
みじめったらしくいじらしく
きたなくやさしくつめたいの
よわくずるくてうつくしい
....
今から40年前
モノクロームな戦後の昭和
素朴なふたりの物語
たまたま
男は人の紹 ....
甘っちょろい顔をしてたら
隙を突かれる世の中なので
日々の仕事に入ってゆくと
{ルビ般若 ....
今は亡き作家が
生前過ごした祈りの家を目指し
地下鉄の風が吹き抜ける
階段を地上へ上る
....
夜まで
桜の木の下で
お花見をしている
とても
大きな
桜の木
風も
少し
....
雪の降る夜に
どこからか
白兎が
現れた
白兎は
飛びまわり
跳ね回っている
いつ ....
雪の中を
雪うさぎは
穴から
飛び出し
走り回っている
鼻をぴくぴく
させながら
....
白い猫、が、
ほそらみ
墓場へ
対話、に、
沿っていく
諧調
わたしたちは実感するんだ
....
静止する
日常
動揺する
僕の手首
太陽をにらむ
君の顔
たったひとつの ....
レコードの針 ぱつ ぱつ
エネループが空になった
そんなら 次に写真をとるのはいつだろ と
....
{引用=(鍵盤が駆け上がる夜、/ガラス片、/鉄塔/に続く紅の、足跡、//)}
裏側はどうなっ ....
テントの隅で転がって
仰向けの空を見た
風も静寂も地熱も
青く佇んで消えていく
ぬるい酒 ....
巡り巡る絶望と狂気
人という枷をも忘れて獣と化す
後に残るは社会的制裁
それさえ見えずに踊り狂 ....
変わらぬもの
それは二つに分けられる
変わらぬもの
それは大切なもの
生涯有益となりえる ....
喫茶店のマッチ箱に
印刷された
ボクの終焉
深夜に降った
想い出のせいで
モノトー ....
北アメリカ航空宇宙防衛司令部の情報によると
サンタクロースは現在ネパール上空にいるそうだ
....
街は彼女連れ
俺達は徒然
知り合いのカップルは知らないと闊歩
三人の男ととことん最低にシャッポ ....
風のかがやきとセピアを追いかけるようにくるるるらせんを描く
あっ銀杏仲良く囁きあってる ....
コモレビーム発射!!
この前4ヶ月ぶりに美容院に行った
それまで伸ばしっぱなしだ ....
明かりを消して
部屋でLEDを決め込み
視界がチカチカし始める
LEDで見える
ディズニ ....
離れないで
側にいて
どこにも行かないで
あたしだけをみて
そんな気 ....
大晦日いっぱいの蕎麦食す音
冬銀河世界の闇を照らすだけ
言い訳をしても止まらぬ年の暮れ
おはよう、こどもたち。
サンタの夢を見ただろうか。
大人もこどももきっとしあわせを望んでる。
....
おとぎばなしを信じる
そんな年頃を過ぎても
おとぎばなしは今も
あの頃のまま、まだ
....
あ‥‥‥
いつもの天井
変わらぬ部屋にワタシはポツン
変だなあ
眠る時 ....
昔付き合った娘が、Gorillaz聴いてたので
Gorillazを聴くと彼女を思い出す。
....
優しい言葉なんて要らないから
苦しまないように巧くやってくれ
あの娘が 街のネオンの渦に吸い込ま ....
さてさて。
ことしのもくひょうはナンにしよっかな〜
と、
指を折りながら
独り身 ....
きょーちゃんはクリスマスが大好き
サンタさんからプレゼントが届くからです
クリスマスの朝 ....
時計の針でトリップする娘瞼の裏は雨模様
白い小部屋で緩んでるけど静脈注射子熊のダンス
絞りき ....
あたしのことをせかいじゅうのだれよりも大好きじゃないといやなの。
あたしのために
出来もしな ....
雨が止んだね
傘が泣いているよ
さっきまで雨が降っていたからね
でもすぐ泣き止むよ ....
手にとって
読み返す葉書
紙の山に埋もれていても
あなたの文字は
見つけられる
その文 ....
私は壊れた人形
誰に思われるでもなく
忘れられて箱に仕舞われた
確か主人が名前をくれた筈
....
イブの夜に赤い炎をイメージし生きていることラッキーと思ふ
つややかな光をまとい 流れてゆく光は
やがて 大地を潤す糧となる
そこに立っている君よ
....
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