逢いたくて ただ待ち続ける
{ルビ七夜=ななよ}の月 もうすぐアナタに逢える
たった一夜{ル ....
せつない夜は
何して過ごす
ことば遊びの
ことば紡いで
とろとろ落ちる
時間を織ろ ....
今日わたしは
はじめて
自分の声を
発したようである
意味はまだない
欠陥である
....
剥き出しの詩が走り出した
語りたい事もわからずに、失踪の予感だけは十分に
彼女の ....
たくさんの切り取られたハイビスカスを敷いてわたしは眠っているけれども
ハイビスカスの香 ....
続きだけの道を歩く 方角は二十七個ある
なだらかな草原の坂 みんな自由になった
緑の夕日を待 ....
「ほんといい人だね」の言葉
何も感じなかった
ただ喜んでいた
今までは
....
見慣れた夏が来て
また、あの少年が
車に轢かれて死んだ
死に続ける者も
生き続ける者も
同 ....
あ
何かが弾けた
あ
何かが消えた
あ
何かが生れた
あ
....
灼熱の時間が過ぎ去り
辺りの温度が急速に奪われてゆく
乾燥した大気
ひび割れ、叫びたが ....
相変わらず愛だの恋だのは人気者で
夏ともなると入道雲や青空が歌いだす
どの番組も同じに見えてしま ....
そこにあった
小さな温かなもの
確かにここに存在した
....
電話番号占いって知ってる?
って唐突の質問
教えてよっていえば
じゃあここに番号入れてと
....
旅だとか
なんだとか
の前で
ぼくは無性にくすぐったくなる
ここは星がきれいだ
た ....
きらきら
水の粒が
きらきら
きらきら
光の粒が
きらきら
きらきら
お互い
そうじゃないと
わ ....
ひろって 交番に
届けてくれた お礼にと
そのひとは せつなく
あまい 夏の思い出の
残り香 ....
君の夏の中に
向日葵は咲いた
去年よりも太い茎で
大きな花を咲かせて
はっきりとした向日 ....
涼しくなった夜を迎えたら
わたしはもう 必要ないの
暑かったから 一緒にいられたの
....
格子縞の海を
旅してる
あなたの自転車が
さみしい弧を
描いているのだろう
音がする
....
泣いてるよ
思いっきり
心から泣いてるよ
枯れた花を拾うあの子も
心では泣いてるのかな
心 ....
瞼の向こうはいつも雨…だから「ひとみ」のナミダ誰にも見えない。
....
涙するほど悩んでる人は
小さな願いをずっと抱えて
生きている。
強がって見せて
....
また、一粒 涙をこぼす
こぼすたびに
わたしの心が汚れてゆく
この涙は
自分のた ....
お菓子の家に住みたいと思ったことがある奴はいるか?
そんなカツオが見そうな夢を見たことがある奴は手 ....
時は良い
時は羨ましい
全てを感じられて
何者にも縛られず
ただ、ただ、悠然と
流れる ....
助けてください
指輪を飲んでしまいました
細い、銀色の
装飾らしい装飾もない
小指につける小 ....
酔ひつきて手酌は野暮よと差し出せば宵の月揺るすすきの水面
さっきまで
少し怖い夢を見ていたんだ
もう覚えてないけれど
だからホ ....
さあ
いいこと考えた
きもちわるいこと考えたぜ
オラァ
串刺し
梅干し
僕の星屑
....
人生において
お金持ちになること
子供のころから夢見た職業につくこと
外見・内面ともに素晴らし ....
もう高くなったそら
だれかに呼ばれてるようで
だれかを呼びたいようで
なにかを忘れたい ....
滴がポタリ
雨が降ってきた
新しい命が
又一つ芽吹く
小さいからつい
甘やかし過ぎる位 ....
あの彗星を追い抜くには
おれの命はあまりにも遅すぎる
もっとスピードを
もっとスピード ....
蜃気楼を信じて
砂漠に打ち上げられた鯨
現実から逃げ出して
淡水の夢を見たけれど
安 ....
スポイトで吸った液をガラスに乗せ、顕微鏡で覗いた神秘の世界。
銀河の始まりもこんなに小さなものだ ....
あなたは背を向けたまま一度もこちらを向かなかった
遠くで誰も乗らないバスが走り去っていく音
....
隣に眠る君に内緒で
この小さな部屋の片隅を
そっと箱のようにして
宇宙から
切り取って
し ....
ひかり
のように
....
ほんとうに好きなんだったら、、、
よくそんなこと言われてたよな
好きだから、苦しいんだよ ....
きみのあいが何故か痛い日。
あたし達は未熟だからね、
(上手なやさしさの提供の仕方 ....
ひまわりのうなじは
ふれると
かたくてざらざらしていた
ひまわりといえば
黄いろと茶いろ
....
あなたはわたしのことを
とりあえず丸呑みにしてくれていた
易く消化できる部分は
笑いととも ....
あなたの重荷になりたい。
あなたの心が崩れ落ちてしまうほどの重荷になりたい。
なくなっ ....
蒼の天蓋
と、
切り取られた
過ぎ逝く季節の空気は、
きっと
黄 ....
ペットボトルが散らかった
小さな部屋の
6センチの窓から顔を出した月を
今はねむいから、と
....
夢見る頃はもう過ぎ去った
本気で夢を見ていたのはいつまでだっただろう
何故人は夢を諦めるのか ....
もし辿り着く事が可能なら
僕は真実が知りたい
妙に着飾った言葉や
上辺だけの美辞麗句
....
借り物の肉体に、自我なんて大層な仰々しいパッケージング。
マーケットに定められた、仮の時価や期限を ....
「エナジー×ブルー」
群青がはじきかえした陽の弱み それでも翼奪える熱射 ....
「目にはさやかに見えねども」
二の腕に日向の匂い残りおり 気付けば日暮れ夕風の立 ....
大きな線香花火が
今日もゆっくり
海へと落ちていった
水に浸かる瞬間に
ジュっと
火の消え ....
地下鉄の広告の中で
昔の女優が微笑んでいた
オードリーになりたいの
そんな私に
貴方はモンロ ....
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