愛のかたちってどんなもの?
触れるとやわらかくて 弾力があって
姿をかえていくの?
愛に種 ....
月を眺めた。
ら、きみの顔がそっと浮かんだ。
きみとの繋がりがまだ欲しくて、一方的に電話 ....
拝啓
やあやあ
初めましての方も
そうでない方も
こんばんは
梅雨特有の
....
夜空を見ても
雲が空を埋め尽してる
そんな空を眺めてたら
雲の隙間から月が
ちらっと覗いてる
まるで ....
刃が
葉のかたちを描く
死と夜は出会う
羽と羽以外のもののあいだにさかいめ ....
言葉に挑んでみる
言葉の世界は広くて深いので
何もしなければ
言葉に溺れてしまう
バタバタす ....
放課後の学校は静かで
でもまだどこかにざわめきを隠していて
傾いてきた栗色の光が
少女たちの瞳 ....
なんでなんでどうして
って言って
夜を剥がしに行く
いつのまにかあたしは幼くて
剥製の群れを ....
埃くさい
骨組みだけの
濃いひかり
会いたくなった
確かめたくなった
....
花選び散散迷いて りんどうと
決めて俄かに秋をさみしむ
帰り来し子にぞ言はれて屋上に
....
白い花
バナナのように
焦げて
梔子よ
腐ってゆくのは
それは
....
あたしは知ってる
あなたがとても孤独なこと
あたしは知ってる
あなたが笑いたいのに笑えないこと ....
いつのまにか
溶け込んでいた、世界と
私との接着面に
体温計をさしてみる
ゆっくりと
....
いま じぶんには
まだ 見えていないものが
あると ためらいながらも
言わねばなるまい 最大で ....
暑くて猫もバテ気味
クーラーの温度下げようかなぁ
でも環境のために
ガマンするかなぁ
そういいなが ....
ありがとうを言おう。
さよならを言おう。
もっと冷静になれとアナタは笑いながら言った。
あたし ....
2007/06/28
ブラックライトアップ同盟 ....
ときどき浮かび上がる記憶の断片
もっとよく見ようと手を伸ばすと
するすると溶けるように消えて ....
青い空には なんにもないけれど
天使が住んでいるの
今日は行けないとあなたが云った
抑揚が ....
虹がミドリで怖い
茶色がミドリで怖い
喉の奥がミドリで怖い
目を瞑るとミドリで怖い
近所の肉 ....
新種の君に
逢いたくなった
波は引力に導かれ
おおよその生き物はSynchroしてる
....
点描したゾウリムシが
紙に対して小さくてもいいと思うのです
ゾウリムシは元々小さいから
....
他人に優しくしたいなら、
それは、とても簡単なことだ。
その人の事を何も知らなければいい。
あなたのたましいはきっと水色
見たこともないほどきれいな水色
そばに行くと私のたましいまで洗わ ....
私なら 泡じゃなくて風がいい
いとしい愛しいあの髪を
そおっとなぜて消えていく
そんなふうな ....
悲しく零れそうな梅雨空に、ハグを。
ムカつくくらい綺麗な夏空に、キスを。
在り続けなければいけな ....
けだるく 深く
大気はうねり
緩い曲線を描く
高曇りの靄に
太陽は弛緩して
街路 ....
ポーチの中には大切なものがいっぱい
チャックが壊れたのを人のせいにするのはもう嫌
その澄んだ目に ....
放課後には少しはやい 午後
夏の始まりを
逃がさないように
自転車同士
つないだ手
ふたり ....
笑いながら抜けた永久歯、
人生を箇条書きにするならば。
目が醒めたら口にガムを放り込む 噛ん ....
お前は優しく俺を愛撫して癒してくれる
お前は優しく俺に微笑んで安らがせてくれる
....
恋をするなら
声の素敵な子猫を飼って
恋しい 恋しいと啼かせます
一人の夜に膝に抱いて
小さ ....
夢が
ラーメンと絡み合い
汁を押しのけていた、朝の
ギターは脂の
のった昼下がりの
温 ....
1
昔、三人の男が互いに足の速さを競っていた。最年長の男はやがて体力が落ちてきて競争から脱落し ....
薄明かるい、白んだ灰色のフロアで、その右手前にひとつの白い影がある。
まるで皿の上にくしゃりと放り ....
一つの授業が終わるたびに
階段を下りて
一階にある自動販売機で
レモネードを飲んでいた
今日 ....
弾が来て
落ちると
なかは鳥だった
音だけの羽が
土になびく
三角 ....
脳内メーカー
http://maker.usoko.net/nounai/
名前 ....
* 雨 ぷらす 享楽
かたつむりを追いかけたり
水たまりに入ってみたり
いつもと違う遊 ....
振り込め詐欺がまだオレオレ詐欺と呼ばれていた頃の話。当時私は両親と同居していた。ある日の午前中、た ....
列車の出入り口近く
一番混みあうところ
何かの手違いか
小さな花が咲いてる
どんなに混んでも ....
埃をかぶった辞典を開いて
君に伝えたい言葉を探してみる
学のない頭から出てくる言葉は
....
自由な蝶が 僕を超えて行く
ああ また夏が来るんだ
羽ばたく速度を上げて 僕を超えて行く
....
僕が いつ どんな方法で死ぬことになっても
それはギャグです
ウケなかったらゴメンなさい
少 ....
鳥はいいなぁ
と誰かが言った
鳥のどこがどういいのか
説明こそしてくれなかったけど ....
経過そして解決
解決という名の忘却
忘却から欠落へ
欠落と同時に脱落
病 ....
僕は生まれた後に盲目になった
気が付けば暗闇の中に放り込まれたという感じだ 僕には盲目になる前 ....
一人ぼっちになって
寂しいけれど
泣かないで
ここで待ってます
だって
また頭を撫でてもらいたいか ....
言い訳の言い訳なんて要らないんだ
?
せめて言い訳の代わりにため息吐いてるんだ
?
ゴジラが ....
きみはサンドイッチは一方向から食べるべきだと
散々ぼくを罵倒したあとにもう行かなきゃって朝
....
一人部屋
雨音の部屋
湿った部屋
花咲かぬ部屋
日の差さぬ部屋
長雨を
眺めるわた ....
てのひらから青い地球がころりとこぼれ落ち
てしまったので、園児たちはみなぽかんと口
をあけて空の ....
何故、私はそこに居ないのですか。
そんなに邪魔ですか。
私が出るとみんな居なくなって。
....
おひなたさま
おひなたさま
ときどき きみは 耳慣れない言葉を発する。
「 & ....
明日から
あなた以外のものを
ちゃんと直視できるだろうか
あなたがいれば他に何もいらないと ....
傷を摺り合わせて
流れるのは 血か 涙か
今はわからずとも
朝が来ればわかるでしょ ....
メタファだといってしまえば
なんだって許される?
リアルだといってしまえば
なんだって嘘に ....
スーパーマーケットの野菜畑で
トンボを追いかけてたら
彼女は冷凍食品畑で
ピアノのお稽古をはじ ....
どこかの古墳を解体して
壁画を科学することを
別に
否定はしないけど
私には興味がない
....
わたしと働く人たちから
わたしは能力がある
仕事ができると
評価してもらえたら
わたしはきっ ....
かばんを一つだけ持って
やって来たのはさびれたバー
水を恵んでもらおうと
立ち寄ってからもう7 ....
貧しい村の群衆に紛れ
無数の足音の下を
痩せ細った
病める女が這っていた
....
盲目の地平に金属の悲鳴を響かせ
悲しみの影に歩みを合わせ
荒い呼吸を繰り返す
やがて風の音が消 ....
迷惑だったら
ごめんなさい
眠たいのに
ごめんなさい
忙しいのに
ごめんなさい ....
夜の底に潜む
白く荒い呼吸の流れ
予想外の眩暈と共に
私は落ちていきます
停滞したまま動 ....
二号館には
幽霊がいる
獅子のような尾を持った犬が
檻の内側から近づいてくる
わたし ....
誰かに嫌われたり
誰かに騙されたり
誰かに愛されたり
全て混ぜ合わせると
結局は黒に ....
襲ってくる波はどうしてあたしを動かすのだろう
あたしはどうして動かされて うごくのだろう
....
細いだけのものを紡ぎ
不器用に飾られた
花のネックレス
朽ちてしまうことも知らずに
綺麗さだ ....
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